在庫検索サービス終了
書店最大手のジュンク堂書店系列が先月末をもって紙の本の通販をサービス終了しましたが、
今度はさらに書籍検索サービス「honto with」までもサービス終了を発表しました。
これは単独のアプリで書籍の在庫検索、ウィッシュリストの整理・閲覧ができるもので、
自分は気になった書籍についてはここにまとめるようにしていたため、
サービス終了するならウィッシュリストを別所に移動しなければならないことになります。
これまで使ってきた電子書籍リーダー「honto」も、
紙の本を買うと電子版を50%割引で買える制度も通販サービス終了と同時に終了してしまった上に、
アプリとしての使い勝手はAmazonの「Kindle」に劣るため、乗り換えが妥当だとは思っています。
となると必然的にウィッシュリストもAmazonに移動することになるのですが、
これには問題が1つ。
単純な話、Amazonで購入保留商品を溜め込んでおく「あとで買うリスト」には
本以外の商品がすでに多数あるため、本を移動すると混在してしまうことになります。
どちらもそれなりの数があり、ウィッシュリストも活用するとなると
いままでより管理が煩雑になるのは避けられません。
とはいえ他に選択肢は無いのでそうするしかないのですが……。
ともあれ、本に関しては通販や電子版はもっぱらAmazonで、実店舗は最寄りの本屋でということになりそう。
最近知ったのですが、本屋の利益率の低さってえげつないんですね。
1,000円の書籍が売れても20円の利益にしかならないそうです。
その代わり、売れない本については返品できるという他の小売には無い強みはありますが……。
そんな薄利多売ではどんどん潰れていって当たり前だよなあと。
最大手のジュンク堂が明らかにヤバそうなムーブをかましているのでかなり心配になります。
そういえば立川駅南口にあったそれなりに大きな本屋も最近閉店していました。
一番利用している最寄り駅の本屋は、私鉄がバックグラウンドにいるうえに
沿線の中に数多く出店している中でも本店に相当する立ち位置のためそうそう潰れないと思いますが、
それでも10年、20年先はどうなっているかわかりません。
CDショップのタワレコがCD以外の商品を売る推し活応援ブースを拡大していっているように、
書店もいずれ利益率の高い他のジャンルを取り入れていく流れができるんじゃないかと思います。
すでにそういう雰囲気はありますしね。
カフェを併設するケースはもう珍しくないし、最近だと特設コーナーになぜかレトルトカレーが売っていたり。
書店は時代の流れ的にかなりの経営センスが問われる分水嶺に来ているような気がします。