ちょこまかとちょこざいな
ふと、出勤時の電車内で日本語の「ちょこまか」の「まか」って何だろう?
と思いつき、その場で検索しても、ChatGPTに訊いてもわからなかったので、
何ともいえずモヤモヤした就業時間を過ごしていました。
帰りに東京駅の書店にある国語辞典コーナーで語源辞典や国語辞典を引いてみたのですが、
クリティカルな情報は得られず。
最も有力なのは、「ちょこまか」は「ちょこちょこ」の変化であるという説。
なぜ2つ目の「ちょこ」が「まか」に変化したのかは謎ですが……。
似たような言葉で「ちょこ」がつく言葉はいくつもあります。
「ちょこざい」「へなちょこ」「ちょこなん(ちょこりん)」など。
このうち「ちょこざい」「へなちょこ」の「ちょこ」は、いわゆるお猪口のことのようです。
日本酒を飲むときに使う小さな容器のことですね。
ただ、これが「ちょこまか」の「ちょこ」にも通じているのかは分かりません。
もともと「ちょこちょこ」だったとすると、何らかのオノマトペであるという推測も立ちます。
要するに素早く走り回る様を音で表すとそうなるという感じですね。
まあ確かに「ちょこなん」「ちょこまか」の「ちょこ」が似たようなニュアンスであると言われると
納得できる部分もあるような気がしますが、
結局確固たる情報は出て来なかったのでモヤモヤは残ったままです。
まあでもこういうのを発見すると日本語って面白いなあと改めて思いますね。
上京する際の断捨離で広辞苑は手放してしまいましたが、ちょっと後悔しています。
国語辞典はぱらっとめくってみると結構知らない世界が広がっていて面白い。
そしてそれは、電子媒体ではいまだになかなかできないことだったりもします。
そういう意味で国語辞典は紙で所持しておく意義はあるんじゃないかなと。
手元に置いておいて気になった単語が出てきたらパッと引いてみる。
ただ、広辞苑第七版が登場した当時も似たような思惑があって買ったわけですが、
広辞苑は巨大すぎて引くのがちょっと億劫だったというのもあります。
もうちょっと手軽に引けるサイズがいいかも……とは思うのですが、
それだと収録語数が減ってしまうというジレンマ。
この問題をうまいことクリアしたiPadアプリとか出てくれないかなーと思う今日この頃です。