キャプチャボード壊れた
Macbookにも対応しているという触れ込みで2022年春に購入したキャプチャーボード、
「Elgato HD60S+」。
先日これで配信しようとしたら上手くいかなかったのでいろいろ検証したところ、
本体の故障という結論に至りました。
現象としてはパススルー出力は正常に動作しているのに、
USBを経由してMacbookに送られてくるデータが極端にコマ落ちしてしまっている。
OBSの統計ステータスではコマ落ちしていることになっていないので、
これはもうそもそも転送されてくるデータそのものが欠落しているということでしょう。
以前、このキャプボでどうやっても音を拾ってくれずに困っていたことがありましたが、
それについてはMac側が暗黙のうちに音声入力をシャットアウトしていることが原因と判明。
これはプライバシー設定で「アクセサリの接続を許可」を「毎回確認」にすることで、
暗黙のうちに拒否することなくデータを通すことができるようになります。
ただ今回のケースはそれでも解決しない。
去年までは同じ環境で使えていたのでUSBケーブルの転送速度等の問題でもなさそうだし、
念の為他のケーブルに替えてみても症状は変わらず。
となると本体の初期化をするのが手っ取り早いのですが、
HD60S+はそれができない仕様のようです。
ファームウェアをアップデートするユーティリティは配布されているものの、
アップデートも再インストールもすることができない。
Windowsに接続しても、そもそもドライバを認識しない。
というわけでサポセンに英語で問い合わせを行ったところ、交換対応してくれることになりました。
保証書も無く購入から2年近く経ってるのに交換してくれるんですね……。
ただし、返送先が台湾。そのため国際便で送らなければなりません。
国際便については日本郵便が国際郵便マイページサービスというwebサービスを展開しているので、
そこに送付先や送るものなどを登録しQRコード発行アドレスを登録メールに送っておいて、
最寄りの郵便局にある「ゆうプリタッチ」というプリンターで送り状を発行できるようです。
台湾宛の場合は1,400円ほどとのことで意外と安い。
面倒だったのが、送るものについてHSコードを付帯しなければならないという手順です。
これは政府が運営する税関公式サイトに輸出統計品目表というデータベースがあり、
ここから当てはまる品目を探さなければなりません。
とりあえずそれっぽいものを選んで入力しておきましたが、合っているんだろうか……。
あと本体重量とか生産国とか、細かい部分をいろいろと入力する手間もあります。
当然ですが送れない品目も存在し、台湾の場合はスプレー缶などが当てはまります。
まあキャプボを送ってはいけないということは無いと思うのでその辺は問題ないでしょうが。
初めての国際便ということで本当に届くのかやや不安なところがありますが、
故障を確信した時点では新調のための追加出費2万円は免れないと思っていたので
1,400円程度の出費で解決できるならそれに越したことはありません。
ただ、旧Twitterで同じように国際発送した人によると返送には3週間ほどかかるとのこと。
それまではWindowsでしか動かないGC550で凌ぐことになりそうです。