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#8287

椎骨動脈解離で入院生活 #5

今日の出来事入院

入院5日目。
車椅子を卒業して自力で歩いてもよくなりました。


ようやく少し心の落ち着きを取り戻したというか環境に少しは適応できて心に余裕が出てきたので、
今後の身の振り方について、まずは足元の年間計画から考えてみることにしました
(この記事はタイトルは入院生活編の続きですが、事実上の『2027年計画 #1』でもあります)。


まず、今年の年間計画の主要タスクは「ピクミンコミュニティの安定運営」「読書の復活」「ゲーム制作着手」でした。
このうち1番目についてはサブタスクとして期間限定ランキングの開催がマストとして設定されており、
これを今年こそ開催できるか否かが今年の評価を左右する想定です。
読書は03〜06月に集中して取り組んだので「(一時的に)復活した」とは言える段階ではありますが、
ハズレの本も多かったので本当に有意義だったのかと言われると微妙なところです。
ゲーム制作についてはそれなりに構想はできていますが、期間限定が優先なのでなかなか着手できていません。
まず、これが入院前の自分の現状でした。


今回の入院で、大きく変わった価値観があります。
それは、「自由というのは有限であり、しかも自分が思っている以上に少なさそうである」ということです。
病院ではすべての自由が奪われ、生きるために必要な最小限のタスクしか与えられない。
病院生活が不自由なのは確かで、そこに疑う余地はありません。
問題は、意欲・身体・境遇(社会的地位)が噛み合っていない独身の生活も本質的には大差は無いということです。
思い返せば体調が悪かったり、Aをやらないといけないけどやりたくないような状況下にあったりと、
何かが噛み合わないときの自分も病院生活並みに不自由な生活を送っていたように思う。
そしてその原因の一端は間違いなく健康にあるというのが厄年のような2026年を過ごしていて痛感していることですが、
タスク設定の不適切さというのも同じくらい不自由さに加担しているのではないかと改めて思ったわけです。
「これまで続けてきたからやらないといけない」「立場上やらないといけない」
そういう名目上重要そうなタスクに押しつぶされて、自分は膨大な自由時間を浪費してきてしまったのではないかと。


もちろん、自由を支払った結果相応に報われているのならそれは良いことだと思います。
問題は、社会的需要が無く、リワードを期待できないのにただこだわりや惰性の義務感で続けているようなケース。
そういうタスクは、果たして自由時間を支払い続ける価値が本当にあるのか、
せめてもう少し支払いコストを少なくできないか、その辺を今一度考え直す必要があるのではないだろうか。
自由を徹底的に奪われてそんなことを考えるようになりました。
もはや自分は社会(特にネット社会)にとって「何者でもない」ことは前提であり受け入れざるをえない。
その上で一度きりの人生のQOLを可能な限り高める方向にシフトしようということですね。
もう自分はネットで承認欲求とか追っているような段階ではないのでしょう。


そして自分にとってもっとも割に合わない活動は、やはりというか現状このブログが筆頭であると言わざるを得ません。
1日平均1.5時間を22年間毎日支払い続けているわけですからね(あくまでも体感ベースですが)。
その長い道のりを抜きにして考えても基本的には自分にとって有意義だと思っているし辞めるつもりはないですが、
今後、つまり23年目以降はできれば他のタスクを圧迫するようなことは可能な限り避けていきたい。
有意義とはいえさすがに現状ほどの自由を差し出すほどの価値は無いと思うからです。


そこで思いついた2027年の最初のタスクは、ブログのアシスタントツールを作るという計画です。
ブログは結局「書きたいことが決まっている日の執筆作業」そのものは特に負担になっていません。
問題は日次の管理ができずに当日の執筆をサボると週末に溜まった下書きを処理するために土日に時間を圧迫されたり、
ネタ管理をいまだに感覚でやっているのでネタが枯渇した際に捻り出すのに相当の時間を要することです。
逆に言えば、この辺をシステム1に頼らないロジックに委ねることができればブログ執筆はそれほど負担にならない……はず。
そこで、日次タスクのリマインドやネタ管理システムをCodexで作れないだろうか、ということです。
人力開発なら割に合わないかもしれないけれど、Codexならタイパも良いしやってみる価値はありそう。
ちなみにブログ以外の活動についてはやりたくてやっている側面が強いので現状問題にはしていません。


むろん、自分は根っからの計画人間なので自由時間をただ捻出しただけではその分ダラダラすることが目に見えていて、
それはそれでツラいことがあるのも知っています(それをツラいと思うことの是非はさておき)。
なので、何もコスパの悪い活動を事業仕分けすればいいと思っているわけではありません。
ただ、差し当たりブログについてはもう少し踏み込んでメスを入れてみてもいいのかも、と改めて思った次第。


