難しいフォント選び
かつて、webサイトにおいて日本語フォントはユーザーが使うwebブラウザの設定に従うのが普通でしたが、
いまやかなり簡単に日本語フォントを変更することができるようになっています。
自分はGoogle Fontsを利用していますが、独自フォントを適用するのもそんなに難しくなさそう。
今回の本家ブログ移転時、当然フォントについても吟味しました。
99%記事を読むために作るサイトなので、フォント選びはブログ作りにおいてかなり重要な要素と言えます。
しかしこれが思っていたよりかなり難しい。
タイトル等に使う場合、Google Fontsで1文ずつ表示されたサンプルを見比べて良さげなフォントを選べば、
実際に表示されたときに感じる印象も選んだときのそれと大差ないのが普通です。
しかし、長文を前提とする運用の場合は必ずしもそうではありません。
どうしても文字数が多いぶんごちゃつくので、フォントの細かなところまで気になってしまいます。
開設時点の本番環境では「Zen Maru Gothic」という角丸系のゴシック体を採用しましたが、
現在はこれでは長文を読むのに耐えられないということで再び選び直しているところ。
「読みやすさ」だけで言えばもしかしたら日本語に関しては明朝体の方が読みやすいのかもしれませんが、
この手のフォント選びはサイトイメージにも直結してくるため、
明朝体ではお堅いイメージが強すぎるという嫌いもあります。
イメージと読みやすさはおそらく完璧に両立させるのは難しいので、あとはバランスの取り方の問題。
PC版とスマホ版でも見え方がだいぶ違ってくると思うので、とにかく環境ごとに試行錯誤する必要がありそう。
まあ、変に奇をてらわずシステムフォントにするのが無難という考えもありますが……。
本家ブログ最大のライバルは事実上の管理システムでもあるObsidianで、
正直現時点ではリーディングツールとしてもObsidianの方が読みやすく記事間遷移も快適です。
本家ブログは、webという突出したカスタマイズ性を活かして、
いかにしてObsidianを超えられるかどうかが今後の課題です。
そこで変に挫折してしまうと「やっぱり非公開運営でいいか……」となってしまいそうなのが怖い。
まあでも、やっぱり公開運営の方が言葉の選び方等々ちょっとしたところで心構えの変化を感じるし、
こっちの方が良い文章を書けそうではあります。
ちなみにこのブログを書いているときは半角91文字を目安に改行しているのですが、
md変換の都合でその改行文字は反映されず、
サイトに表示されるときはパラグラフごとにまとまった表示となります。
これももしかしたら読みやすさにかなり影響を与えているのかも。
ただ、スマホ表示時はパラグラフでまとまっていた方が読みやすいんですよね。
WordPress時代はbrbrbrというプラグインで無理やり改行を書いたまま反映させていましたが、
今回もPC版に関しては似たような施策が必要かも。