頭を絞る
現行の執筆ルールだと、ブログの執筆が滞るといずれその分書き溜めなければならない日が来ます。
そのとき、短期間で自由なテーマについてたくさんの文章を書かなければなりません。
もしもこの作業が簡単なものだったら、自分は毎日投稿ルールに苦しむこともなかったでしょう。
当然ながら、何千何万という文章はたとえ自由テーマでも、
いやむしろテーマが決められていないからこそ書き上げるのは難しいものがあります。
いままでこういうことは何度も経験してきたわけですが、
ブログ記事を複数本書くというのはまるで思考を絞り出すような作業だと思っています。
頭の中を隅々まで探索して考えつく「書ける話題」を拾っていくという作業。
当然ながら書いたことのある話題は基本的にNGであるため、
これはブログを続ければ続けるほど負担の大きい作業になるということになります。
もうカラッカラの雑巾を無理やり絞っているようなもの。
これ自体は非常に苦しい作業ですが、どうにかしてそれを乗り越えると頭がとてもスッキリします。
頭の中で考えていたことを一通り文章という形に落とし込むことによって
保留していた思考がいったんリセットされ、
新しいことを考える余地が増えるからなんじゃないかと思っています。いわば思考の棚卸し作業。
これによって同じようなことを考えている日々から明確に前進することができます。
「書くことでスッキリする」というのは非常にシンプルですがブログを書くメリットのひとつです。
それも中途半端な文章量ではなく徹底的に書くことでよりスッキリできる。
サウナの後の水風呂みたいなものでしょうか。
ただ、「どうにかして乗り越える」方法がいまだに確立していないのは悩ましいものです。
これは本当に分かりません。理論よりも気合いでどうにかする問題のように思います。
長年負荷をかけ続けてきたので短期間に書ける文章量が増えてきたというのはあるけれども、
昨今のブログ衰退が酷過ぎて、それに抵抗できるだけのチカラはまだ無い。
理想は当然、後日投稿などせずにその日のフレッシュな文章をその日のために、
書きたいだけ書いて翌日を迎えることです。
それが一番健全でスッキリする方法でもあり、また毎日投稿の意義でもあります。
ただ、一方で思考の棚卸しは後日投稿分が溜まってこそできるという側面があるのも事実です。
投稿待ちの下書きが無ければ、なかなか自発的に書き溜める機会もないでしょうし。
(本来であればブログ安定化のために書き溜めも積極的にしなければならないのですが……)
いまは過去最悪と言ってもいいブログ衰退期ですが、
むしろそれを逆手に取って徹底的な思考の棚卸しをしてみるのもアリなのかもしれません。