まったく知らない流行語
2024年の流行語大賞は「ふてほど」だそうです。
流行語大賞と言えば全然流行っていない言葉が選出され炎上するのが毎年恒例になっていますが、
去年まではそれでもまったく聞いたことがないわけではなく、頭の片隅に引っかかるワードではありました。
今年は完全にすり抜けましたね。あとで調べたらドラマのタイトルの略称だそうです。
流行語大賞はたまに過度に政治的なワードを捩じ込んで大炎上することがありますが、
今年のこれもかなりのレベルで炎上しそうな気がします。すでにWikipediaは荒らされ始めており、
そして、毎年こうして炎上して注目してくれるので炎上マーケティングとしては大成功と言えるでしょう。
真面目に無難なワードを選出していたらもうとっくに世間に忘れられた存在になっているんじゃないだろうか。
ちなみに一般向け(?)の流行語大賞の対抗馬であるネット流行語も健全かというとまったくそうでもありません。
去年はビッグモーター問題の罵詈雑言がしれっと銅賞に入っていて、
こっちも普通にゴシップ系くさい気持ち悪さはある。
「猫ミーム」「8番出口」「アザラシ幼稚園」等を選出している「SNS流行語大賞」がぱっと見一番健全っぽいですが、
これは趣旨の通りSNS(というよりTwitter)の流行を反映したもので世間のそれではなく、
結局今年世間で一番注目されたものはなんだったんだろう……とモヤります。
まあ、強いて言えば能登半島地震、酷暑(男性の日傘)や闇バイト関連がトップトピックスだったように思いますが。
これはあくまでも個人的な考えですが、あんまり声高に流行語大賞を批判するのも、
「自分の知っていることがすべて」と言わんばかりで格好悪いと思うんですよね。
そういうコンプライアンスに支えられて流行語大賞の選考がやりたい放題になっている側面もありそう。
(国をひとつのコミュニティとする前提の)流行語という概念自体がいわばこの多様化社会に逆行しているわけで、
そう考えるとなんというかもう流行語大賞という文化そのもののオワコン化を感じます。
もちろん各クラスタでそういうものはあってもいいと思いますが。
ちなみに自分個人の今年のマイブームは(1人だけの流行語というのは語弊があるのであえてこう表記します)、
まあ新規開拓という意味でもVTuberになるんじゃないかなと思います。
ただ、年末現在すでにその勢いは相当落ちていますが……。