システム手帳への興味
ふと、システム手帳を買うのもアリかなと思いました。
手帳を持つ習慣は、2014年に最初の会社に入社してすぐ行政書士のおっさんにもらったのをきっかけに、
2021年までは毎年買ってメモ帳やスケジュール管理を目的として使っていました。
新潟時代の職場は原則として仕事場へのスマホの持ち込みが禁じられていたため、
仕事中に思い浮かんだ趣味関係のアイデアなどはアナログのメモ帳に書き留めるしかなく、
その関係でスマホの高性能化が進んでもアナログメモの需要は失われなかったという事情があります。
が、転職によって仕事中はスマホを使えないという制約から解放され、
2020年以降は基本的には着想メモの用途としてはスマホで十分となりました。
今年初頭にサーバールームで仕事をする機会があったように、
今後も私用のスマホが使えない場面というのはあるかもしれませんが、まあ基本的には大丈夫でしょう。
そもそもテレワークなのでその気になれば私用のPCすら問題なく使えるわけで。
ただ、それによってそもそも着想メモを残す機会そのものが減ったのは事実です。
それどころか、「筆記」という機会そのものが消滅しつつあるという。
スマホの着想メモは、備忘録としてはアナログを超えた利便性があるのは確かです。
しかしその代償として基本的に文字入力でしかアウトプットができないという制約があり、
頭に浮かんだことを図式にして残すということができなくなりました。
その結果、明文化できないアイデアは書き残すことなく忘れ去られていくようになったと思います。
こういう抽象的なアイデアは、メモ帳を携帯していて白紙のページと向かい合ってこそ浮かぶ気がする。
とはいえそのためだけにアナログメモ帳を復活させようというのはちょっと軽率かもしれません。
ページの差し替え可能なシステム手帳なら年ごとに買い替えなくて済む……
というメリットもありますが、それだけではまだまだスマホの利便性には勝てないでしょう。
カードや紙幣を収められて長財布の役割も兼用できる、
外したリフィルはスキャンして電子化できる、といった機能が揃って初めて検討できるかな。
どうしても形骸化しやすい習慣計画を文字通り白紙からやり直す手段としてもまあまあ期待できます。
デジタルでのタスク管理はどうも近年迷走している感があり、
それが最近のモチベーション低下につながっている気がしなくもないので……。
デジタルでダメならアナログならどうかという発想です。
例えば毎日カフェでシステム手帳と向き合うルーティンを作れれば、
こうした形骸化やそれに伴うモチベーション低下の悪循環も歯止めをかけられそうな気はします。
いずれも希望的観測に過ぎませんが、システム手帳自体が所有欲を満たすものなのでアリはアリかなと。
東京駅にあるジュンク堂丸の内本店は4階のほとんどが文房具と手帳の売り場になっているのですが、
以前ここを眺めていたときにかなりカスタマイズ性の高いシステム手帳の特設コーナーがあり、
まずこれを再度確認して自分のニーズに合うか確認したいところです。
あとは5穴タイプか6穴タイプ、どちらが良いのかサイズ感も確かめないと。
ネット検索でも出てくるかなと思ったのですが記憶が曖昧すぎてこれだと言える物は見つけられず。
次の週末はこれを探すためだけに東京駅へ行ってきます。
いまのところ「ちょっとしたひらめき」という程度ですが、
よくよく思えば2019年以前はなんだかんだでアナログベースで週間計画を管理していたという実績と、
2020年以降デジタル化してから度々迷走しているという経験則から考えると、
いままで思いつかなかったけれど意外と有望なのかもしれません。