リベンジ夜更かし
日中帯を有意義に過ごせなかった不満足感を取り返すために夜更かしをしようとすることを、
俗に「リベンジ夜更かし」と呼ぶそうです。
これはまさに自分の半生そのものを表しているとなかなかに衝撃を受けました。
いまでこそ非ベンゾ系睡眠薬のサポートによって生活リズム崩壊は避けられていますが、
再三書いているように、かつての自分は生活リズム(起床・就寝時間)が徐々に乱れていって
昼夜逆転したりまた戻ったりという生活を長らく続けている時期がありました。
特にひどかったのが大学で一人暮らしをしていた時期です。
起きられなくて大学に行かないペナルティは1〜2限の単位を落とすくらいでそれ自体も誰にも咎められないし、
その単位も数回の欠席程度では落ちないというあまりの緩さに自堕落を極めていました。
これが契機になって不眠症が悪化したのは言うまでもないですが、
実際には大学入学以前も夏休み等は積極的に夜更かしし、夕方まで寝ているようなこともありました。
これらの動機を「日中帯の不満足感を取り返したい」とするのはかなり納得感があります。
そもそも耐久不眠と称して積極的夜更かしをしていたのも、充実感を得たかったからでしょう。
活動時間を増やせば必然的にできることが増え、充実度が増すというのは単純ですが強力です。
本当に最初期の頃は日中帯もそれなりに充実していて、
夜更かしをするのは特別な日を120%楽しみたいという意味合いだったのではないかと思います。
それがいつしか日中帯の活動量が減り、充実していたとはとても言えなくなり、
しかし自尊心がそれを許さないのでどうにかして夜更かしで取り返そうとしていたと……。
そして日中帯が非充実だった日に夜更かしをして、実際に「リベンジが成功」したかと言われると疑問です。
いままでかなりの日数夜更かしをしてきた自分も、そう実感できた日はほとんど無さそう。
むしろ昼夜逆転によって身体のパフォーマンスが落ち、長期的な観点では明らかに悪化しています。
これはweb制作遍歴を振り返ったとき、中学高校時代はそれなりの実績があり、
社会人生活突入後もそれなりにやっていることがあるのに大学時代だけぽっかりと穴が空いていることからも明らか。
それでもブログは継続していたし何もやっていないわけではないのでしょうが……。
ともあれ、結局のところ夜更かしは百害あって一利なし、というのが結論になるのかなと。
あまりにも遅すぎる気付きですが……。