Chrononglyph

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最終更新日時更新2026/11/01 20:23:3126/11/01 20:23
(2026/11/01)昨今のサイバー攻撃からの脅威を未然に防ぐためにサーバー移転を実施しました。
#8346

幸せとは手段である

ソ・ウングク『幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ』を読みました。
丹念に読書録を書いている余裕はないので、
ここ数日電車の中で読んで頭に残っているフレーズを元に感想をつらつらと書いていきます。
……といっても、内容は大変に衝撃的なものでした。
今後の人生をより豊かに過ごしたいと願うのであれば、本当はもっと精読すべき類の本なのかもしれません。


著者は韓国の延世(ヨンセ)大学で心理学を教えている「進化心理学」の専門家であり、
この本では「どうしたら幸福になれるのか」というような自己啓発本にありがちな質問を正面から答えず、
「そもそも幸福というものがなぜ在るのか」という根本的な疑問と向き合います。
そして著者のそれに対する答えは、「幸福とは生存と繁栄のために必要な『手段』でしかない」というものです。
いったいどういうことなのでしょうか。


*  *  *


そもそも人類史において、人間が理性を持ち、なんだか動物よりも偉い存在と思うようになったのはごく最近のこと。
人類史全体を24時間に凝縮すれば、文化的な生活をしているのは大晦日23時以降の話でしかありません。
ではそれ以前はヒトはどのような暮らしをしていたのか。
常に飢えの危険があり、狩りにおいては協働が必要で、要するに「生存すること」が最重要課題でした。
他人に疎まれて孤立することは死を意味し、
またパートナーを見つけられないことは子孫の断絶を意味します。
我々現代人は熾烈な生存競争を生き残った末裔であり、
生存と繁栄のために動くように遺伝子レベルでプログラミングされている「遺伝子の乗り物」にすぎません。
ヒトは快感という報酬に釣られて、より生存しやすい、より繁殖しやすい方向に行動しているというわけです。
身も蓋もない表現になりますが、要するにお肉を食べたり女の子とハグしたりして得られるような快感が、
不快な経験よりも安定して多い人のことを著者は「幸せな人」と呼んでいます。
しかしそれは、エビせんを与えられて一芸を覚える犬のようなものだとも言います。
犬は結果として一芸ができるようになるが、それをやりたいという意思が決してあるわけではない。
ヒトの社会的成功と幸せの関係もその意味での一芸とエビせんのようなものなのではないかと。


そして、結局その意味での「幸せ」を得やすい人というのは明確に「外向性が強い遺伝子を持っている人」であり、
要するに幸せになれるかどうかというのは外向的な遺伝子を持っているかで半分くらいは決まってしまうそうです。
逆に言えば、お金、趣味嗜好、知能、学歴、宗教、その他諸々の個人特性では、幸せはあまり左右されません。
ヒトの快・不快というのはつまるところ他者との人間関係に基づくものであり、
快をもたらすのも、不快をもたらすのも究極的にはみんな「他人」です。
当然、その他人と安全な関係性を構築しやすい外向性の強い人は生存に有利であり、幸せを感じやすいというわけですね。


著者は、東アジア諸国、とりわけ日本や韓国は1人あたりGDPでかなり豊かな水準の国なのに、
貧困国よりもはるかに幸福指数が低いことを指摘しています。
著者は、これは過度に「他者の目線」を恐れるがゆえであると主張しています。
東アジア諸国はもともと稲作に向いた気候で、小集団で連帯して農業をすることが個人の生存に欠かせませんでした。
そうしたムラ社会的な気質でずっと暮らしてきたので、何か役割を得なければダメだという文化的な外圧がある。
しかし、著者は「幸せな活動とは他者によって優劣を決められない、ごく私的な活動」であって、
集団主義に埋没して他者の人生を生きているようでは幸せになるのは難しいと指摘します。
逆に言えば、個人主義が育っている気質の国は、その豊かさに関係なく個人は比較的幸せに生きています。
彼らは日本人や韓国人からしてみれば、「ずいぶん手前勝手だな」と思うような振る舞いをするかもしれませんが。