#8286

椎骨動脈解離で入院生活 #4

今日の出来事入院

入院4日目。


入院中の睡眠事情について。
実は緊急入院した初日は結果的に本当に一睡もできませんでした。
スマホを含むあらゆる情報端末と切り離され、しかも常用している睡眠薬も無く普段とまったく違う睡眠環境。
枕ひとつ変わるだけで眠れなくなる自分にとってこれは地獄に等しい睡眠環境で、まあ当然のように眠れませんでした。
翌日、看護師に相談して睡眠薬を2錠処方してもらったのですが、それでも眠れない。
時間差でもう2錠もらいましたが効かないことはわかっています。結局2日目もほとんど眠れませんでした。
3日目の夜、4錠一気に服薬することでようやく4時間ほど眠れるようになり、
また少しずつ入院環境に適応してきたことで昼寝もできるようになってきました。


基本的に病院は環境の変化を差し置いても眠れる環境ではありません。
まず、そもそも日中からずっとベッドの上にいて寝転がっているのに夜すんなり眠れるわけがない。
そして病院の夜は地獄です。
そもそもここは脳神経外科を扱う病院なわけで、頭のおかしい老人がたくさん入っているわけです。
初日は深夜02時過ぎからしばらく言葉にならない呻き声が聞こえてきたり、
2日目は深夜03時から数時間の間、壊れたおもちゃのように「すいませ〜ん」と看護師を呼ぶおじいちゃんがいたり
(ナースコールを押せば看護師は飛んでくるが、声ではナースステーションまで届かない)。
とにかく24時間なんらかのヤバい状況がそこかしこで起きていて、とても安眠どころではないわけです。
ナースコールもほぼ24時間どこかで鳴っています。


日中帯はボケた老人たちと看護師とのバトルが繰り広げられます。
「痛い〜!」「もうやだぁ〜!」と幼児退行して微妙にいやらしい声で拒絶を繰り返すおばあちゃん。
飲食のたびにむせて死にそうになっている95歳のおじいちゃん。
壊れたおもちゃのように「誰か来てくださいよぉ〜!」と数時間単位で連呼する壊れたおもちゃ。
中には反抗的な老人もいるらしく、だいたい2日に1回くらいの割合で看護師の怒号が聞こえてきます。


まあ思うところはいろいろありますが、
06時に起きて朝食を食べさせられ、12時に昼食、18時に夕食、21時に消灯して就寝というただそれだけの生活を繰り返せば、
そりゃ頭もおかしくなるよなと思わなくもないです。
もちろん認知症の原因は退屈だからではなく他にいろいろな要因が絡んでいるのでしょうが、
いまのところ自分にとって病院という場所はひたすら自由を奪われ、自由の大切さを再確認する場所です。
そしてその自由という資源はいつしか失われ、自分も彼らのような老人にならざるを得ないのだと思うと……。
人生の有限性を改めて感じずにはいられません。


#8285

椎骨動脈解離で入院生活 #3

今日の出来事入院

入院3日目。
いよいよ本格的な検査……のはずが、思っていたよりも簡単に済みました。
そもそも当初、緊急入院した当時の主治医の話ではカテーテル検査をするという話でした。
カテーテル検査は、鼠蹊部(足の付け根)の動脈に太い針を刺し、
そこから血管内に管を通して脳の血管に造影剤を入れるという、聞くだけで恐ろしい検査。
それ自体が患部を治すだけではないので扱いとしては「検査」ですが、検査自体は手術室でやるそうです。
いったいどういう原理で鼠蹊部から頭まで迷わずに管を通すのか。


ところが今日実際にやったのは「造影MRI」でした。
つまりここまでですでに3回やっているMRIとやることはほぼ同じで、
唯一違うのは検査前にガドリニウムという造影剤を血管に注入すること。
それならそれなりに痛い注射を伴うのかと思いきや、すでにある点滴の穴を流用できるそうです。
というわけでやっていることはほぼいつものMRI検査でした。
あれ、じゃあ造影MRIをやったからカテーテル検査をするほどではなくなったのか……と思いきや、
カテーテル検査はそれはそれで来週やるそうです。
カテーテル検査の方が脳血管を細かいところまで見ることができるので、そこで最終的な判断ということになりそう。


あと、午後には遠路はるばる父親が面会に来てくれました。
緊急入院した時点で両親の連絡先は病院側に渡っており、主治医から電話連絡も行ったそうです。
父親も血圧が高くてあらゆる薬を飲んでいるそうですが、
「こちら側の世界にようこそ」と言わんばかりに血圧関係の詳しい蘊蓄が出てきました。
自分もそういうことに気を遣わなければならないフェーズに足を踏み入れてしまったんだと実感した瞬間です。


