スマホの一極集中問題
自分が最初にiPhoneを買ったのは2014年で、買ったのは当時最新のiPhone 5s 64GBでした(#03831 / 2014年08月02日)。
しかし「ゲーム機」としてのiPod touchはそれに4年先行しており、
iPhone 5sへの機種変は当初、生活用端末としてのAndroidとiPod touchを統合する狙いがありました。
そしてそれは(もともとiPod touchでも生活系アプリをそこそこ整備していたのもあって)すんなり定着し、
それ以降2回の機種変更を経て、スマホでできることは時代とともに着実に増え、いまもなお増え続けています。
もはや「PCではできないがスマホならできる」というようなことも少なくなってきたし、
スマホでできるならスマホで、という考え方はもはや当たり前になってきました。
いつの間にか、PCとスマホの地位が逆転してしまったわけです。
電子決済の台頭を考えると財布の地位すらも奪ってしまったと言えるかもしれません。
そういうわけで、いまや猫も杓子もスマートフォン、仕事もプライベートもスマートフォンという時代になり、
ありとあらゆる場面でスマホが活躍するようになりました。
コミュニケーションや決済系といった生活に欠かせないものから、調べ物や情報収集、エンタメ各種、買い物などなど。
最近だと傘やモバイルバッテリーを借りたり、外食中に注文したりするのにも使われるようになってきました。
そして最近はAIによっていよいよ本格的にPCができることを奪おうとしています。
Codex Mobileが安定運用できるようになったらもはやPCの前に座らずとも本格的なアプリ開発ができてしまいます。
いわばデジタル端末の一極集中が起きているわけですが、あまりの過剰さに埋もれていくものもあります。
たとえばいまの自分のiPhoneには873個のアプリが入っているのですが、
当然これをすみずみまで吟味した上で日々多数のアプリを利用しているわけではありません。
エンタメひとつにしてもYouTube、Twitch、電子書籍、ライブアプリ、そしてゲームと無数の選択肢があるわけですが、
これらをいちいち並べて真面目に評価して合理的に選択していたら膨大な意思決定リソースを消費します。
そこで、実際には楽しめるかどうかはさておき「エンタメはYouTube」とほぼ無意識的にイコールで結ばれていて、
他は本当に気が向いたときにしか開かないというのが現状です。
2014年当時は、ゲームはゲーム機で、作業はPCでやるのがある意味当たり前でした。
スマホはあくまでもコミュニケーションツールでしかなかったわけです。
だからこそゲームをやるときは他に気を取られることもなく没頭できていたのではないかと思います。
しかしスマホはこの物理的制約を乗り越えたことにより、
仮にゲームをやっていても通知が来たらそちらにどうしても気を取られてしまいます。
こういう事情を鑑みると、ことエンタメ系に関してはスマホ一極集中はよくないのではないかという気持ちもあり、
かつてのiPod touchのようにゲーム専用機としてのiOS端末の必要性は少し前から薄々感じています。
まぁ、分けたところで本当にゲームをやるのかどうかという問題はさておき、
ひとまず1台に集中しているところをメインとサブで2台に分けるのはやってもいいんじゃないかと。
AI関連や仮想通貨取引など明確にマルチタスクでやりたいスマホ作業というニーズも生まれており、
そういう意味では折りたたみiPhoneの登場には大いに期待しているのですが、
折りたたみiPhoneだと結局さらなる一極集中を避けられないので2台持ちでいいような気はします。
単に「サブ機がほしい」というだけならiPad miniがもっともコスパが良いような気がするのですが、
持ち運べる2台持ち前提だとやはりiPhoneシリーズのいずれかということになり、
そうなるとiPhone Airがほしいなぁ……という気持ちになるんですよね。
もういっそのこと秋の新製品発表を待たずに、この夏機種変してしまおうか検討中。