最近の研究では、マズローの段階欲求説は「逆なのではないか」という指摘が指示されています。
つまり人はまず生理的欲求(食欲、性欲など)が満たされた次に社会的欲求、自己実現……と向かうのではなく、
生理的欲求を満たすことが最終目的で、自己実現はそのための「手段」でしかないのではないかと。衝撃的です。
古代の哲学者であるアリストテレスは幸福を「最高善」といい、なにか高貴な目標かのように説きました。
その価値観は西洋哲学を地脈として現代にも受け継がれています。
しかし、著者をはじめとする進化心理学の学者たちはどうやらそれに対して懐疑的です。
「ヒトも100%動物に過ぎず、幸せは生存や生殖のための『手段』でしかないのではないか」と。
本書はそうした幸せに関するパラダイムシフトとも言える心理学研究の最前線について、軽快な筆致で説明された本です。


*  *  *


要するに「リア充は幸せになれるよ。しかもそれはだいたい遺伝で決まるよ。他の要素は関係ないよ」ということ。
これをいわゆる内向性の強い人に読んでもらって反応を聞いてみたいところです。
自分も内向性の強い人間なのでそれなりにショックを受けました。
本書は快楽主義を推奨しているわけではありませんが、しかしそれを否定もしていません。
結局それが動物としてのヒトの本質だからです。
しかしそもそも幸せは「目的」ではなくポジティブな方向に向かうための「手段」でしかない、
という冒頭の話を忘れてはいけません。快楽を得られないからお前の人生はダメだ、なんてことは誰も言っていません。


現代社会、とりわけ日本や韓国のような「個人主義<集団主義」的な国民性が強い社会においては、
その本質的な幸せ=快楽を短絡的に求めることがまるで良くないことかのような空気が漂っています。
幸せとは努力の末に掴むものだとか、他者より優位に立って初めて幸せになれるだとか。
確かに経済の仕組みは無視できないのである程度のお金は必要でしょうし、
必然的にそのために労働することも避けようがありません。
しかし「お金持ちになること」「社会的ステータス(他者承認)を得ること」それ自体は当人の幸福感に寄与しない。
社会の熾烈な競争を勝ち抜いたからといって、それだけで幸せになれる保証なんて何もないわけです。
むしろ、信頼できるパートナーや友達がいて日頃から楽しいコミュニケーションができて、
日々おいしいご飯を食べていられるのであればそれはもう十分に幸せだということです。
また、逆に言えば、これは孤独がいかに幸せから遠い地点にあるかということでもあります。


身も蓋もないと言ってしまえばそれまでの内容でしたが、
「幸せとは何か」に対してまったく新しい視点をインストールできたのは確かです。
この視点でこれまで読んできた自己啓発本を読み返したら、いろいろな発見があるかもしれません。


#8345

世界を揺るがす脆弱性

webサイトのバックエンド処理を担うことが多いプログラミング言語「PHP」に深刻な脆弱性が見つかり、
またその情報をハッカーがリークしたことから対応版のリリースを前倒しせざるを得なくなったようで、
今日の23時に配信されたパッチを自分のサイトに適用する作業をしていました。


影響を受けるPHPのバージョンは「5.4以上」。
PHP 5というのは2012年にリリースされた古いバージョンで、とっくの昔にサポートは終了しています。
また、報道によればPHPを使っているwebサイトはインターネット上のwebサイトの実に7割を占めており、
日本だけでなく世界中で大きな影響が出ています。
発端はAIが発見したとのことで、インターネットセキュリティ界隈は当面こういう騒ぎが続くのではないでしょうか。


サポート切れのバージョンでは今回の脆弱性の発表に対する個別のパッチは配布してくれないため、
万が一古いPHPを使っているサイトを運営して存続を望む場合、バージョンアップを余儀なくされます。
しかしメジャーバージョンを上げる場合、さまざまな事情で廃止された関数やクラス、メソッドなどが多数あり、
プログラムの大改修が必要になるケースがよくあります。
しかもバージョンを跨いでの更新となるとさらに問題はややこしくなり、そう簡単には対処できません。
自分もただPHPのバージョンを上げるだけのプロジェクトで仕事をしたことがあります。
つまり、普通なら計画的に時間とお金と労力を注ぎ込んでやることなんですね。
しかし今回、それをしなければ世界中のハッカーの標的になるというリスクにいきなり晒されるわけです。
古いサイトを抱えている小さな会社はごまんとあるでしょうが、そこかしこで炎上しそうです。
大金をかけてリプレイスの依頼を出すのか、いっそ自社サイトは切り捨てるのか……。
ネットに依存しているサービスを提供していると後者の決断もなかなか難しいので頭を抱えることになりそう。


