あと払い決済を試してみた
2019年のPayPayを筆頭にバーコード決済はもはや生活に浸透した感がありますが、
自分個人としてはいままで使ったことはなく、今年になってようやく手を出しました。
確かに都度チャージする必要がなく、残高が無くても翌月一括払いでまとめられるのは便利。
利用できる店舗が少ないので現金や交通系ICカードには絶対勝てませんが、
現金やSuicaを減らしたくない何らかの事情がある場合などに備えて、
予備の決済手段として持っておく意味はあるのかなと思っています。
クレカを一切経由しないので、
大きな買い物をして残枠が不安なときなんかに活躍する余地があります。
そして、その延長線上で最近流行っている「あと払い決済」にも少し手を出してみました。
……が、こちらは利点を見出せないので使わない方が良いという結論に至っています。
自分が利用したのはあと払い決済ではおそらく最大手の「ペイディ」。
バーコード決済が実店舗でしか使えないのに対し、
こちらはネットショップでの決済に特化しています。それ以外の差は基本的にはありません。
決済後、翌月にまとめて支払うのも同じ。
ただ、その支払いで大きな2つのデメリットがあります。
1つは支払い時期が毎月10日と非常に早いこと。
末締めの10日払いなので月末に使うとすぐに支払いタイミングがやってきてしまいます。
それから、支払い手段はデフォルトでコンビニ決済のみとなっているのですが、
これに一律約400円の手数料がかかります。利用金額がどんなに少なくても。
アプリからの支払いは手数料がかからないという認識だったのですが、
今月支払おうとしたときはその選択肢が消えてしまっていました。締め切りが近いとダメなのかも。
ネットショップ利用なのにコンビニ払いが基本という時点で論外だし、
たかだか数千円の買い物に400円の手数料がかかってくるのもあり得ないと思います。
もちろんこれは本人確認すらしていないデフォルトの使い方だとそうせざるを得ないというだけで、
本人確認や審査をするとあと払いを3〜12回に分割できたり、
口座引き落としにできたりします。少なくともペイディは本人確認は必須と考えていいでしょう。
まぁ、いずれにしろクレカの利便性には到底かなわないので使う理由は無さそうです。
分割払いだって実質的なリボ払いなので手数料やらなんやらかかってくるでしょうしね。
ちなみにこのあと払い決済で換金率の高い商品を分割払いで買い、
買った商品をフリマサイトや質屋などですぐに売るという方法であと払い枠の現金化が可能ですが、
これを業者が代行するという名目でお金を貸すのが事実上の闇金として流行っているそうです。
換金率の高い商品というのは商品券やAppleギフトカード(旧iTunes Card)のように
特定のプラットフォームにチャージして使えるプリペイドカードなどを指しますが、
近年は需要の高さなどもあってゲーム機本体などもこれに含まれるそうです。
なのであと払いでは現金化を警戒してゲーム機を買えないケースもあるそうで。
まさかそんな時代が来るなんて……。