Google検索の代替を探す
ふと、「Google以外の検索エンジンに乗り換えられないか」と思い立ち軽く調べていました。
検索サービスに関しては黎明期からずっとGoogleが王者であり、
クロールしたサイト数で言えばおそらく現在も桁違いのページを収集していると思われます。
しかし最近、その検索結果やサジェストの汚染っぷりはますますひどいものになっており、
そのせいで不愉快な気分になるようなケースも気になるようになってきました。
検索結果では、よく「いかがでしたか?」などと揶揄されるような、
いかにも本質的な情報が書かれていそうで最後まで書かれない無価値なアフィリエイトブログや、
自社セミナーやスクールへ誘導することしか考えていない技術系企業ブログなどがその筆頭です。
あとはあからさまに詐欺だろうというようなECサイトもよく見ますね。
サジェストに関してはもう何度も書いていますが、とにかく精神弱者系のワードで汚染されがち。
特定の作品名、人物(キャラ)で検索すると、
サジェスト候補にネガティブな思い込みによるワード、
例えば「炎上」「気持ち悪い」「つまらない」「やばい」等の言葉が並ぶのが本当に不愉快です。
しかもそれが単なる希望的観測など、事実に反していることも少なくありません。
不人気なサービスを検索するとサ終していないのに「サービス終了」と出てくるのは日常茶飯事。
これらの対策として、まず検索結果汚染については「uBlacklist」というプラグインを使えばある程度対処できます。
しかもPCだけでなくスマホ(iPhoneはSafariのみ)にも対応しているので使わない手はない。
また、サジェスト機能自体も各種ブラウザの設定から無効化することはできます。
ただし、サジェスト候補が流用されて表示されることが多い「他の人はこちらも検索」欄は無効化できない。
調べると「No Search For」というプラグインでそれも消せると出てきますが、
執筆現在Google側のレイアウト変更に対応できていないのか導入しても非表示にすることができません。
そこで、プラグインで解決できないならいっそ他の検索エンジンを試してみようという話になったわけです。
Google検索のライバルには「Bing」「DuckDuckGo」「Brave Search」などがありますが、
試しにこれらでGoogleでサジェスト候補に「つまらない」と出てきたインディーズゲームタイトルで検索したところ、
他の検索エンジンでは「つまらない」は表示されませんでした。
Google以外はある程度ネガティブワードをシャットアウトしてくれているのか……?
ただ、Brave Searchはクロール不足なのか適切な検索結果が表示されないことが多く、普段使いはまだ難しそう。
まあとりあえずGoogleとBingの両刀で様子見というのが無難でしょうかね……。
ちなみに、「Kagi」というサブスク契約しないと利用できないタイプの検索サービスも存在するようです。
こちらも気になるところですが、課金してまで検証したいかと言われると微妙。
ちなみにサイトを閲覧したいのではなく、
辞書を引くような感覚で特定の情報を知りたいだけの場合は生成AIの「Perplexity」を使うことが多いです。
複数のソースが統合された百科事典みたいな感覚で使えるので便利。
かつては専門用語はWikipediaを見に行っていたことが多かったですが、
事実上それはもうパープレに置き換えられている状況です。
ただ、これが検索エンジンの全機能を代替できるかと言われるとさすがにそれはまだ厳しい。
長らくGoogleの天下だった検索サービスも新たな過渡期に突入している昨今。
果たしてこの天下分け目の戦いを制するのはどのサービスなのか……。