今回のこれはかなり大きな衝撃ですが、長い目で見ればこれはまだ序の口なんだろうなと思います。
古い技術で持ちこたえているようなサイトは今後数年で一気に減らすんじゃないかなと。
いまはまだ、探そうと思えば20年前のキッズが作った個人サイトもないわけではないですが、
Yahoo! GeocitiesとInfoseekのサービス終了でその数は一気に減り、
そしてこれからのAI時代でトドメを刺されることになるのではないでしょうか。
個人的に今回はInternet Archiveも影響を受けてサービス停止中とのことですが、ここの存続が気になります。
Internet Archiveは本家が消してしまったサイトも収集して保存されているわけですが、
古いサイトを抱えているということはあらゆる面でAIにとって格好の餌食とも言えます。
とはいえ、個人としては「それでも存続はしてほしい」と無責任なことしか言えないんですけどね。


自分がネットを知ったころの個人サイト全盛期でサイトを立ち上げた人は、
……まぁ、とっくの昔にみんな卒業しているわけですが、今回の件でさらに振るい落とされていったのではないでしょうか。
もうこれからは個人サイト運営なんて物好きがやると言われかねない世の中に……もうなっている気がしないでもない。


#8344

ポケポケは三周年へ

もはや懐かしいレベルですが、入院前に勢いがあったホロドリにハマる少し前は、
フレンドを作って積極的にトレーディングするという活路を見出してポケポケに復帰しようとしていました。
実際に何人かフレンドを募集しておすそわけやトレードをし始めていました。
しかし直後、ホロドリの勢いに阻まれてすぐに活動は停滞し、もはやフレンドからはいつ切られてもおかしくありません。
それでもいちおうログインは続けています。
そのポケポケが2周年記念(Cシリーズ最初のパック)として「デュアルフュージョン」を発表。
3期目からは複合タイプが解禁され、複数のタイプを持つポケモンが登場します。
といっても、いままでもドラゴンタイプは複数タイプのわざを持っていたのでこれ自体に真新しさはありません。
複合タイプに関わるギミックがどれだけ面白いかで評価が変わりそう。


シーズンの節目ということでさまざまなテコ入れも予定されているようで、
自分が知っているかぎりでは「ステップアップバトル」の廃止とパック発表間隔が6週間になるのが主なトピックスです。
ステップアップバトルはいわば1人用対戦モードで、初回勝利報酬がなかなかおいしいコンテンツです。
Cシリーズからはこれに代わる新モードを用意する……と言っていたような気がしますが、続報は出てきていません。
いちおう途中から追加された「ランダムバトル」というモードもありますが、
これは運ゲーだと批判に晒されているのを見たことがあります。ポケポケって基本運ゲーなのでは……?


ポケポケは◆カードをコンプリートすると次のパックが出るまでの間だけ、
★1以上のレアカードがゲッチャレに登場するようになる仕様があります。
しかしこれまでの4週間隔ではログボ+リリース時に10〜20連だけではなかなか◆のコンプが難しかった現状があります。
6週間間隔になるとなると、
もしパック収録枚数がいままで通りなら単独パックのみリリースされる回は毎日剥いていれば◆は普通にコンプできそう。
そうするとパック砂時計は旧カードに使って、
新カードはパックを剥かずにゲッチャレで★1以上をかき集める感じになるのでしょうか。
あるいは、今度からコレクション限定★3が新登場するらしいので、
そのために結局重複してでも新パックを剥くことになるんだろうか。


ポケポケは基本的にエンジョイ勢が課金する理由は無いので、長期的に見るとサービスの存続はかなり怪しい気はします。
一番テコ入れするべきなのはプレミアムプランの拡充なのではないかと思うわけですが……。
エンジョイコレクターとしては細く長く続いてほしいと思っていますが、
毎回パックを発表するためにまあまあなお金がかかってそうですしね……。どうなることやら。