一昨日の入院後から昨日一日は本当に意気消沈していて何も考えられずにいました。
今日も基本的にはずっとネガティブでした。
動脈解離が仮に何事もなく無事に終わり、今後は食生活改善・軽運動を本気で取り組まなければならないですね、
というだけの話なら落ち込む必要はないわけですよ。
ただ、仕事面、金銭面の不安は拭えません。今回の件でまあ少なく見積もって1週間は入院することになる。
有休日数は余っているので有休で補填することはおそらくできる。
しかし仕事の特性上、現場の状況は所属会社の有休が余っているので問題ないとは当然なりません。
仕事はものすごく中途半端なところで半ば投げ捨てるように引き継ぎをお願いしてきましたが、
自社の代替要員がいるわけではないので自分起因でプロジェクトに遅れが生ずれば会社間の契約に当然響くでしょう。
最悪の場合は退院後すぐに早期退場、次の現場探しを余儀なくされて待機期間が生じてボーナスがガッツリ減る可能性も。
そこまでいかなくても今回のことでしばらくは単価を上げにくくなったとは思います。
今回の件が近い将来の昇給額に響く可能性は大いにある。
また、そもそも入院が長引けば有休日数が足りなくなる可能性もあり、
そうなると足元の資金繰りからして困る可能性も出てきます。


あとはなんと言っても医療費。
自分はずーっと健康でこの先も健康だろうと高を括っていたので当然のごとく医療保険に入っていません。
会社に確認したところ、どうやら入院手当みたいな制度も無い。
一方、1回で負担3割でも数千円取られるMRIを今日まで毎日やっているわけで、
さらに入院そのものが1泊1万円近くかかる想定。自己負担額だけ見てもかなりの負担になることが目に見えています。
これに関してはいろいろ不本意な出費が重なって直近の中では特に金銭負担を感じている状況の最中なので、
本当の本当に最悪のタイミングとしか言いようがありません。
ソロライブのチケット抽選が当たったことがまったく喜べないのもこれのせいです。
いちおう助けを求めて本社担当営業になんらかの支援制度がないか聞いてみたのですが、
「ありません。」と冷徹な回答だったのでたいへん失望しました。
その後、CCに入れていたチームリーダーから個別に連絡が来て「保険組合で高額医療費の負担を軽減する制度があるよ」
と教えてもらい、もう営業に頼るのはやめてこの人だけを信頼しようと改めて思った次第です。


とにかく現状は血管の状態よりも、復職できるのかどうかと金銭のことの方が不安です。
面会に来た親がなんとなくそれを察したのか見舞金として10万円くれました。
健保組合の高額医療費負担軽減制度を使えば実質負担は10万円以上にならない可能性があるので、
もしかしたら親のおかげで逆にプラスになる可能性も出てきましたが……
ここまで裏目を引き続けている自分の運はもはや信用に値しないので、まあ最悪のケースを想定しておくこととします。
ギリギリ高額医療費のボーダーを超えずに結局全額自己負担になるみたいな未来が見える見える。


#8284

椎骨動脈解離で入院生活 #2

今日の出来事入院

入院2日目。
スマホのバッテリーはギリギリ生きていましたが本当にギリギリでした。
朝早く、前日の夜に看護師に頼んでおいたルームサービスのおばちゃんが現れ、この人が救世主になります。
ここでのルームサービスとは、足腰の立たない患者に代わって売店やコンビニなどで買い物をしてきてくれるサービス。
まあ他にもいろいろな雑用を頼んでもいいそうですが、
少なくとも買い物代行は自分のような独り身にはとてもありがたいサービスです。
逆に言えば、こういうサービスに依存しないとスマホの充電さえできなかったということですが。


病院側からは入院するにあたり患者側で用意しなければならない消耗品等も案内されており、
そのうち箸、コップ、スプーン、歯ブラシはレンタル品を支給され、
本当はスリッパも借りられるはずだったのですが、予備が無かったそうで靴を代用することになりました。
そこでルームサービスのおばちゃんには、差し当たりティッシュ、割り箸、歯磨き粉などの必須級の消耗品のほか、
病院が用意しろと言っているシャンプー類と、あとは忘れてはならないスマホ充電器をお願いすることにしました。
おばちゃんには「とりあえず5,000円で足りるでしょ」と言われ5,000円渡しましたが、
実際にはスマホ充電器だけでほぼ5,000円かかり、追加で1,000円かかってしまいました。
スマホ充電器をその場しのぎで買うのはもう何度目だろう。
もう常に予備をカバンに忍ばせておくくらいでいいですね……。


