MBTI診断受けてみた
最近若者の間で流行っている(?)、MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)診断を受けてみました。
それによれば自分は「提唱者(INFJ-T)タイプ」だそうです。
世界的に見ればまれですが、日本人に限ればそこまで珍しくもないタイプ。
これは4つの指向性によって決まり、その結果は4文字のアルファベットで判別できるようになっています。
外交 (E) - 内向 (I):Eは交流を好むのに対し、Iは一人でいることを好む。
感覚 (S) - 直感 (N):Sは具体的・現実的な情報を重視し、Nは抽象的なアイデアや隠れた意味を見出す。
思考 (T) - 感情 (F):Tは公平性・論理・客観性を重視し、Fは他人の気持ちや他人との調和を重視する。
判断 (J) - 知覚 (P):Jは計画性・ルール・秩序を重視し、Pは柔軟な対応や自由を重視する。
これによれば自分は内向・直感・感情・判断の傾向が強いというわけですね。
「提唱者タイプ」の解説を読むと、結構的確に自分の性格を表していると思いました。
自分自身の成功よりも他人を支援する利他的行動に人生の意味を見出す傾向にあること、
そしてそれゆえに自分のやったことが他者から批判されると強いショックを受けることが多かったり、
自分自身のケアを怠ってメンタルが崩れやすかったりするなど。
まあおおむね自分の自己分析とも一致しています。
MBTI診断は最近のティーンエイジャーの間ではかなり流行っているようで、
SNSのプロフィール欄にこのアルファベット4文字が書かれていることも多いです。
特に多いのは出生年の下2桁とセットにしているパターンですね。
2004年生まれでINFJなら「04 INFJ」みたいな書き方をしているケース。
MBTIで検索すると「XXXXタイプは性格が悪い」みたいなことを言っているサイトもちらほら見かけますが、
MBTI診断自体は科学的なお墨付きがあるわけではなく、根拠にはなりません。
要は15年くらい前に流行った血液型説明書みたいなものでしょう。
一定の心理テストを経て診断が下される以上、さすがに血液型占いよりは信憑性はありそうですが……。
匿名系SNSで話し相手を探す手がかりには良いのかもしれない。
こういうものが流行ったときに気をつけないといけないのは、タイプ丸ごと偏見の対象にしたり、
そういう言説に耳を貸したりしてはいけないということですね。
「性格の悪いMBTIタイプランキング10選!」
みたいなことを言っているブログやSNSアカウントはシャットアウトすべきだし、
間違っても自分がそういう発信者になってはいけない。
ただ、実際特定タイプの人の悪い面を目の当たりにして偏見が強化されてしまうことはあるだろうし、
16タイプもあるとなると各タイプのサンプル数を稼ぐのは難しいと思われます。
その中で相性の良し悪しを実感することがあれば、相性の悪いタイプの人は避けるようになるかも。
それはリアルやビジネスの場では許されないと思いますが、
ネットで軽い話し相手を探すような場ではMBTIタイプに基づく立ち回りも許される時代なのかなとは思います。
リアルの人間関係ではMBTI診断自体まず出さない話題ですけどね。