#8343

不愉快な認識齟齬

今日の出来事会社

ちょっと話題枯渇気味なので久々の愚痴をお許しください。
というのも、営業の立ち回りにうんざりして転職活動を始めるきっかけとなった今回の現場。
既存のメンバーは思っていたよりゆるい感じだし、前の現場ほど業務知識がスパゲッティ化しているわけでもない。
何よりもAI推進でどんどんAI使ってねという立場なのでその点も気楽。
まったく期待していなかったけれど、意外と気楽な現場なのかも……? という感触でした。


しかし、ひとつだけ気になる要素が……。
それは自分と同時にアサインした他社から派遣されてきた業務委託のおっさん。
おっさんというより、おじいさんと言った方がいいかもしれません。50代半ば〜後半くらいに見える白髪のおっさんで、
さぞかしベテランなのかと思いきや完全に真逆なんですね。
初日のPCセットアップを一緒にやったのですが、「本当にITエンジニアか?」と疑いたくなるほど初歩で躓きまくり、
何度も同じところでヘルプデスクの人を呼んで初日から怒られていました。
まぁ、その時点では「こんなロースキルでも高単価の仕事にありつけるんだからSESってちょろいなぁ……」
と他人事のように思っていたし、実際他社の人というのは関わらないことも多いのでなんとも思いませんでした。
ところが、日数が進んでそろそろ協働するようになるとどんどんその面倒臭さが明らかに……。


まぁ、もうこのパターンでこうじゃなかった試しが無いので薄々お察しでしたが、
そのおっさんはロースキルであるだけでなくかなりのコミュ障のようで、
PCセットアップの時点でそうでしたが会話が噛み合わないんですね。
こちらの発話がおっさんの中にある歪なフィルターにかけられて、変な解釈をされているという感じがある。
目の前の事実ではなく、いままでの経験で堆積している過去の記憶に基づいて会話をしているような。
いちおう仕事を頑張ろうとする姿勢はあるみたいでPMにいろいろ訊いているのですが、
PMも「すみません、何が言いたいのか分かりません」としばしば匙を投げています。


で、それだけならまあよくあるちょっと扱いの難しい人で済むんですが、
無能×コミュ障ときて、やはりというべきか性格もちょっと歪んでいるわけですよ。
今日は自分とその人にタスクが振られ、
おそらく業務理解を助けるために2人で分担してほしい、AIを活用してやってみてほしいと言われたのですが、
内容は1人が一度にやってしまった方が明らかに効率的なタスクでした。
そこで自分が全量引き受けておっさんには別作業を進めてもらう、
自分が終わったら内容を見てもらうということで当初は一致していました。
そして予定通り当日内に全部終わったあと、それのレビューをお願いしますという話をしたんですね。
このレビューはいわゆるコードレビューではなく、ちゃんと意図通りに書いているか見てほしい、
というくらいのニュアンスのつもりでした。
しかし、何度そういうニュアンスを説明しても
「AIで書いたものをレビューしろって、それって俺に全部丸投げってことじゃないですか(笑)」
と、しどろもどろに唇をプルプルさせながら自己主張していてこちらの話はてんで聞いてくれない。
いやいや、普通のコードレビューと違ってそこまで求めてないんですよと言っても話が通じないわけです。


確かに、AIアシストで作ったものを文字通りレビューしろと渡された場合、
その安全性等々を担保する責任はレビュワーに渡るわけで、
AIのポン出しコードを人力レビューしろと言われたら「それっておかしくない?」と言いたくなる気持ちは分かる。
「二人で見ましょう」と言えばまだ納得してくれたのかもしれません。
まぁ、いずれにしろちゃんと話せば何も角が立たずに終わったはずの話であり、
こちらの主張をいっさい汲み取ろうとしない姿勢には久々にかなりイラッとさせられました。
もうこの人にこちらから積極的に関わってあげることはやめて、
嫌っていることを悟られないように表面上は協調してとにかく無難にやり過ごすことにします。


なんというか、最近本当にイライラする機会が減っていたのでこういう気持ちになったのは久々でした。
結局のところ、世の中の不幸やイライラというのは
こういうコミュ障が周囲に配っているということが大きな要因としてあり、
つまりはこういう人を徹底的に避けることがストレスフリーを実現する手っ取り早い方法なんだと改めて思った次第です。
むろん、自分自身がコミュ障であるかぎりその呪縛からは逃れられないわけですが。


