両輪の低迷
毎年、プレッシャーのせいなのか実家帰省のせいなのか調子が悪いことの多い01月。
今年はかなり良い出足かと思っていたのですが、後半に突入してから失速感を感じています。
では何を根拠に失速感を感じているのか。
それは、近年の自分では「両輪作戦」(#07500 / 2024年06月29日)が機能していない場合に実感することが多いです。
両輪作戦とは、複数の活動に首を突っ込んでおき片方が失速したらもう片方に注力するという方針のこと。
いまの自分は、比較的モチベーションのあるフェーズでは開発・創作系作業を、
そうでないフェーズではブログを進めることでバランスを取っているような節があります。
なので、開発系作業が滞ってもブログさえとりあえず追いついていれば失速感は感じられません。
しかしブログも滞るとその日一日で残したものが皆無になってしまうため、一気に非充実感が湧き出てきます。
「両輪」という名目ですが、ブログが滞った状態で開発作業が捗ることはあまりありません。
やはり日課としてのブログの方が心理的な優先度が高く、こちらを放置して他の作業はできないからです。
かといって、書けない状態ではとことん書けないので行き詰まってしまう。
ブログ歴21年でいまだこんなことを言っているのは本当に情けないかぎりですが、
執筆モチベをいかに絞り出すかというのは特にキリ番記事前後に関してはまだまだ高い壁として存在しています。
キリ番以外であればさほどではないかもしれません。
思い返せば、ブログの低迷を感じるのはたいてい記事番号の2桁目が0の期間である気がする……。
キリ番記事、すなわちより真剣な随筆を書くという古い慣習を維持することについては、
7500番台くらいから「ブログ維持に関わる最後のハードル」として認識するようになりました。
7600番台は比較的楽に突破できたのですが、ここに来てまたハードルの高さを感じています。
これは伝統的にキリ番記事には「悩み」を書いてきたため、
比較的ネガティブな気持ちでないと書けないというネックがあるためだと思っています。
その時期が来たからといって、意図的に心をネガティブにできるわけではありません。
かといって下書きを溜めることは自分にとって借金を負うようなもので、それもなるべくなら避けたい。
こうした慣習による束縛が活動を停滞させているんだろうなと。
ブログフェーズがある意味での助走期間になっているからこそ他活動を維持できている、
という側面は否定できないので、両輪作戦自体は間違っていないと思うのですが……。
ブログはいまやあくまでもサブ活動にすぎないので負荷はもっと減らしたい気持ちはあります。
なのでキリ番記事=悩みを書くという慣習自体を考え直したいのですが……なかなか良い案も浮かびません。
キリ番記事というのは100日に1回必ず来るものなので、一発屋ではダメなんですよね。
あらゆる文化に触れては遠ざかる気分屋になってしまったいま、持続性のある企画を考えるのはかなり難しい。
なんというか、全体的に一歩踏み出せば活路が開けるのにそのためのエネルギーを持ち合わせていないような、
非常にもどかしい感じのする今日この頃です。