Steamゲーム倉庫としてのUMPC
macOSでWindowsを動かすアプリ、「Prallels Desktop」が突然壊れてしまいました。
正確には2021年にインストールした仮想Windows 11環境が破損してしまったらしく、一定時間で必ずクラッシュする。
クラッシュレポートに記載されている「起動時間(Uptime)」が毎回同じ、
かつあまりにもキリのいい数値なのでライセンス周りの不具合かなと踏んでいます。
ちょうど最近Proライセンスの有効期限が切れてStandard落ちしたのでそれが原因のような気がする。
基本的にParallels環境は「macOSで無理やりSteamのゲームをする」という目的で確保していました。
macOS版Steamでは動かないが、Parallels環境でなら動くというゲームは少なからずあるからです。
しかしそれらのゲームを頻繁に遊んでいたのかと言われると、まったく遊んでいません。
仮想化したWindows 11を再ビルドすること自体は簡単ですがライセンス認証が必要みたいで、
以前はWindows 10の余っていたライセンスを流用できていたのですが最近それもできなくなったようで、
もう一度仮想環境を立てたいなら新たに買い直さなければなりません。
ほぼプレイすることのないゲームのためだけにそのコストを支払いたいかと言われると、かなり厳しい。
Windows 11仮想環境はそれだけで200GB近く食うので、
これを消すことができればMacbook本体のストレージにかなり余裕が出るというメリットも無視できません。
そういうわけでSteamゲーム置き場は引っ越しを余儀なくされそうなのですが、
そこで前々から気になっていたゲーミングUMPC、つまりPCゲームを遊べる携帯ゲーム機を検討しています。
正直言って自分にとってSteamゲームは大半がインディーズゲームであって、
AAAタイトルをガッツリ遊びたいというニーズはそんなに大きくないんですね。
そして小粒なゲームはそもそも腰を据えてガッツリ遊ぶようなものでもありません。
そのためスペックよりもむしろ起動に時間がかからずさっと取り出してプレイできる環境の方が大事なわけです。
そういうスタンスを考えるとゲーミングUMPCは結構自分に合っている気がする。
ついでにミドルレンジくらいのスペックを確保してAAAタイトルもある程度プレイできるようにしておけば、
今冬には新調不可避と思われていたデスクトップPCの役割も兼任することができなくもない。
小型PCに等しい使い方もできるので、事実上の3代目Windows PCとして検討する価値はあるのかも。
ただ、この手のガジェットは検討すべき点が多すぎるので購入を決断するまでには相当の時間がかかると思います。
ざっと予備調査をしたかぎりでは15〜20万円程度の出費になりそうですが、
事実上の購入目的は「ふだんほぼやらないゲームの倉庫」になるため、コスパの悪さは否めません。
199ドルのWindows 11ライセンスを渋っているのに、同じ用途で5倍の値段を出すのはあまりにも非合理です。
とはいえUMPCは去年以降物欲が死んだ中で見出したウィッシュリストの中では比較的有望な欲しいモノです。
Steamの倉庫である以前に物欲が刺激されるガジェットではある。
一番いいのは「Switch 2」でSteamなど他プラットフォームのゲームも遊べることなんですけどね。
まあそれはさすがに厳しいか……。
そう考えると結局「Steamでは雑多に買っておいて本命は可能なかぎりSwitchで買う」
という2021年以前のポリシーが正しいということになるんですかね……?
これは多重購入になりがちなので近年は否定するスタンスでしたが、またしても手のひら返しをすることになるんだろうか。