ともあれ、これでついにスマホ解禁。
スマホさえあればもうなんでもできる……と思っていたのですが、正直まだ状況の激変に頭が追いついていないのもあり、
スマホで悠々自適にゲームやSNSという気分にはとてもなれませんでした。
その気になれば漫画全巻読んだり、未プレイの有料スマホゲームに着手したり、
YouTubeで動画を見たり、音楽を聴いたりといろいろなことができるのですが、いずれも着手する気になれませんでした。
結局今日はMRI検査を1回やるだけだったのですが、
あとはずーっとTwitterのサブアカのおすすめタイムラインを読んでいました。
少し前までおすすめタイムラインは読みすぎるとキュレーションが壊れてパーソナライズが効かなくなるバグがあり、
見たくもないスキャンダル、エログロ、胸糞系漫画などが大量に流れる傾向にありましたが、
いつの間にか直っていたようで本当に無限スクロールできるようになっていました。
ある意味、それが今日の自分を救ったのかもしれない……。


それにしても、いわゆる病院食を食べたのは初めてだったのですが、そのショボさに驚きました。
朝食なんておかずはミニオムライス(弁当とかに入れるやつ)だけですよ。
これでどうやっておわん1杯分のご飯を片付ければいいんだという。
昼夜はおかずが2品になり、デザートも付き、味噌汁もついたので入院翌日の朝だけが特殊だったのかもしれませんが、
いずれにしろ量が少ないのは確か……。


#8283

椎骨動脈解離で入院生活 #1

今日の出来事入院

もしかしたら、今日が自分の人生にとって大きな分かれ道だったのかもしれません。
人生で初めて入院することになりました。それも、一切の事前準備を許されない緊急入院。
昨日の予感は不幸にも当たってしまったというわけです。


一昨日発症したと思われる頭痛は、三日目になって明らかに「右半球のみ」に痛みが出るようになりました。
当初は後頭部の首の近くだけ感じていた痛みは頭蓋内の範囲にも広がるようになり、左側はなんともない。
これはいわゆる片頭痛なのではないかと思い、チャッピー先生に症状を説明しました。
ChatGPTは自分が寝違えだと思っていた発症初日から、「後頭神経痛で説明できる部分に重なる症状が多い」としつつも、
吐き気、めまい、呂律が回らない、嘔吐感、手足の痺れがあれば
椎骨動脈解離などの血管性疾患の可能性が否定できないため、すぐに救急受診すべきとも回答していました。
とはいえ自分は発症から今日までそういう症状は出ていないので、
少なくともそうした急を要する事態にはなっていないと認識していました。が、ただの寝違えとも思い難い。


2日目もChatGPTに「痛みの範囲が広がりつつあり、首を振ったり下に向けると痛む」などの症状を説明しました。
回答は、それが本当に後頭神経痛や頸性頭痛であれば矛盾する症状ではないとしつつも、
「椎骨動脈解離の可能性を否定するためにも脳神経外科の受診を強く勧める」というものでした。
そして3日目、「片頭痛の可能性は無いか?」と現在の症状を添えて質問したところ、
「確かに片頭痛の可能性もあるし、依然頸性頭痛の可能性もある。しかし椎骨動脈解離の可能性もいまだ捨てきれないし、
それはオンライン診療で判断できるものではない。できれば今日、無理なら明日にでも医師の診察を受けるべき」
と言われ、ここで自分はようやく、「できれば今日」というフレーズから
これが只事ではない可能性があるニュアンスを感じ取り、最寄りの脳神経外科へ行ってみることにしました。
まあこの頭痛がある限り作業も集中できないし土曜日に主催予定のイベントにもまあまあ支障が出る。
MRI検査はやるだろうから医療費は安くないけど、
市販薬でどうにもならない段階なら背に腹はかえられんか……と思い渋々行くことに。


バスで最寄の脳神経外科病院に行き、MRI検査。
MRIは超強力な磁力のチカラで脳内の映像を撮るすごい機械で、動作中は爆音で電子音やらなんやらが鳴るのですが、
なんというかエレクトロニカを作る売れない前衛音楽家が最終トラックにドヤ顔で入れてそうな音楽性を感じました。
そして診療室でその結果の画像を見ながら医師が淡々と説明を始めました。
「脳はまったく異常出てなくて綺麗です。ただ首から脳に伸びている血管がここにあるんですが……
ここまで影が映らないように細くなっていて、ここで一気に広がっているでしょ。
……椎骨動脈解離って知ってますか?」
「(ChatGPT先生が言ってたやつだ……!)」
「これは最悪の場合、くも膜下出血や脳梗塞といった重篤な症状を引き起こしかねないので、
私いまから紹介状を書くので、明日にでも大きな病院に行って改めて見てもらった方がいいです」


