ファッションコーデの重要性
最近画像生成AI「Stable Diffusion」で女の子のイラストを描く練習をしています。
なぜ女の子のイラストを描くのかについては過去のエントリーを参照してもらうとして、
数十枚ほど生成して気づいたことがいくつかあります。
まず、頭の中に思い描いた理想は、
自分で考えている以上に意外と具体的な想像が欠けていることが多いということ。
頭の中に思い描いた通りにプロンプトを打ち込んで、その通りに具現化したとしても、
「あれ?なんか思っていたのと違うな……」と思うことがある。
こういうのが理想だと思っていたのに、
いざ具現化すると方向性を誤っていたことに気づくわけです。
やはりAIにしろ手書きにしろ、頭の中に思い描いているだけではダメということですね。
十年以上理想の姿は変わっていなかったのですが、
ここにきてAIの提案でその姿が変わりつつあります。
もうひとつは、いわゆる「女の子のかわいさ」というのは、
体のパーツ、つまり顔つきや髪型、身長などだけで決まるわけではないということ。
ファッションを含めた全体を俯瞰して初めてその人の可愛らしさが表現されるのではないかと。
いやむしろキャラデザにおいてはファッションの方が大事なのかもしれない。
キャラクターを作るに当たって髪型や身長などを定義したところで、
それ「だけ」を具現化してもキャラクターのそれらしさは表現できないわけです。
ファッションでもその雰囲気を表現しないと、とてもキャラクターとしての個を確立できない。
ということをStable Diffusionをいじっていてとても痛感しました。
となると、AIを使ったキャラデザにも女子ファッションの知識が必要になるということです。
このキャラクターはどういうファッションセンスをしているか、
というところまで定義しないといけない。
そのためには、まず生み出す者である自分自身がファッションセンスを磨かないと……。
これはいままで考えてこなかった視点なので、致命的に知識が足りていません。
自分自身が女子ならいざ知らず、現実でもまず触れる機会の無い世界ですからね……。
ただ、いままで触れてこなかった世界だからこそ好奇心が疼くというのもあります。
恥ずかしいけど今度若年女子向けのファッション雑誌でも買ってみようか、
それともイラスト指南系のキャラデザ本を買えば十分なのだろうか。
ちょっとそっちの界隈にも手を出してみようかと思っています。