繁華街にあるスーパー銭湯
2路線以内で行ける多摩地域のスーパー銭湯はおおむね制覇したと思っているのですが、
ひとつだけ明らかにコスパが悪いためスルーしていたところがあり、昨日そこへ行ってきました。
それは府中駅徒歩3分の好立地にある「縄文の湯」です。
従来から高かったのですが今月からさらに値上がりしたようで、
平日2,500円、休日3,000円という非常に強気な価格設定になっています。
その代わりタオルセットと館内着は料金に含まれていて、名目の入浴料は1,160円となっています。
これだけなら他のスーパー銭湯と変わらないのですが、
タオルセット込みの料金コースしか選択肢が無いので非常に高く感じられるわけです。
これの理由については後述。
90分で1,600円(タオルセット込み、ただし館内着無し)というコースもあり、今回はこちらを利用。
いざ行ってみると、なんと脱衣所と大浴場のフロアが異なるという構成。
衣類を脱いでからタオルセットを持って階段を上り下りする必要があるわけです。
なるほど、この構造だと裸で階段を昇降するのも嫌なのでタオルは必須というわけですね。
で、タオルセット無しのコースがあるとみんな裸で往来することになってしまうので、
ある意味それを避ける名目にもなっていると。
……まあ、それがすべてということでもないと思いますが。
大浴場は全然人がいないのでその意味ではとても快適でした。
温泉が炭みたいに黒くて若干ぬめりがあり肌に良さそうです。
施設はやや年季が入っていて清潔感という点ではややイマイチな印象。
繁華街のビルという立地の都合上、露天風呂が存在しないというのは大きなマイナスポイントですね。
あとから調べたら脱衣所と同じフロアに半露天風呂があるそうですが、
いちいち体を拭いて階段を行き来してそっちも行くかと言われると微妙のような。
ちなみにアメニティの類はやたら充実していて、この辺はさすがに料金相応といった感じ。
まあ全体的に高すぎるわりに他のスーパー銭湯と比べて一歩劣る感は否めません。
しかし府中に住む自分にとってはそれでもなお縄文の湯を選ぶ理由があります。
単純な話、他のスーパー銭湯は電車+徒歩で行く必要があり、
交通費と時間が少なからずかかるからです。交通費込みで考えると1,600円というのはむしろ安い方。
時間も相当短縮しています。他のスーパー銭湯はだいたい往復で1時間はかかっている印象ですが、
それをほぼゼロにできてしまうのは大きい。
まあでも、外気浴ができなかったり清潔感の面で劣っていたり、
なによりも炭酸泉が無いのは微妙で施設として微妙なのは確かなので
ここばかり積極的に利用するということは無いと思います。
とはいえ他のスーパー銭湯とのローテーションに組み込むのは全然アリかなと。
多摩地域のスーパー銭湯は本当に一長一短でどれが一番なのかはなかなか決められなさそうです。