乳歯の欠片
3ヶ月に1度の歯科検診に行ってきました。
最近はもうすっかり新しい虫歯ができることは無くなったのですが、
いちおう定期検診が推奨されていることと、手遅れになってから発覚されても困るため、
早期発見を目的に通い続けています。
今回も特に虫歯は無く歯科衛生士に褒められたのですが、
それとは別件でなにやら不穏なものが見つかりました。
虫歯ではないが、どうも謎の物体が歯茎の中にあるかもしれないと。
というわけで急遽レントゲンを撮ることになりました。
定期検診では登場しない歯科医にも撮影したレントゲンを診てもらった結果、
「乳歯が歯茎の中に残っている」と言う可能性が濃厚とのことでした。どういうこと!?
自分の最後の乳歯が抜けたのは22歳のことですが、
これは非常に特殊なケースであってそれ以外の乳歯は小学校高学年までにはすべて抜けています。
ただ、ごく稀なケースとしてその際にカケラなどが歯茎内に残ることがあるらしい。
微量であれば溶けて無くなってしまうこともあるとのことですが、
この年齢になって残っているということは、今後溶けて無くなることを期待しても無駄な気がする。
どうも、こいつのせいで後から生えてきた永久歯が斜めになってしまったようです。
いままで何度も歯科検診を受けてきたのに、今更になってこんな衝撃的事実が発覚するなんて……。
この乳歯を取る場合は、歯茎を切開して取るしかないようです。
まあそれもそうですね。なんともない永久歯を削るわけにもいかないし。
で、切開すると今後冷たいものを飲んだ際などにしみるようになるとのことです。
その「今後」というのが今後永久的にそうなのか、一時的なものなのかは訊かなかったのですが、
もし永久的にそうなのであればこのまま放置するという選択もアリのような気がする……。
今更永久歯の歯並びは変えられないし、20年以上放置して特に問題になったこともないわけですし。
にしても、自分の口腔内事情は非常にレアなケースで問題になることが多い気がします。
22歳まで抜けなかった乳歯然り、斜めに埋没している親知らず然り、今回のケース然り……。
お口の健康は一生付き合う課題ですが、これからも何か新たな問題が出てきそうな予感がします。