松屋の券売機
近所に2店舗ある牛丼チェーンの松屋。
とにかくなんでもいいからさっさとごはんを済ませたい日にお世話になっているのですが、
比較的賑わっているところの店舗は目に見えて客層が悪いので、あんまり良い印象はありません。
逆に過疎地域に出店しているところは非常に快適。
これは松屋フーズ系列のお店全体に言えることです。
なので都心(23区内)ではこの系列のお店は基本的に入らないですね……。
職場近くに松屋しか無いような場合は致し方ないですが、そんなことはほぼあり得ないし。
ただ、快適な店舗でもどうにもならないことがあります。それは券売機の利便性の悪さ。
以前も書きましたが松屋フーズ系列でクレーマーと出くわすときは、
券売機を思い通りに操作できないことに怒っているケースが多いです。
dポイントカードの照会画面で「現金入れられないんだけど!」とキレてるおじいちゃんとか。
まあ昭和世代には難しすぎるんでしょう。dポイントだのバーコード決済だの……。
ただ、松屋なんてそういう底辺おじいちゃんが来ることが分かりきっているわけで、
なぜせめて券売機は誰にでも操作できるレベルのUXを求めないのかが不思議です。
そこに多少コストをかけるだけで現場のクレームはめちゃくちゃ減ると思うんですけどね。
その辺のラーメン屋よりもよっぽど券売機にカネをかけるべきだと思う。
現状はむしろ個人経営のラーメン屋の方がその辺も優れているケースが多いです。
もちろん扱うメニュー量などから単純比較はできないものの。
実際、松屋フーズ系列の券売機はかなり時代遅れで、まずレスポンスの悪さが気になるし、
老人をしばしば怒らせているように勘違いしやすいUI/UXにも大いに問題があります。
また、たまに故障して操作ログ?が書かれたレシートを延々吐き出していることもある。
そして極め付けは「1万円札を入れて注文せずに返金しようとするとエラーを起こして止まる」
という仕様。これは間違いなく仕様で、
いくつかの店舗でそういう操作はしないでくださいという旨の張り紙を見たことがあります。
これはもう、券売機製造を受託したメーカーがよっっぽどの無能だと言わざるを得ない。
なんか東芝や富士通辺りを経由してめちゃくちゃな多重請負になっているにおいがします。
発注元も超大手だからこそありえる話。
おそらく、松屋フーズ側はとにかくモバイルオーダーを推進したいのではないでしょうか。
いやむしろ松屋フーズにかぎらずいろんな飲食店チェーンがそう思っているかも。
モバイルオーダーならわざわざ独自筐体の券売機を作らなくても、
それに必要な一切の機能が客のスマホで完結してしまうわけですからね。
しかもこちらは端末を客が用意するので、
外部委託するとしても必要なのはスマホアプリ開発費だけ。
客側もレスポンスの悪い券売機にわざわざ並ぶ必要が無いという点で利点はあります。
これに一本化できればどんなに良いことか。まあ、もちろん実現しないでしょうけど。
そんなことをしたら昭和のおじいちゃんたちがさらにブチ切れること間違いなしですから。
とはいえタブレット注文はもう珍しくないし、
スマホでしか注文できない居酒屋も出てきているそうなので
モバイルオーダーが当たり前という世の中もそう遠くはないのかもしれません。
まぁ、それはそれとして松屋の券売機はもう少しマシにしてほしいところですが……。