面倒なことになったなぁ……と、この時点ではまだまだ楽観的に考えていました。
しかし大きな病院のおそらく救急外来の担当医と話している受付のお姉さんが、電話を片手に近づいてきました。
「あの、今から来ることはできないかって言われていて……。タクシーとかで行きます?」
「今から……ですか?」
本当にちょっと業務中の中抜けという感覚で出てきたので、
この時点でスマホのバッテリーも危ういくらい準備ができておらず、念の為電車移動中だけChargeSpotで充電しました。


約8,000円を支払ってその病院は後にしましたが、その後バス→電車と乗り換えて大きな病院の救急外来へ。
すぐに下着以外の服をすべて脱いで簡素な病衣に着替えるように言われ、診療台へ寝かされました。
これじゃあ本当に救急の患者みたいじゃないか……。
ベテランっぽい日本人の看護師とバイトっぽい外国人の看護師?の2人がかりで作業は同時に進み、
左手は点滴注射を打たれ、右手は血を抜かれ、個人情報を根掘り葉掘り聞かれ、そしてしばらく放置されました。


10分後くらいに担当医師を名乗る男性が登場。
引き継ぎ前の病院からもらったデータをまだ見れていないので確実なことは言えないが、と前置きしつつも、
「前の病院の先生が言うように椎骨動脈解離なら、発症すぐが一番危険なタイミングです。
あなたはいま3日目なのでもっとも危険な山場はすでに越えているが、まだ万が一が無いともいえない。
今日はできればこのまま入院していただきたいのですが、よろしいですか?」
「今すぐ……ですか?」
「はい」
「一時的に帰宅して準備をしたいんですが……。仕事も何もかも途中で来ているので……。せめてスマホの充電器を……」
「気持ちはわかりますが、私としては一時帰宅も我慢していただきたいです。いまはとにかく目を離したくない」
「どうしてもですか」
「付き添いがいればいいんですけどね。お一人でしょう。
仮に許可をして、万が一めまいが出て呂律が回らなくなったら電話もできなくなるんです。そうすると助けさえ呼べない。
そういう可能性がある以上は許可できないですね」
「わかりました……」


そしてしばらくして、念のためこちらでもMRI検査を受けることに。
MRI検査室へ移動するのですが、看護師が押してきたのはなんと車椅子。
「しばらくはこれで移動しましょう」
と車椅子に押されて移動する自分。大げさだなぁ……と思いましたがこんなのは序の口でした。
今日2回目の出来の悪い電子音楽を聴いて、今日のところは病室で寝ることに。
もちろん車椅子で移動し、着いたのは別棟の3階。
「ご自分では歩けないので、トイレに行きたいときはこれで呼んでください。あと今日は何度か血圧測りに来ますね」
と説明され、この日はそのままトイレにも行かず、ただ病室に横たわって無心でいました。
最後の頼みの綱のスマホはもうバッテリー切れ寸前で何もできない。
環境が変わった上に常備薬の睡眠薬にも頼れないのでとにかく寝れない。
もとより、深夜も3時間おきに看護師が血圧を測りに来るので眠れるわけがありません。
結局初日は一睡もせずに翌日を迎えることになり、こうして自分の人生初の入院生活が唐突に始まったのでした。


#8282

入院と保険

今日の出来事身体の問題

昨日、おそらく寝違えによって発生した後頭神経痛らしき症状ですが、
一晩経っても緩和しないどころか悪化の一途を辿っています。
睡眠中に圧迫されたであろう右後頭部の頭蓋骨のすぐ下にある柔らかいところの圧痛はかなり緩和したんですが、
なぜか神経痛が頭蓋骨の中まで侵入しており、頭の右半球全体に広がりつつあります。
これ、もしかしてちょっとヤバい……?
ただの寝違えでこんなことになるものなんでしょうか。


こういう只事ではなさそうな体の異変で頭をよぎるのは、入院に伴う各種負担や環境の変化です。
まず金銭的には入院に伴う諸々の出費に加えて、仕事をしないことによる控除というダブルパンチを食らいます。
前者は保険組合の制度で自己負担額が一定額を超えると超えた分を組合が負担してくれる制度がある他、
後者は傷病手当金制度を使えば給料の3分の2までは出るし、有休が余っていればそれを使う手もあります。
社会人に対してはこのようにセーフティネットがかなり充実しているので
金銭不足を理由に入院しないという選択肢は基本的には無いですが、まあそれでも多少なり経費はかかりそうです。
金銭的猶予が本当にゼロの場合はかなり難しそう。
そしてこういうときのために保険というサービスがあるわけですね。
家族を養っているわけでもないのに保険に入って果たしてメリットがあるのか微妙なところですが……。
独身なら自分一人どうにかすればいい都合上、毎月の掛金を支払い続けるよりも万が一のためのお金は別に用意しておいて、
先述の各種制度をフル活用した方がコスパは良いような気はします。