#8342

モチベを支える譜面

しばらく低空飛行だったホロライブの音ゲーこと通称ホロドリですが、割と盛り返しつつあります。
そのきっかけは、クレイジー・オリーというホロライブEN所属タレントのオリジナル曲。
正直言うと、自分はオリーをまったく知らないし配信もほぼ見たことはありません。
しかし入院当初にリリースされた『Oshi Mode On』をきっかけに、
オリジナル楽曲のジャンル傾向が自分の好みに驚くほど合っていることに気づきました。


レベル25にはオリーの『JOLLIE JOLLIE』という楽曲があるのですが、
これの作曲担当はずっと前から知っているKOTONOHOUSEさんということで、耳馴染みのある素敵な楽曲です。
そして譜面がとっても楽しいんですよね。いわゆる神曲神譜面というやつです。


基本的にHARD譜面は2本指で演奏するわけですが、EXPART譜面ではさすがに4本指使えた方が有利……
というかレベルが上がれば上がるほど2本指での攻略は(絶対不可能ではないものの)現実的ではなくなってきます。
しかし、2本指で200譜面以上フルコンしてきた自分にとって、4本指への移行はそう簡単にはいきません。
しかもちょうどその移行期にモチベを入院でぶった切られてしまったので、
EXPART譜面を埋めるペースは格段に落ちてしまってしまい、ログインしない日も多くなっていました。
そんな中たまたま着手したのが先述の『JOLLIE JOLLIE』。
この曲は4本指入門曲として驚くほど演奏しやすく、
これを毎日プレイしているうちにEXPART譜面にも適応できるようになりました。
フルコンしてからもなお、毎日のウォーミングアップにプレイし続けています。


結局この曲のおかげでレベル25近辺をプレイする習慣が根付き、
ついでに新エリア攻略をしたり、
ガチャを引いたりしているうちに★5の水着ルーナや水着ラミィも引いてキャラビルドも進み、
いまはEXPARTフルコン埋めを進めつつ推しキャラ各種のレート上げに勤しんでいるところです。
モチベは明確に入院前レベルまで持ち直したと思います。


思えば『beatmania IIDX』の初期も『Almace』という神曲神譜面のおかげで続けられたところがあるし、
音ゲーにおいてそういう楽曲の存在は(当たり前かもしれませんが)重要なのだろうなと改めて実感しました。


#8341

全員リタイア

若干気乗りがしない元同僚とのゲーム会がありました。
過去記事を見ると前回も気乗りしなかったと書いていますね……(#08026 / 2025年12月06日)。


2019年末入社のIT企業で未経験中途同士で仲良くなった縁で、会社が変わっても続いているこの集まり。
基本的には4人のうち自分ともう1人がいまだに週1回オンラインで話している仲なので、
その延長線上で年1〜2回ほどオフラインでも集まっているという感じです。


当初はまだみんなの(自分も)意識が高く、こういうプログラミング言語が旬だとか、
フレームワークにはこういうものがあるとか、資格がどうのこうのといったキャリアアップに関する話が主でした。
全員同じ会社に在籍していた当時はもっと高頻度で集まっていて、
自分もこの会のおかげでほどよく意識高めをキープでき、それがスキルアップにつながったような気もします。
しかし2021年春に1人目が脱落、2022年初頭には自分もヘッドハンティングによって離脱。
そしてこのたび、ついに3人目も転職したことが明らかになり、
いつメンの4人で当初の会社に在籍しているのは残り1人ということになってしまいました。


そしてもはや、誰もプログラミングの話をしません。
転職した1人は最後の現場が超絶ブラックだったらしく、
「もうコーディング業務はこりごり」と大企業の下請けでITサポートをするらしい企業に転職し、
自分ももはやAI開発に完全にシフトしていてコードを書く機会は皆無に近くなっています。
当初の会社はどんどん人が減っているらしく、「チーム内の送別会はするな」と上からお達しが来ているそうです。
そういう会を設けると会社の悪口が伝播すると考えているのだろうと言われていますが、
そもそもみなし残業40時間+ボーナスは雀の涙+日記を書かされる+イベントは強制参加という会社が良いわけがなく、
少しずつボロが出始めているという感じでしょうか。


