キーボードの結論
以前(#07245 / 2023年10月18日)、実家時代に失敗したメカニカルキーボードにリベンジしたい、
ということでキーボードのことについて考えていました。
そして今回、立川へ行くついでに家電量販店に寄って実機のキーボードを触ってみました。
本命の「MX MECHANICAL」もありなかなか所有欲を満たせるデザインだと思ったのですが……。
結論から言うと、現行の「MX KEYS」より優るものは存在しないと言えそうです。
去年秋時点ではあたかもキーボードにこだわりたい=メカニカルにすべき、
みたいな言い方になっていますが、これは間違いでした。
その後、打鍵感や押し心地などキーボードのステータスについていろいろ考えた結果、
高価なメカニカルよりも比較的安価なパンタグラフの方が良いだろうという考えに行き着きました。
そもそもメカニカルキーボードはスイッチが1つずつ独立しているのが最大の売りで、
見た目はデスクトップPCでよくあるメンブレンキーボードと変わりありません。
この形はキーの背が高く、押したときに沈む深さもノートPC向けと比べると深いことが多いです。
それはつまり1ストロークごとの移動が多くなり疲れやすいということでもあります。
自分はもっぱらノートPC向けのパンタグラフキーボードに慣れており、
こちらはキーストローク(深さ)が浅いことが多いです。
やはり浅い方が打ちやすいと思うんですよね。チカラを入れずにリラックスして打てるのが良い。
Surfaceの付属キーボードだと爆速で入力できるのもその辺が関係していると思います。
あれは耐久性度外視でめちゃくちゃ薄くしている関係でごく小さなチカラで入力できるんですよね。
ぶっちゃけあれがキーボードの理想系かもしれない。
キーストロークが浅く、打鍵感も軽め。これが現時点で自分にとって理想のキーボードです。
そして図らずもこの理想に一番近いのが、いま持っている「MX KEYS」だったというわけです。
同じLogicoolの「PEBBLE KEYS 2」も良い線行っていますが、
キーボードイルミネーションがあるという点で明確にMX KEYSの方が上です。
まあ、強いて言えばMX KEYSは横幅が長過ぎてなにかと不便なので、
テンキーレスモデルに買い替えたいという気持ちはなくもない。
ただテンキーレスモデルは方向キーの上下がハーフサイズになってしまう点がネックであり、
これを考慮すると現状で買い替えの必要性は無いかなというところに行き着きます。
少し前まではControlキーがWindows準拠でホームポジションから遠いというのもネックでした。
Macbookのキー配列ではCtrlキーは左Shiftの上に配置されていて、
ホームポジションからすぐに小指で届く位置にあります。
Macでは文字入力時にCtrl+(J / K / L / ;)でひらがな・カタカナ・全角英数・半角英数に変換でき、
ライブ変換機能を使っている都合上、これはかなり頻繁に使います。
そのたびに左手をずらしてCtrlキーへ小指を持っていくのはあまりスマートではないと思っていました。
ファンクションキーでもできるけどこれもホームポジションから遠いので好きではありません。
が、実はこれMacのシステム設定で解決することができます。
システム設定→キーボード→キーボードショートカット→修飾キーの項目から、
各修飾キーの役割を書き換えることができるんですね。しかもキーボードごとにできる。
これでCaps lockキーをCtrlキーに置き換えてしまえばすべて解決というわけです。Macすごい。
従来のCtrlキーは当然そのまま使えるので、
Windowsに切り替えたときはこちらを使えばいいわけです。
こうなるとますますMX KEYSが自分にとっての理想的なキーボードということになってしまう。
まあしばらくはこれを使い倒す感じになるでしょうね。
最近ちらほら聴くようになった
「薄型メカニカル」なるジャンルがもっと盛り上がってきたらどうなるか分かりませんが。
まあ。結局現時点の自分にはメカニカルキーボードは不要だったというわけで。