金銭以外で問題になりそうなのは、有り余る時間をどう過ごすか、プライバシーの問題とストレス、
あとはおそらく仮に自分が入院したとして一番の悩みになりそうなのが睡眠環境の違いですね。
暇になる問題についてはネット環境とMacbookさえあれば事実上普段とほぼ変わらない活動ができそう。
ネット環境が無い場合が問題で、ひたすら読書、オフラインゲーム、ブログ執筆をサイクルすることになりそう……。
プライバシー問題は、個室ではないなら多少なりストレス要因になりそうな気がしますが周囲の人次第でしょうか。
よっぽどうるさければずーっと音楽聴くことになるんだろうか。
ここまではテクノロジーでカバーできるところですが、睡眠環境だけはどうにもなりません。
自分は枕が変わるだけで眠れなくなる性分だし、
消灯時間も一律なら眠くないタイミングで横にならざるを得ないケースも多々あると思われ、
睡眠を発端としてさまざまなことが崩れていくのが目に見えています。
たぶん、これのせいで日中の暇な時間も十分にポテンシャルを発揮できないんだろうなぁ……。
Macbookがあればなんでもできるはずなのに、なんだかんだで成果を生み出せなさそう。
逆に、もし入院生活に適応できたら睡眠リズムを本格的に矯正するきっかけになるかもしれませんけどね。
少なくとも現状のように曜日によって起床時間が大きく変わるような生活からは抜け出すので、
毎日同じ時間に起床する訓練にはなるかもしれない。


とまあ妄想膨らむ入院問題ですが、それはそれとしてこの頭痛は早く治ってほしいものです。
今日明日で落ち着かないようなら脳神経外科の受診も検討ですかね……。


#8281

後頭部の寝違え

今日の出来事身体の問題

おそらくタオルケットを丸めて枕代わりにして寝てしまった弊害で、
後頭部の頭蓋骨のちょうど下当たりにある神経が圧迫されてほぼ一日頭痛のような症状に悩まされていました。
読んで字の如く後頭神経痛と言うそうで、Geminiに相談したら患部を冷やせと言われ、
ChatGPTに相談したら患部を暖めろと言われました。どっちやねん。
幸いにもたまたまイブクイックDXが残っていたので退勤後くらいのタイミングでこれを飲み、
執筆時点では回復傾向にあります。
日中はとにかくしんどかったので仕事どころではなく、
上司に相談してタスクを放棄して定時ダッシュしてしまったので明日は皺寄せのための残業デーになりそうです。


最近すごく思うのは、自己実現を阻む7割くらいは体調不良なのではないかということですね。
残り3割は運でしょうか。まあこれは生まれ持った性質・境遇・家庭環境を考慮しないので異論はあると思いますが。
とにかく自分がやりたい・やるべきだと思っていることについて短期・中期・長期でちゃんと見通しを立てても、
身体に異常を来していればどうにもならないわけです。
後頭神経痛くらいの体調不良は言い訳にならないと思われるかもしれませんが、
そう思えるのはよほど活動に対して真剣か、責任感があるか、またはゴリ押しできる体力があるからでしょう。
自分は根本的には怠惰人間でしかも軟弱、しかも趣味に関してはやる理由をいまだ明確に持っていない哀れな人間なので、
分かりやすい「やらない理由」になる体調不良は相当に脅威です。


さらに自分は体調不良によるポテンシャル低下を、少し前まで驚くほど軽視していました。
大学時代なんてまさに昼夜逆転病との戦いでしたが、
暗黙のうちに自分が100%のポテンシャルを出せる前提で年間計画を組んでいたように思います。
当然、1年のうち100%を発揮できる機会というのはそうそう無いわけで、そういう計画は例外なく破綻していました。
いま、やっと自分のダメな部分も多少は加味して計画を立てられるようになりつつありますが、
一方で「すべてできて当然」の計画はそれはそれで意味が無いことも痛感しています。


経験則で積み上げたマインドセットも、体調不良時には通用しないことが多いです。
必然的にできることが制限されるので短絡的かつローコストで刺激の強い娯楽にのめり込みやすい。
少し前の自分で言えば、それは仮想通貨取引でした。最近で言うとAI画像生成なんかもこれに入りそうです。
いずれにしろ、ポジティブで生産的な活動というのはまずできないことが多いです。
こう考えると、体調が悪いときのルーチンというのもあらかじめ考えておいた方がいいのかも。
症状にもよりますが、とにかく有休を取ってしまって昼間からスーパー銭湯に行くとか。
今日に関してはそれをやった方が賢かったような気はします。


