コンプラ順守の難しさ
多大な犠牲を払ってやっとブログ投稿を正常化したのに、
たった1日の穴が空いたらまたこの体たらく……。
やはりもう自分にはブログを書き続ける気力は残っていないのか?
ここ近年でブログの意味を改めて再考してきましたが、
いろんなSNSが跋扈するこの世の中でのブログは
「掃き溜め」としての役割が大きくなってきている側面は否めないと思っています。
Twitterなどには書けない、でも書きたいと思うような話題をアウトプットするための受け皿的な。
だからコンプラを意識することはブログの意義をある意味否定するんですよね。
前も書きましたが、多少は割り切って炎上覚悟で本音ベースで書く方が継続していけそうな気がします。
その際に、読んでほしくない想定読者には絶対に届かないように気をつける。
具体的にはブログの新着記事を必要以上に拡散しないなどといったことですね。
2020年のトラブルはブログの執筆方針そのものよりも、
Twitterでそれを拡散したことの方が大きな失敗だったと思っています。
長年ブログを書き続けて思うのは、
ブログに書ける内容は本当に書きたいと思う内容に限られる、ということですね。
表面上だけの興味だけで特定のテーマを書き続けることは非常に難しい。
そしてしばしば「本当に書きたいこと」はコンプラや自分のアイデンティティー、
あるいは長年構築してきたブログの執筆ルールに反することがある。
そういうときに「書きたいけど書けない」「書きたくないけど書かなければならない」
といったジレンマが発生して、ブログの執筆が滞ってしまう。
これがブログがしばしば低迷する原因なのではないかと思っています。
要はブログを通じて他人に期待する自分の理想的なイメージと実際の自分が乖離している状態。
ブログでコンプラ違反をしないように、あるいは道徳に悖る表現をしないように心がけているのは、
ブログ読者の自分に対するイメージを損なわないようにしたいからです。
少なからず他者承認を求める活動にはそういう側面があるのではないかと思います。
でも、それは本音しか書けないブログの性質に反している以上、
そろそろ建前上のイメージを捨ててでもブログ存続を優先する方に舵を切るべきなのかもしれない。
ただ、19年目にいきなり方向転換できるかと言われるとまたそれも難しいんですけどね。