IT企業では、「SES企業はコンビニより多い」などと言われるほど本来不要な企業の数が多いですが、
AI時代に突入してロースキル高単価人材はいよいよ押しても引いても採ってくれなくなり、
また技術社員ファーストのSES企業なんかも登場していきていることから、
「コネのある現場に出向させてやっている」みたいなスタンスの古い会社は淘汰される運命なのかなと思います。
そしてそれは、当初の会社よりは明確に待遇が良いと思って入った自分のいまの会社でさえ例外ではありません。
果たして来年、4人はそれぞれどんな道を歩んでいることやら……。
ちなみに今回、恒例のボードゲームはせずに『世界のだれでもアソビ大全51』のみでお茶を濁しました。
既婚者の人の都合で前回から従来より3時間早く終わるようになり、
家にいる時間の8割くらいはフリートークで消費する都合上、
そもそも「ゲーム会」というほどしっかりとしたゲームを用意する必要さえ無くなってしまった感じがします。


#8340

中途半端な推し意欲

今日の出来事VTuber

ホロドリをきっかけにVTuberへの興味がさらに高まっていたときに応募し、
例の動脈解離が発覚したまさにその日にS席が当選したさくらみこさんの2ndソロライブですが、
有休まで取って行ける体制を確保していたにもかかわらず結局チケットをリセールすることにしました。
いろいろ悩んだんですが、
やはり現在の自分にはソロライブに参戦するほどの熱量とバイタリティは無いという結論に至りました。
別にみこちが嫌いになったわけではないし、むしろ心から尊敬しています。
だからこそきちんと応援・支援したいという気持ちの高まりからソロライブのS席抽選に応募したという経緯もあります。
ただ、それは実況者のみこちに対する眼差しであり、決してアーティストとしてのみこちではないんですね。
もちろんオリジナル曲もすごく好きだし、これを生声で聴いてみたいという気持ちはある。
ただ、周囲のファンたちの熱量と比べると自分の熱量はやはり今ひとつ劣る感じは否めず、
初めてソロライブへ行くということの心理的抵抗感を打ち破るにはもう一歩勢いが足りないと感じています。
これは言うまでもなく、動脈解離をきっかけに半月間VTuber文化から強制的に引き剥がされたことで、
全体的に熱量が落ちてしまったためだと思っています。
それでもリセール制度が無いなら当初予定通り行くだけ行ってみるつもりではいたのですが、
このたびリセール制度が発表されたことでリセールに申し込んでしまったというわけです。
もしこれでリセールが成立すれば行かずに返金を受け取るし、成立しなければさすがに行くという判断になると思います。


興味散漫、優柔不断、主体性が無い、などなどこれに対する自己批判の言葉はやまほど思い浮かびますが、
まあ実際に格好悪いことをしているとは思っています。
最近の自分は、従来の慣習から言えば参加するのが妥当のように思われる物事も、
「いまの自分」が本音から楽しめないことが客観的に明らかなら積極的に辞退するべきだという考え方が強く、
これも結局そういう思惑による決定です。
自分はソロライブを楽しみたいのではなく、「みこちの2ndライブに行った」という箔が欲しいだけなのではないかと。
そしてその「箔」が期待しているように満足することなど、いままでの経験から言って決して無いだろうと。
そういうのを抜きに、そのイベントそのものが楽しみなら行けばいいし、そうでないなら行かなくていい。
そういう視点から判断すると、やはり未知のイベントはなかなか参加のハードルが高くなってしまいがちです。
こうした考えが決して正しいとも思っていません。


もし、リセールが通らなかったらこうした気持ちを抱えて横浜アリーナに行くのはみこちや35Pに対して失礼なので、
そうなったらそうなったで割り切って楽しむ方向に全力で舵を切りたいと思っています。
いま、クリエイティブ系タスクが目白押しの自分にとって「消費するだけ」のVTuber文化は優先度が明確に低いです。
しかし、ずっとこの状況が続くとも思っていません。
いずれクリエイティブ系のタスクが失速してくれば、またVTuber文化に触れる機会が増えてくるでしょう。
もし2ndライブに行かなかったらそういうときに心から後悔するんだろうなと思っています。
これは「いまの自分」を尊重することの弊害というべきか、
こういう短絡的な意思決定はマイブームの移動平均線と噛み合っていないのでまだまだ改善の余地がありそうです。