寝相が悪すぎて朝起きたら身体のどこかが痛い、というケースはこれで年内2回目で(#08204 / 2026年06月02日)、
マットレスは新調したので腰回りは楽になったかと思いきや今回は枕元が原因という。
まぁ、今回はタオルケットを枕元に巻くという謎ムーブをしなければ避けられた話だと思うのでちょっと様子を見ます。
首回りのコリはもう慢性的に続いていて半ば放置していますが、
枕を変えればこの辺も多少はマシになるんでしょうかねぇ……。


#8280

心の弱さが行き着くところ

今日の出来事暗号資産

風の噂でグローバル仮想通貨取引所「Bitget」が日本国籍者向けサービスを終了することを知りました。
これで主要なグローバル取引所はすべて日本人をシャットアウトすることになり、
それでも海外取引所を使いたい場合はGateやMEXCなど出来高がワンランク下の取引所を使うことになります。
仮想通貨は今年、2023年以降で初めて明確に赤字撤退ということになってしまいました。
自分にとってトレードは退屈な日常にあって非日常への可能性が開かれた唯一のプラットフォームでしたが、
これに参入しているかぎり永遠に金銭的安定を感じることが無いし、
それが思っている以上にQOLを下げていることを痛感しているので、さすがにしばらくはやらないと思います。
そもそもビットコインに未来はあるのかという。


イラン-アメリカ&イスラエル戦争とウクライナ-ロシア戦争がどうなるのか、
トランプ大統領は中間選挙でどうなるのか、あるいは次代大統領はどう動くのか……
世界情勢は数年先の未来も読めない混沌の段階に突入していると思っているので、そもそも投機自体リスクが大きい。
今年のキオクシア株の乱高下を見ていると、日本株すらもう投機筋のおもちゃになっているような気もする。
投資の仕組みだけ考えれば、できるだけ早いうちから投信に突っ込むのがもっとも簡単なお金の増やし方です。
たぶん、現状もまだ投資をしないという選択肢は無い気がする。
ただちょっと動くのが遅すぎた感はありますね。
特に深く考えずにNISA口座を作った2019年当時の積立投信、あのままずっとキープしていればいまごろは……。
そう考えるとここ6年の自分は、こと金銭関係に関しては見事に不正解だけを選んできたようなところがあります。
前も書いた気がしますが、遠い将来に2020〜2025年の立ち回りの浅はかさはかなり後悔してそうな気はする。


投機に手を出してしまうのは、金銭以外にもさまざまな欲求不満の現れだと思っています。
退屈だから、誰かに認めてほしいから、特別でありたいから、などなど……。
ただ、それを一挙に解決する方法としてもっとも手軽なものに食いついてしまうのは心の弱さなんじゃないか、
というのは今後肝に銘じておきたいところです。
本来それらを手にいれるための正攻法であるところの生産的活動や勉学から逃げて結果だけ欲しいだけなんじゃないか、と。


#8279

コミケの全ブース巡回

年に2回の同人イベント、コミケ(C108)の2日目午後のみ参加してきました。
正直今回直前までかなり悩みました。
前々日に4時間の残業をして土曜日はほぼ疲労回復に注ぎ込み、日曜日の時点でも決して万全ではない。
しかもいま、同人推し活動は優先度が落ちていて2023年当時ほどの熱量もなかなか無い。
今回はさすがに体力回復に専念した方がいいのではないか……という気持ちが強かったのですが、
同伴する人がいる手前直前キャンセルもしづらく、結局行ってきました。
まぁでも結果的に、今回で改めてコミケの立ち回り方が確立したように思うのでそれについて書き残しておきます。


まず前提として、自分はある推し絵師さんのグッズを買うためにコミケへ行くという大義名分があります。
そしてその絵師さんはもともと人気でしたがこの3年でさらに人気になっており、
午後入場直後は新刊グッズを目当てとするファンによってものすごい行列が形成されます。
新刊グッズは真っ先に並んで買えるかどうか五分五分で、去年夏までは買えましたが去年冬は目の前で売り切れました。
そこで今回は端から諦め、コミケをなるべく広範囲に楽しむことに重点を置く方針に切り替えることに。


