風来のシレン6に期待すること
そういえば、去年はコンシューマーゲームを3本しか買いませんでした。
しかもすべて同じシリーズで『ピクミン1』『ピクミン2』『ピクミン4』の3本です。
完全新作に絞るとたった1本ということになりますが、
3本としてカウントしても実は年間購入本数では2002年以来ワースト1位。
これは一昨年まで積みゲーが多すぎたことに対する反動が顕著に出たのだと思います。
『スーパーマリオワンダー』『スーパーマリオRPG』『スイカゲーム』など、
途中で何度か誘惑はありましたが結局買うことはなかったですね……。
ただ、2024年は反動の反動でまた購入本数が増える予感がしています。
というのも例の毎週恒例のゲーム会においてApexが凋落したことでソロプレイ主体に切り替わり、
それぞれがやりたいゲームを持ち寄るようなスタイルに変化したからです。
これにより、一人暮らしでありながら
ソロプレイゲームもコミュニケーションツールとして機能する可能性が生まれ、
従来のように単なる自分の興味で買うだけではなく
誰かと共有したいという動機でもゲームを買う理由が生まれうることになります。
であれば、必然的に購入候補になるゲームの幅は広がるんじゃないかなと。
まあこれは積みゲーが生まれる要因でもあるのでそこは気をつけたいところですが……。
個人的にその第1弾としてほぼ確定しているのが今月25日に発売する『風来のシレン6』です。
元祖ローグライクRPGの、待望の14年ぶり完全新作。
自分が『風来のシレン4』を買ってハマったのもちょうど14年前で、
次作『風来のシレン5plus』も上京以降不定期にハマっている数少ないタイトルのひとつです。
このシリーズは結構画面共有しながらプレイするのに適しているのではないかと。
最新作の情報はまだ完全に追いきれていませんが、基本的には原点回帰をコンセプトとしているようです。
前作までの目玉システムで賛否両論だった昼夜システムが廃止されたのを初め、
武器成長、シレンの覚醒、まがいもの道具、説明文のおふざけ要素、新種道具などなど、
概ね不評と言われていたシステムはバッサリと廃止されました。
一方、探索途中のダンジョンを同条件で他人もプレイできる「パラレルシステム」、
モンスターに変身できる新アイテム「桃まん」、
自由に敵やアイテムを設置し練習や検証ができる「もののけ道場」、
武器成長の代替として(?)登場するレア武器「神器」など面白そうな新要素もかなりあります。
新作の開発は難しいと言われていたこのシリーズですが
Switch版の売れ行きが好調だったことが新作開発を大きく後押ししたそうです。
開発にあたって熱心なユーザーの意見を真摯に取り込んできたという印象。
これだけでにわかプレイヤーの自分にもかなり期待が高まっています。
個人的にはクリア後ダンジョンのラインナップが気になるところです。
本編はおそらく最初の数日でクリアすると思うので、
末長く遊べるかどうかはクリア後ダンジョンが面白いかどうかにかかっています。
特にシリーズ恒例の全アイテム未識別ダンジョン、いわゆる「もっと不思議」系統がどうなるか。
安易に踏破してしまえると長続きしないだろうし、かといって難しすぎると諦めてしまう。
4作目「浜辺の魔洞」と5作目「原始に続く穴」の間くらいの調整がベターかと思っているのですが、
どの塩梅で出てくるのかは注目したいところです。
クリア後ダンジョンは15個前後になると言われていて、追加DLC等を除けば前作の1.5倍程度になる見込み。
基本的にこのシリーズはもっと不思議系統だけで満足しがちなので、
もっと不思議系統以外が個性豊かなダンジョンになることも期待しています。
いままでに無いような個性的なダンジョンが収録されると嬉しいなと。
もちろん過去作で好評だったクリア後ダンジョンもいくつか採用されると思いますが、
個人的に採用されてほしい「運命の地下」は絶望的かなぁと。そもそも夜システムが廃止されるし。
もっと不思議の完全上位ポジションとしては単にテーブルが理不尽になる以上にロマンがあるんですけどね。
ただ、いずれにしろクリアダンジョンにはクリアマークをつけるなど
踏破状況が明確に分かるシステムには欲しいところです。
前作でクリア後ダンジョンをクリアしても何も表示が変わらなかったことにがっかりしたことがあり、
この辺はモチベにも大いに関わるところですし。
再来週末発売ということで、もう間近です。
ピクミンシリーズ以外で発売日に買う完全新作タイトルは2021年の『メトロイドドレッド』以来2年ぶり。
しかしこれは実質的に帰省の話のタネとして買ってみたに過ぎず積んでいるに等しいです。
クリアまで遊んだゲームに限ると上京前の『ポケットモンスター ソード』まで遡ってしまうため、
いかにこれまでの一人暮らしにおいてゲームという存在が遠かったかが分かります。
なんだかんだで去年まではメンタル的にもゲームどころではなかったというのもありますが。
今回最初の注目作がその固定観念をぶち壊すきっかけになるか否か。