貧乏人の駆け込み寺
副収入として期待していた仮想通貨取引ですが、今月は4ヶ月ぶりに負けてしまいました。
今月は本来ならば絶対に負けられない月だったんです……。
なぜなら今月は前職の最終給与支払月。来月からは新しい職場でアップした給与をもらいます。
前職の最後は転職活動やら何やらで休みまくったので給料が非常に少なく、
その補填手段として仮想通貨取引に期待を寄せていました。
しかしここで負けてしまうと逆に窮地。
ほぼ無給みたいな状態で1ヶ月を凌がなくてはなりません。
そこで自分が取った最後の手段は……「質屋」です。
いわゆる「借金」は個人情報を担保としてお金を貸すもので、
この方式によるお金の貸し借りは貸金法により「年収の3分の1まで」と法律で決まっています。
このとき、年収は直近2ヶ月の額面給与を6倍した金額として出されることが多いです。
つまり、消費者金融で借りられるお金は直近の給料の約4倍ということです。
ここでいう「額面給与」とは税金の控除を差し引く直前の状態であり、交通費は含まれません。
問題なのは欠勤等による控除は差し引かれた後の金額が適用されてしまうことで、
直近の欠勤数によって借りられるお金は大きく変わってきます。
本当にいざというときまで何も借りずに凌げば1回くらいは消費者金融を頼りに凌げますが、
以前にも窮地があってお金を借りたあと、
実質年収が大きく目減りしてしまったため借金が年収の3分の1を上回ってしまうともう最悪です。
こうなると消費者金融はどこも1円すら貸してくれません。
これの抜け道に「銀行は総量規制の対象外」というルールがあり、
銀行に泣きつくことはできなくもないのですが、
銀行も銀行で自主規制を敷いておりブラックみの濃い人に貸すことはないし、
第一貸付までには審査やらなんやらで時間がかかり、消費者金融のように即日とはいきません。
そもそも消費者金融よりも銀行の方が貸付の審査は厳しいと言われています。
自分は度重なる仮想通貨取引の負けで貯金はスッカラカンになってしまいました。
転職すればある程度状況は好転するとはいえ、前職の給料ではとても生きていけないのが実情です。
だからこそ今月の取引での勝利は必須だったのですが、まさかの事態となってしまいました。
欠勤が多いので消費者金融は頼れないし、第一怖い。かといって銀行等も頼れない。
調べまくった結果出てきたのが質屋を利用するという手段です。
一瞬「個人間金融」とかいう界隈にも手を出そうとしたのですが、
これは実質的な闇金と同義と知り、ギリギリのところで踏みとどまりました。
質屋は物的担保によりお金を貸し付けるので、個人情報を担保とする借金とは関係ありません。
なので年収がいくらだろうと、価値のある物さえ用意できればお金は用意してくれます。
ただし、そのお金を期日までに返せない場合は担保として預けている物が「質流れ」となり、
早い話が没収されてしまいます。
物的担保として出す物が高価であればあるほど当然借りられる金額は大きくなりますが、
質流れになったときのリスクが大きくなります。
今回、自分が質に出したのは愛機「MacBook Pro」。
新しい職場では私物のPCを使う機会がないので仕事に支障がないので最悪の最悪、
数ヶ月くらいは無くても旧デスクトップPCやiPadで凌げるだろうという目論見です。
近所の質屋では最初10万円と提示されたのですが、
秋葉原の質屋で家電製品の受付を強化していていると知り、
問い合わせたら20万円貸してくれるとのことで、秋葉原まで行ってMacBookを手放してきました。
38万円で買ったので当然質流れになったら大損です。これは本当に緊急的な金策にすぎません。
新しい職場で給料が入ったらまずいの一番に取り返しに行くつもりです。
しかし、自分がまさか質屋を利用する日が来るなんてね……。
仮想通貨取引に手を出してしまったのが運の尽きだったか……。