#8339

個人情報流出フィーバー

ロシアのハッカー集団が狙い撃ちにしていると言われている日本企業の個人情報流出フィーバー問題。
大きく話題になったレンタカーの免許証画像流出について自分は被害を受けませんでしたが、
一方でいくつかのサービスからはお詫びのメールも届いていて、
氏名、現住所、電話番号あたりはもう漏れまくっているものと思われます。


とはいえ、1Passwordに登録されているサービス数は積もりに積もって540。
これを全部検査していまから対策するのは遅すぎるし、もうあんまり意味がありません。
あるとすれば小さなECサイトなどでクレカ情報を保存している可能性がある場合は削除すべきでしょうが、
最近はもうAmazonくらいしか使っていないので特に問題なし。
よりプライバシーレベルの高いNotion、Gmail、Dropbox、Evernote、ChatGPTなどが流出したらヤバいですが、
これらが流出したらもう国内だけの騒ぎではなくなりそう。
……念のため、Evernoteなどの使っていないオンラインメモサービスからは完全撤退した方がいいかもしれません。
これらは黎明期の創作ノートや非常にプライバシーレベルの高い情報も含まれており、
しかもそれなりの数があって撤退は面倒です。
しかしこういうのを放置しておくと後々後悔しそうな雰囲気がぷんぷんします。


ハッカーは基本的に個々人のアカウントではなく、企業のシステムそのものの脆弱性を突いているようです。
共通しているのは、これまで攻撃されているのはあくまでも既存のシステムに脆弱性を残したまま運用しているところを
ハッカーに見つけられて突っつかれているというケースで、
AIがあるからといって未知の方法で堅牢なセキュリティを無理やり突破した、というようなことではないらしいです。
「ショップサーブ」というECサイトを提供するシステムでは単純にwebアプリに脆弱性があって突破されたみたいだし、
ソースネクストという会社はAPIに脆弱性があってそこから会員情報を盗み出されたようです。


自分のサイトは個人情報を置いていないし費用対効果も悪いはずなのでそうそう狙われはしまいと思っていますが、
もし脆弱性があればAIに見つけられて見せしめにやられる、という可能性はゼロではないと思っています。
もう漏れた個人情報はどうにもならないですが、先回りしてできることはやっておきたいですね。


#8338

イベント後のブログ危機

さて、今年最大と思われるブログ危機がやってきました。
09月末の現場シフトからの転職サイト登録、シフト前後の連続出社勤務、そして期間限定ランキングの追い込み作業と、
優先度が高いタスクによって時間的余裕を生み出せない期間が続きました。
例によって例の如く、こうなるといの一番に犠牲になるのがこの本家ブログです。
こうなった場合、毎日生み出される下書きは基本的に後日全部清書して投稿することになるという慣習です。
これはもう「日記」としてのブログはとっくの昔に形骸化してるので勘弁してねというスタンスですが、
本数が多いと後日投稿の負担もなかなか軽くはありません。
20代はこの「後日投稿問題」が他の活動を明確に圧迫していた時期もあり、
そこまでして1日1本相当のブログを書くべきなのかということはさんざん悩んできました。
正直言うと、貴重な若い20代の余暇を犠牲にしてまで守るべき習慣ではなかったと思います。
とはいえブログが無かったらもっと有意義ができていたのかも甚だ怪しいわけですが。


いまは1本書き上げるスピードがおそらく20代よりも格段に早くなっていること、
タスク管理も合理化が進んでブログと他の活動をある程度両立できるようになってきたこともあって、
いまのところ創設以来のルールは維持できています。
ただ、こうしてブログ以外の大型イベントが連続するとどうしても皺寄せせざるを得なくなってしまいます。
どうしようもないですが、まあ忙しかろうがブログ1本書く余裕を捻出できていないのが悪いということではあります。


