昇給と倹約志向
たまには膿を出す目的をかねてお金の話でも。
人間関係と健康状態が順調ないまは相対的に金銭問題が心のウィークポイントになっている感があり、
金銭関係も以前よりは明確に改善しているのに些細なことでネガティブになりがちな傾向にあります。
実は入社時点でいまの会社は「決算賞与」なるものがあると知らされ楽しみにしていたのですが、
先日いざ支給される段になってそれが特に会社への貢献が大きい社員にしか支給されないことを知り、
てっきり10万円くらいはもらえるのかと思っていたので若干ブルーな気持ちになりました。
まあ今回は100%自分の勘違いなので会社を責められるはずもないのですが、
お金に関しては期待していたより実入りが少ないと意外と大きな心理ダメージを負うものです。
ここ1年半ほどは浪費癖のひどかった2020〜2022年から一転して極端な倹約志向に偏っています。
象徴的なのが03月に先物取引で成功して75万円もの臨時収入を手に入れたとき、
それでもなお「欲しいものが無い」と考え何も買わなかったこと。
短期で大金を手に入れても実感が無いということなんでしょうね。スマホに表示されている数字が増えるだけだし。
せめて紙幣に替えていたら現実的な実感を得られていたのかも。
まあ100万円超えたらさすがにちょっと使おうと当時も考えていましたが、
結局あの後のイスラエル-イラン危機により大損し、75万円の半分くらいが消し飛んでしまいました。
これは極端な例ですが、今年に入ってからは消費活動そのものの行動力が減衰した実感があります。
欲しいものがまったく無いわけではないものの、それを実際に買うまでの心理的ハードルが高いというか。
そもそも2022年まで浪費癖が半端なかった要因として、明らかに身の丈以上の昇給ペースだったというのがあります。
上京した時点で地方勤務時代より数万円増えたのに、そこからさらに2020〜2021年は半年ごとに2万円。
2022年初頭のヘッドハンティングによってさらに増え、短期間でものすごい勢いで年収が上がっていきました。
昇給分は基本的に自由に使える余裕資金として勘定していたので、当時の金銭的自由はかなりのものでした。
欲しいものは軽率に買い、外食では値札を見ずに食べたいものを食べる。
そうして調子に乗りまくった結果がこれです。
まあお金の使い方が下手な自分にとっては約束された結末だったのではないかと。
いま、実は上場企業転職によって豪遊していた2022年当時よりさらに年収は増えています。
が、それはボーナスの有無による違いが大きく反映されているだけで、
増税等々の影響もあって月収から固定支出を引いた余裕資金は
むしろ上京直後くらいまで減ってしまっており、金銭的自由を感じられる状況にはありません。
ボーナスは金銭的自由の実感にあまり寄与しないということなのでしょうか。
ともあれ、この「月収の余りが少ない」というのが非常に良くないのではと改めて思うわけです。
なにしろいくら働いても貯金がなかなか増えないわけですから。
そしていまの会社は、ボーナスこそ4ヶ月分出してくれるものの昇給は非常に渋い。
先々月に初めて昇給しましたがその額は「半年で2万円」には遠く及ばず、
豪遊しても月収が余るような生活が再び実現するのはこのままだと数年先になってしまいます。
結局この業界って所属会社の勤続年数を増やすよりも転職してしまった方が効率よく年収を増やせる気がします。
ただ、もちろんあまりにも短期で転職しようとしても採用されないと思うので、その辺の匙加減が気になるところ。
前は事実上3年でそこそこうまくいったので、同じ間隔で考えるならば次は2025年末か……?
同じ業態ならぶっちゃけいつでも転職できると思いますが、
転職問題は仕事を通じて何がしたいのかといった自己実現の問題にも絡むためよく考えたいところです。
いずれにしろ、現状あと月収が数万円増えれば2021年の金銭状況に加えてボーナスもある状態まで持っていけるので、
一人暮らしに必要な収入としてはそこがひとまずゴールになるのではないかと思っています。
さらに次のステージに行くのは現実的ではなく、現状それを目標に据えるのは不適切かなと。