衝動買いの原点
ちょっと昔の話。
1999年ごろだったと思いますが、
当時小学生だった自分は、現在のイオン(当時のジャスコ)の家庭用ゲーム販売コーナーで、
『パズルボブルGB』というソフトを見かけ、猛烈に欲しくなってしまいました。
そのとき、結局自腹を切って買ったのか親にねだって買ってもらったのかは覚えていませんが、
とにかく欲しいと思ったその日に手に入れ、ワクワクした気持ちで家に帰ったのを覚えています。
ゲームソフトのいわゆる衝動買いとしては人生初の経験でした。
いまでも店頭(オンラインショップ)で見かけて即購入というケースはほぼ無いので、
自分としては非常に珍しい物欲の暴走だったと思います。
で、その『パズルボブルGB』、いざプレイしてみるとちょっと微妙な感じ……。
最初こそ夢中になってやっていましたが、わりとすぐに飽きてしまいました。
こういう風に期待を裏切られたのも初めての経験でした。
これは後の人生にも何度も経験したことです。
結局、ここで裏切られた経験が強く響いており、
あれ以来パズルボブルシリーズにはまったく着手していません。
なぜ、あのときあんなに猛烈に欲しくなって、そして期待とは裏腹にすぐ飽きてしまったのか。
これはいまでもあまりよくわかっていません。
考えられるとしたら、やはり当時から自分はパズルゲームが好きで、
パズルゲームそのものに対する期待というものが非常に大きかったのではないかと。
初めてお小遣いで買ったゲームも『ぽけっとぷよぷよ通』だし、
ぷよぷよにはそれはもうハマりました。
同時期にテトリスの存在も知ってそれも大いにのめり込みました。
その嗜好性はいまでも続いていて、いまだにパズルゲームを探すことはよくあります。
インディーズの似たり寄ったりなパズルが溢れかえる昨今は、
本当に面白くてユニークなパズルゲームを探すことは容易ではありません。
見た目は面白そうだけどいざやってみたら微妙、というケースはよくあります。
『パズルボブルGB』は自分にとっていわばその元祖というわけです。
まあ、あれはあれでユニークなパズルではあると思いますが……。
自分の嗜好性には合わなかったのでしょう。
ちなみに同じような失敗はNintendo DSiの時代に『ミスタードリラー』でもやらかしています。
こちらはキャラデザが受け付けなかったというのもありますが、
やはりぷよぷよ、テトリスを凌ぐ存在とは言い難いものがありました。
結局自分はパズルというより落ちモノパズルが好きなのでしょうか……。
あの失敗から20年以上経ちましたが、まだ自分が求める究極のパズルゲームには出会っていません。
もうここまで来たら自分で作る方が早いような気もしていますが、
果たして生涯のうちに出会うことはできるのでしょうか。