スイカゲームの進撃
パッケージ版市場では6週連続首位に居座るなど、
飛ぶ鳥をおとす勢いで売れている『ピクミン4』。当然ダウンロード版もずっと首位でした……
が、先日たった250円のインディーズゲームにその座を奪われ、
世間的にもいまやそのゲームの話題で賑わっています。その名も『スイカゲーム』。
もともと1年以上前に販売されていた超マイナーゲームだったものの、
ゲーム実況界隈で比較的人気のある人が取り上げたことがきっかけとなり大ブームに。
いまや有名な実況者やVTuberが競うようにしてプレイしています。
『スイカゲーム』はランダムに出現するフルーツを箱の中に落としていく落ちものパズルで、
落としたフルーツは現実世界のフルーツよろしく物理演算によって転がります。
また同種同士が接すると1段階大きなフルーツに「シンカ」するという、
数年前にスマホゲーム界隈で流行った『Threes!』(有名なのはそれをパクった『2048』)
のようなシステムも内包しています。要は落ちものパズル+合体系パズル+物理演算パズル。
プレイヤーの目的は当然、最大までシンカさせる=スイカを作ること。
実況プレイをちょろっとみた感じだとスイカを作るのは結構難しいっぽいです。
さっそくスマホアプリ市場にはこれのパクりが大量に出てきているようですが、
個人的には『スイカゲーム』もこのルールの本家なのか怪しいところがあると思っています。
もし違ったら制作元に怒られちゃいますが……。
というのも、実はだいぶ前にまったく同じゲームを見たことがあるんですよね。
大手仮想通貨取引市場「Binance」の公式アプリに一時期あったゲームコーナーに、
これと同じルールのゲームがあったのを覚えています。
時期的にこれが『スイカゲーム』をパクった可能性は大いにあるのでなんとも言えませんが、
『Threes!』のような合体系パズルが流行ったのはもう5年以上前になるため、
バイナンスがパクっていなくても同様のゲームがだいぶ前からあっても不思議ではありません。
とにかくこの手のインディーズパズルはパクったもん勝ちみたいになっているのが現状で、
それもそろそろグローバルな法規制でなんとかしてほしいところです。
しかしそれはそれとして『スイカゲーム』は結構面白そうなので買ってしまいたい……。
タスク山盛りでゲーム関連だけでもピクミンでやることてんこ盛りな昨今、
スイカで遊んでいる場合ではないというのは分かっていますが……。
まあ、近年恒例の年末年始に大人買いするうちのひとつになりそうな予感はしています。