ブログ復帰の必須条件
もうすぐこのブログもめでたく7000本の大台に乗ります。
が、気持ち的には全然めでたくなく、むしろこの存続危機の状況にあっては不安だらけです。
果たしてこのまま継続するべきなのか否か。
何度かブログの存続危機に陥るたびに考えてきたことですが、
基本的に「何も変えないが存続はさせたい」と言うのは結局のところ精神論に行き着きます。
とはいえ何かを変えるという結論に至ったところで、
変化したブログ運営を続けていけるかどうかは完全に未知数でありリスクが大きい。
そのため、現状が良くないのはもう確定的に明らかなんだけれども、
未知の運営方法に変えて本当に破滅してしまうよりは非合理でも変えない方がマシ、
という選択を採用し続けてきました。
2008年、2015年、2018年、そして2023年とこれまでだいたい4回の危機に瀕してきましたが、
それらを乗り越えたのはいつも「気合いで乗り切る」という精神論でした。
そして回を重ねるごとに確実に状況は悪くなっていることから考えても、
もし将来5回目を迎えてしまったらそれが本当にブログの破滅になる可能性が高いです。
だから、どこかでやっぱり変わらざるを得ない。それはこのブログの歴史が証明している。
20周年を迎えるまでにやるべきなのは、
やはり合理的に突き詰めた新しいブログの運営方法(あるいは執筆方法)なのだと思います。
どこかで本腰入れてそれを考えないと、
これまで長年書き続けてきたことが無駄になってしまうという危機感があります。
では合理的に突き詰めたブログの運営方法とは何なのか。
現時点で考える限り、その方向性は2つあります。
それは執筆するコンテンツを可能なかぎり省エネルギーで作ることと、
同じく執筆するコンテンツを可能なかぎり幅広い形で作ることです。
逆に言えば、創設以来このブログは「省エネルギーではない、決まりきった形」で書いてきたため、
それが実生活上の負荷になって存続が危うくなってきているのだろうということです。
省エネルギーで書くというのは、具体的に言うとまず字数制限の撤廃は必須かなと。
ただ字数を少なくすれば解決するというような単純な話でもないのでもっと考える必要がありそう。
あとは書き終わってから公開するまでの手順を極限まで少なくすること。
現状も「WordPressにログインして全文コピペしてタグ、カテゴリを設定してボタンを押す」
という感じなので3分もかからない軽作業なのですが、
PC必須ということもあり意外とこの少ない手順が心理的ハードルを上げているような気がします。
最近書き終わっているのに投稿していないエントリーを大量に生み出しがちなのは、
この辺の心理的ハードルに由来するんじゃないかと考えています。
なので理想は、書き終わったらワンボタンで投稿まで終わらせるようにしたい。
WordPress単独でそれをするのは難しいかもしれませんが、
APIを作ってiOS/iPadOS/macOSのショートカットアプリとうまく連携すれば、
執筆環境を変えずに共有ボタンひとつで投稿するのは不可能ではないと見ています。
幅広い形で書くというのは、
簡単に言えば既存カテゴリに当てはまらない書き方をするということです。
現在の12カテゴリは、一部の例外を除いて「書き方」というより「話題」による分類ですが、
そもそも論としてもっと幅広い「書き方」をしてもいいのではないか、という。
具体的にはSNSや動画サイトなど他者のコンテンツを貼り付けて一言紹介するだけ、
同様に写真ライブラリから1枚選んで一言紹介するだけ、みたいなコンテンツが考えられます。
これなら執筆作業というよりコンテンツの選別作業になるため、
従来のような時間的・心理的負荷は感じられないと思われます。
コンテンツ自体は無数にあるので、投稿しない方が難しいのではないでしょうか。
ただ、そういう投稿の集まりを日記系ブログと称していいのかは疑問ですが。
そういう思想があるので、
これまで自分が主体ではないコンテンツをメインに据えるエントリーは原則NGとしてきました。
例外的に「特集」タグに当てはまるエントリーは紹介メインでしたが、
あくまで特例という位置付けです。
それはやはりこのブログが日記として始まったという成り立ちによる思想なのだと思うのですが、
その思想を頑なに守ってきたからこそ負荷を感じてきたのもまた事実。
そろそろこの思想をぶっ壊してもいいのではないかと思うわけです。
要は日記系ブログという自称をやめて、なんでもありブログにするということです。
「日記」という体裁を保つのはもうそろそろ限界な気がするので。
これら2つの方向性に共通するゴールは、「スマホで完結できる」ということです。
いままでのブログ執筆歴を振り返ってみても、いずれにしてもこの条件はマストである気がする。
スマホで完結できるなら、電車の中、布団の中、その他ちょっとした隙間時間など、
ブログ投稿できるタイミングが一気に広がるということですからね。
となると、2013年ごろに妄想していた「パーソナライズされたブログ投稿アプリ」
が意外と最適解だったりするのかも……?
アプリ制作となるとそもそもそこまでのハードルが高いので考えものですけどね。
いずれにしろ、このブログは20周年で大転換を迎えることになりそうです。
そしてもしそれができない場合は閉鎖となる可能性もあるわけですが……
できるかぎり存続させる方向でもがいてみるつもりです。