試される信者
ここ3年でiPhone、Macbook、iPadをそれぞれ買い、
さらにAirPods Proまで揃えていよいよApple信者になりつつある自分ですが、
最後の砦であるApple Watchだけはいまだにそこまで物欲が湧きません。なぜだろう。
以前、Apple Watch最新のアップデートで買う理由が一気に揃ったので、
さすがにそろそろ自分も買う時期が来たのかもしれないと感じたことがありました。
それはApple Watch単独での日本語入力が可能になったことと、睡眠トラッキング機能の実装です。
それらは長年自分がApple Watchに望んでいた機能だったからです。
が、いざ機能が揃ったApple Watchが実現しても、まだそれだけでは説得力が足りない気がする。
確かに日本語入力なんていつ使うのかわからないし(99%スマホで事足りそう)、
睡眠トラッキングも以前スマホアプリでやっていた習慣が立ち消えになった失敗例があります。
そこで以前見出した第3の理由は、パスワード保管場所の最後の砦として運用するというもの。
現状はパスワードとワンタイムトークンの保存場所はどちらもスマホであり、
万が一スマホを盗まれて6桁のパスコードを破られたら一切の財産を失う危険性があります。
なので、パスワードの保存場所とトークンの保存場所はそれぞれ別々にしておきたい。
とはいえ、それはスマホと同じく肌身離さず持っているものではないと意味がありません。
となるとこれはもう、スマートウォッチくらいしか選択肢がないわけです。
まああとはYubikeyみたいに鍵と一緒に持ち歩くタイプもないわけではないですが、
この手のアイテムでワンタイムトークンを発行できるものはまだ一般的ではないらしく、
Amazonで検索してもロクなものがヒットしません。
パスワード保管場所、日本語入力、睡眠トラッキング。
ここまで買う理由を揃えてもやはり購買意欲はなかなか湧いてきません。
これはやはり、Apple Watchのデザイン性と自分の嗜好性がマッチしていないからなのかなと。
早い話が、「アナログ腕時計の文字盤の一部だけスマートウォッチ」
みたいなデザインだったらとっくに買っているんじゃないかと思います。
ただ、自分がイメージしているのは一昔前のスポーツウォッチみたいに
アナログ時計でありつつもデジタル時計表示部分があるような筐体で、
そのデジタル時計部分がスマートウォッチとして通用するものなのですが、
こういうものはまだ市場に存在しないみたいです。
それに、仮にあったとしてもApple製品でなければ連携性という点で意味がないとも考えられます。
そう考えると、自分がスマートウォッチを買う日はまだまだ先の未来になりそう。