手がかりとしてのスマホ環境
Codexを導入して3ヶ月ちょい経ちましたが、使い方によって明暗が分かれています。
まず、真っ当な使い方としての開発エージェントとしての使い方はおおむね順調かなと思っています。
Codexがいなかったら何ヶ月かかっていたんだろう、という難解なタスクもあっさりできるようになった。
イチから大規模なアプリを作る実践はまだですが、複雑な要件でなければなんとかなりそうな気はしています。
ただし、「理解負債」という新しい概念も登場していてこれは折りに触れて対処したいところ。
Codexに任せれば任せるほど自分のリポジトリなのに自分が理解できない部分というのが増えていくため、
意識的にキャッチアップしないといずれ初歩的な改修でさえ人力では行き詰まってしまいます。
幸い、キャッチアップ自体もCodexが補助してくれるので解決の見通しは立てやすいですが、
実務的には時短したい欲求との戦いになりそうな気がしています。
まぁ、過信は禁物ですがその辺も人間が入力するプロンプト次第なところもあり、便利なツールであることは確か。
一方、あまり順調とは言えないのがナレッジベースのアシスタントとしての運用。
自分は創作に関する設定メモをかつてはアナログノート、2010年以降は主に着想メモとしてEvernoteに溜めていましたが、
今年初頭にこれをプライベートリポジトリ化してプロジェクトとしてまとめました。
こうすることによりCodexは横断的に情報を探索することができるため、
情報の整理(矛盾がないかどうか等)、断片的な情報の集約、創作に関する壁打ち相手などに応用できるようになります。
これで創作はさらに発展する……かに思えたのですが、実際にはあまり捗っていません。
絶対にいままでよりも合理化が進んでいるのになぜ?
これは、シンプルに「スマホに対応していない」というのが原因のひとつであると思っています。
創作活動自体は腰を据えてPC環境でするのが当たり前かもしれませんが、
「創作設定を練る」という行為自体はいつどこでも発生しうる着想によって進展するものであるため、
思いついたらさっと取り出してさっとやめられるスマホの方が相性は良いです。
実際、これまで創作設定が発展してきたのは最速メモアプリ「Drafts」のおかげといっても過言ではなく、
そういう意味ではもう創作活動(の下地作り)はここ16年ほどはスマホが舞台なんですよね。
しかしCodexは現時点でスマホに対応していません。
web版なら対応していないわけではないものの、ネイティブ対応でない時点で利便性は劣るのが現実です。
じゃあ「2025年は創作が捗った」というのはなんだったのかという話になるわけですが、
Codex導入以前はChatGPT Projectsという機能で創作の壁打ちをしていたのでスマホでの創作設定が捗っていたんですね。
いまでもそれはできるんですが、こっちで進めてしまうとCodex側との情報に差が出てしまうし、
かといって現状ProjectsとGitリポジトリを同期する手段は存在しないのでどうにもならないという状況です。
まぁ、こうした現状を踏まえるといったんCodexは考えないでProjectsに絞るのが無難な気はしますが。
確かにナレッジベースを作れるのは魅力的ではあるものの、
それも「腰を据えて取り組む」タイプのタスクということなのでしょう。
情報が散乱しているのは確かなので、その整理こそ腰を据えてやりたいというのは考えているのですが、
優先度が高いわけではないのでなかなか手が出ていないのが現状です。GW計画に組み込んでみてもいいかも。
というわけで「創作はスマホ環境必須」というのがここ3ヶ月で新たに生まれた反省です。
創作は去年と違って今年はマストの計画ではありませんが、去年の勢いを殺さない程度に続けたいところです。