今回は19本の下書きが溜まっていて、1日に消化できる記事数はテレワーク日・休日でおおむね3本+当日分。
いまは週3出社で、出社日も当日分は頑張って書くとして2週間くらいかかる計算になりますが……
まあ実質4本=1日4,000文字以上というのはまあまあな作業量なのでこれをキープできるかは正直怪しいです。
今月末くらいまでかかるんじゃないかなーと。


ただ、救いなのはいままでならブログ集中期間中は他の作業や活動が一切止まっていましたが、
いまは投げるタスクさえあれば隙間時間にAIにやってもらえるので、
ブログを書きながら同じPCでAIに作業を順次進めてもらうという並行進行ができます。
日頃からとりあえずAIに投げられる仕事を考えておいて、同時並行できればタイパも良さそう。
逆に言えば、「ブログの問題があるから他の作業はできない」という言い訳はもはや通用しないということなんですが。


#8337

2027年計画草案 #1

さて、昨日は2026年計画の現状を整理したので、その2026年計画が「現状のまま」推移していった場合、
つまり今年は期間限定の開催しか実績を出せませんでしたという状況のまま今年を終えることになったとき、
2027年はどう立ち回るかという方針の叩き台を少し考えてみたいと思います。


まず、年間計画の基本的な考え方について。
ここ数年の体験から言えることとして、計画は実現可能性を考慮しない理想のポン出しが論外なのは言わずもがなですが、
かといって「まあ頑張らなくてもできるだろう」というハードルの低い目標でも意味は無いという経験則があります。
多少は頑張らなければならない、かといって心理的負担を強いるほどの努力を要しない絶妙なレベルデザインが必要。
また、その「絶妙なレベル感」を出すためにはどこまで事前に見通しを立てられているかも肝要です。
むしろ、年間計画に関しては目標それ自体よりもここにもっと意識を割くべきのような気がしないでもない。
なので、2024年からやっている「ブログの周年記念日(09月01日)を超えたら来年の計画を立てる」
という方針は大枠では間違っていないと思っています。今年はその時間的余裕をなかなか確保できていませんが。


次に計画の存在意義について。
まず近年の自分の考え方の変化として、ネット活動の原動力としての「他者承認」はもはや信頼に値しないので、
少なくとも不特定多数に認められなかったらダメという活動はしない方針です。
一方、「自分が作りたいから作る」という完全自分本位のクリエイティブ活動はむしろ有望です。
以前ならそういうプライベート活動は承認もカネも生まないので割に合わなさが否めませんでしたが、
いまは発想〜設計までやりさえすれば面倒な実装はAIがやってくれるわけで、
「割に合わなさ」はひと昔前と比較すると、場合によっては考慮しなくていいくらい緩和されました。


なのでまあ、難しいこと抜きで要するに「自分がやってみたいことをやればいい」というスタンスになりつつあります。
他者のニーズ、開発難易度、そんなことはどうでもいいので自分がやってみたかったことをやる。
そしてそのパートナーはAI。
無論、AIにもできることは限界があるのでその不足をどうフォローするかは考慮しなければなりません。
まだ現段階でできないことも多々ありますが、しかし2023年以前と比べてもポテンシャルは格段に広がっている。
その辺のできる/できないを整理すれば、2027年計画も自ずと浮かび上がってくるんじゃないかなと。
さしあたりやってみたいのは、ブラウザゲームの制作ですね。
おそらくこれは良くて年内プロトタイプを作るくらいまでしかいけないと思うので、来年のメインプロジェクトにしたい。


一方、AIがなんでもやってくれるからこそ、AIを使わない活動も重要性を増しています。
自分にとってはブログ執筆と創作がこのポジションに当てはまりますが、これはこれで継続していきたいところ。
特に創作についてはやはりというべきか今年はあまり進まなかったので、来年は少しでも駒を進めたいですね。
また、自己満足活動とは別にすでに社会的地位を得ている活動もそれはそれで社会的欲求の充足のために重要です。
これは趣味活動と社会人活動に大別されますが、前者はまあまあ順調と言えるので今年の路線を維持する予定。
後者は転職するか否かというところに来ていますが、
それを含めてベターな選択肢を選ぶのが2027年のミッションになるのかなと……。


外堀としてはこんな感じでしょうか。
年末の雰囲気が濃くなってきたら、中を具体的に詰めていこうかなと思っています。


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