カラーパズルの可能性
そういえば最近ずっと鳴かず飛ばずだったオフライン系のスマホゲームですが、久々にヒットしました。
それはパズルゲームの『COLORMA』。読み方は「カラーマ」でしょうか。
色彩パネルを配置して自然なグラデーションを作る、いわゆるカラーパズルです。
『彩独2』など類似のスマホアプリは過去にも遊んだことがあり、
おそらく制作自体が簡単なことからストアには同等品が無数にあるのではないでしょうか。
『COLORMA』はその中でも比較的UIが洗練されていてオシャレ感の強いアプリとなっています。
(ちなみに、インベントリの位置はデフォルトでは押しにくいですが下に変更できます)
まだ最初の練習パックしかクリアしていませんが、
その中でも単に配置するだけでなく並び替えをするステージ、デコイが存在するステージ、
図形が書いてあるパネルに配置するとすべての同じ図形にコピーされるギミックのあるステージなど、
思っていたより応用性に富んでいてパズルゲームとして面白いです。時間計測が無いのも良い。
単にグラデーションを作るだけなら簡単な作業なのですが、
特に並べる形が「線」ではなく「面」になると一気に難易度が上昇し、色選択の試行錯誤が生じるのが面白い。
じわじわとハマるタイプのゲームです。
同等作品は序盤からしばらくずっと線タイプの簡単すぎるステージをやらされるので
そこで飽きてリタイアしていましたが、これはUIが秀逸なのでもう少し進めるモチベーションがあり、
それをきっかけにして面白さに気づけたという感じですね。
自分は2005年のDSソフト『メテオス』や2009年のDSiウェア『Art Style: SOMNIUM』の信者なので、
パズルゲームに関しては「応用性」をすごく重視しているようなところがあります。
SOMNIUMはステージを進むごとにルールを再構成するような面白いギミックがとても魅力でした。
そういう意味で言えば『Baba Is You』は個人的にはパズルの頂点と言っても過言ではありません……
が、かなりの難易度なので気合を入れないと着手しにくくサクサク感はありません。
『COLORMA』は単調でサクサク進める系かと思いきや意外と飽きない程度の応用性もありそうな雰囲気で、
個人的にはかなり有望なパズルゲームです。
ちなみにサクサク系でいうと近年最大のヒットは『テント・アンド・ツリーパズル』ですね。
これは数独のように基本ルールが洗練されていていくらやっても飽きないタイプのパズルです。
ただ、自分はもうサクサククリアできるレベルのパックはだいたい制覇してしまい、
残っているものはクリアに十数分かかるようなマス目の広いものなので最近はあまり起動していません。
こっちはログボもデイリーパズルもあって継続性はありそうな雰囲気なのですが、
デイリーパズルの数が多すぎて着手したらすぐにデイリーが義務になって楽しくなくなるのが目に見えているため、
通常パックは200ステージ以上クリアしているにも関わらず未着手です。
ほどよいボリュームだったらかなりの継続性がありそうなのにもったいない。
逆に『COLORMA』はログボもデイリーも無いのがもったいないなと感じます。
(追記:ゲームを進めていったら1日1問のデイリーパズルもありました。ただ、かなり難しい)
かつてあった『激問』のように、デイリーで1〜2ステージだけ配信というのがちょうどいいのかもしれない。
あるいは通常ステージ数ステージクリアをデイリーミッションとするとか。
自分はオフラインスマホゲームをアクション、パズル、その他と大別していますが、
やはりスマホはパズルに良作が多く充実しやすい傾向にあるように思います。
タッチパネル操作だからというのもありますが、スマホというデバイスの身近さがパズルに合っているのかなと。
電車の中などでさっと取り出して1ステージだけやりたい、みたいなニーズにすごく合う。
アクションはやはりコンシューマー機でガッツリやりたいですね。