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#8286

椎骨動脈解離で入院生活 #4

今日の出来事入院

入院4日目。


入院中の睡眠事情について。
実は緊急入院した初日は結果的に本当に一睡もできませんでした。
スマホを含むあらゆる情報端末と切り離され、しかも常用している睡眠薬も無く普段とまったく違う睡眠環境。
枕ひとつ変わるだけで眠れなくなる自分にとってこれは地獄に等しい睡眠環境で、まあ当然のように眠れませんでした。
翌日、看護師に相談して睡眠薬を2錠処方してもらったのですが、それでも眠れない。
時間差でもう2錠もらいましたが効かないことはわかっています。結局2日目もほとんど眠れませんでした。
3日目の夜、4錠一気に服薬することでようやく4時間ほど眠れるようになり、
また少しずつ入院環境に適応してきたことで昼寝もできるようになってきました。


基本的に病院は環境の変化を差し置いても眠れる環境ではありません。
まず、そもそも日中からずっとベッドの上にいて寝転がっているのに夜すんなり眠れるわけがない。
そして病院の夜は地獄です。
そもそもここは脳神経外科を扱う病院なわけで、頭のおかしい老人がたくさん入っているわけです。
初日は深夜02時過ぎからしばらく言葉にならない呻き声が聞こえてきたり、
2日目は深夜03時から数時間の間、壊れたおもちゃのように「すいませ〜ん」と看護師を呼ぶおじいちゃんがいたり
(ナースコールを押せば看護師は飛んでくるが、声ではナースステーションまで届かない)。
とにかく24時間なんらかのヤバい状況がそこかしこで起きていて、とても安眠どころではないわけです。
ナースコールもほぼ24時間どこかで鳴っています。


日中帯はボケた老人たちと看護師とのバトルが繰り広げられます。
「痛い〜!」「もうやだぁ〜!」と幼児退行して微妙にいやらしい声で拒絶を繰り返すおばあちゃん。
飲食のたびにむせて死にそうになっている95歳のおじいちゃん。
壊れたおもちゃのように「誰か来てくださいよぉ〜!」と数時間単位で連呼する壊れたおもちゃ。
中には反抗的な老人もいるらしく、だいたい2日に1回くらいの割合で看護師の怒号が聞こえてきます。


まあ思うところはいろいろありますが、
06時に起きて朝食を食べさせられ、12時に昼食、18時に夕食、21時に消灯して就寝というただそれだけの生活を繰り返せば、
そりゃ頭もおかしくなるよなと思わなくもないです。
もちろん認知症の原因は退屈だからではなく他にいろいろな要因が絡んでいるのでしょうが、
いまのところ自分にとって病院という場所はひたすら自由を奪われ、自由の大切さを再確認する場所です。
そしてその自由という資源はいつしか失われ、自分も彼らのような老人にならざるを得ないのだと思うと……。
人生の有限性を改めて感じずにはいられません。



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