まず11時に午後入場待機列に並び、12時半ちょいすぎにビッグサイト入場。
今回は雨が降っていたので西ホール屋上は経由せずに屋内から西3・4の企業ブースへと向かい、
一通り回ったら東ホールに戻って東1〜3ホールで推し絵師さんの新刊を含むいくつかのサークルのグッズを購入。
さらに東7・8ホール→西1・2ホール、南ホール(一般→企業)の順に巡ってフィニッシュしました。
順序はもっと最適化できそうですが、自分にとっては初めてすべてのブースを見て回れたコミケになりました。
サークル列に並ぶとそれなりに時間を食うので、
いままでは東1〜3(4〜6)、7・8と西ホールの企業ブースくらいが関の山だったのですが、
今回は列に並ばない分時間的余裕が生まれた感じです。
ただ、それでも南ホールはもう少し時間をかけて見てまわりたかった感はありますね。
無理に全部回るのではなく重点的に見るブースをあらかじめ決めておいて、
そこにじっくり時間をかけるというやり方が良さそうです。


ただ、これは効率の問題であって体力の問題を考慮していません。
今回は全ホールを巡ったのもあってとにかく足が疲れました。歩くことそのものがしんどいと思うほどでした。
一番負担を感じているのは足なのは間違いないですが、帰宅後はなぜかすさまじい肩こりに悩まされていました。
重い荷物を背負っていたわけでもないのになぜ……。


にしてもこれだけの体力低下を実感すると、4年前に同じ靴で富士登山を決行したことが信じられないですね。
もう登山なんて無理なんじゃないかな……。
まぁ、この靴はもう限界を超えて履き潰しているのでそろそろ新調しなければならないのですが、
それはそれとしてコミケはやはり1日が限界ということを実感しています。
1日目のコミケは行ったことがないので行ってみたい気持ちは山々なのですが、両日となると本当に足が死にそう。


#8278

嬉しさの分類

今日の出来事言葉の定義

「最近あった嬉しい出来事を3つ答えてください」
と言われたらすぐに答えられますか?
自分はふとこれを思いついて、全然なくない? 最近のうっすらとした生活への絶望感はこれか? と改めて思いました。
「嬉しい」という形容動詞の辞書的意味は以下のように定義されています。



【嬉しい(うれし-い】


  1. 物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしい。自分にとってよいことが起き、愉快で、楽しい。
  2. 相手から受けた行為に感謝しているさま。ありがたい。かたじけない。
  3. (俗)かわいい。にくめない。
    (デジタル大辞泉)

超ざっくり言えば、〈嬉しい〉は①期待通りか期待以上の結果が得られたか、②それ自体が自分にとって良いことか、
③自分が何かをされてありがたみを感じるか、という3パターンによって生じる感情と読むことができます。
辞書的意味の3番目は完全にスルーしていますが。


あんまり深い洞察はしていないので思いつき程度の話になりますが、
まず①は期待しなければどう足掻いても〈嬉しい〉と感じることはなく、しかも現実が期待を上回る必要があります。
ボーナスは2.0ヶ月分が標準のある会社員が口座を見たら2.5ヶ月分入っていたら嬉しくなるのは当然ですが、
「まあ今期は頑張ったし3.0ヶ月分出るやろ笑」と高を括っていたら逆にがっかりするでしょう。
こういう予想外系の〈嬉しい〉は歳を重ねるごとに減っていくように思います。
期待が現実に沿うようになるからですね。


③は、当たり前ですが人間関係が必須になります。ただ人間関係さえあれば程度は問わない。
自分のために長期にわたって身を尽くしてくれた人への感謝の気持ちも、
旅行土産をくれた同僚への感謝の気持ちも〈嬉しい〉になりえます。
どの程度なら嬉しく感じるかというのは、その人の他人観というか性格にかなり依存するような気がします。
でも、ひとりぼっちだったら性格云々以前にこの意味の〈嬉しい〉は未来永劫感じることはないでしょう。


②は期待の有無や人間関係の有無に関わらず成り立ちうる〈嬉しい〉です。
「自分にとってよいこと」であればいいので、穿った見方をすれば「他人にとって嫌なこと」もその範疇になりうる。
たとえば有名人のスキャンダルだとか、知人友人親戚家族の不幸話だとか。
でも、それを冒頭の質問への回答に挙げる人はまれでしょう。
そして基本的に嬉しさの度合いでは①③>②と思われ、
自己都合だけの嬉しさは予想外の嬉しさや人間関係上の嬉しさに基本的には勝てないのではないかと思います。


〈嬉しい〉と思えることがあるかどうかというのは、明らかに実感としてのQOLを左右しそうな指標と言えます。
そして①が年齢によって減衰していくなら、長期的には③を重視せざるを得ない。
これは個人としてその差を実感することはないんでしょうけど、
結局〈嬉しい〉を送り合える健全な人間関係というのが後々重要になってくるんじゃないかと思うとともに、
いまの自分は特にそこまで人間関係に不足を感じていないと思っていたけれども、
自覚している以上に〈寂しい〉人間なんじゃないかと最近思うことが増えてきています。