着想メモを純正メモアプリへ
15年の付き合いになるiOS(旧iPhone OS)と出会った最初の年、
iOSデビュー直後に当時にしてはかなり革新的だったクラウドメモアプリ「Evernote」とも出会い、
これによってマルチプラットフォームでメモを集積するという習慣が確立しました。
ブログでは「着想メモ」と呼んでいるこの習慣は、
表舞台には出てこないものの自分としてはブログと並んで自分を形作っている大切な習慣だと思っています。
しかしその大切であるはずの習慣もEvernoteの改悪に次ぐ改悪によって近年はかなり迷走していました。
移住先は一度「Notion」で落ち着くもタスク管理の利便性を優先して「Craft」へ再移住し、
2024年現在はタスク管理に関しては再びNotionに戻ってきています。
タスク管理は紆余曲折を経てまあまあ落ち着いてきた感がありますが、
問題はこれらの移住騒動では着想メモを念頭に置いた選定をする余裕が無かったということもあり、
着想メモ置き場がいまだ確立していないこともあってアイデアメモを取る習慣が明確に衰退してしまいました。
厳密には「Drafts」というアプリで裏で存続はしていたのですが、
改めて思ったのはEvernoteはメモの分類をドラッグ&ドロップでできる簡便さにこそ強みがあったんだろうなと。
Draftsは最速メモアプリですがそういう気の利いたUIは用意されていないこともあり、
そして整理することがないと省みることもなく、
省みることがないとなかなか新しいアイデアも生まれにくいと痛感しています。
これはObsidian移設によって少なからず執筆意欲が上がったブログも似たことが言えるのかもしれません。
とはいえ、1タップでメモを取り始められ、アーカイブを直観的かつストレスフリーに分類できるアプリ……
となるとかなり数が少ないという現実もあります。Craftは少なくともそういう用途は想定されていないし、
Notionはボードビューなら直観的な分類ができないわけではないものの、
対象が膨大になるとこのレイアウトではやや無理があるように思います。
やはりフォルダにぽいぽいと放り込んでいけるようなUIが理想的かなと。
そう思って調べていたら行き着いたのがApple純正の「メモ」です。
純正メモアプリはかつては本当にただテキストを残すだけのシンプルなアプリでしたが、
最近は次世代メモアプリに追いつこうとしているのかかなり進化していて、
リッチテキストはもちろんノート間リンクもできるようになるなどかなり多機能になっています。
調べてみるとテキストファイルやEvernoteのエクスポートファイルからの一括インポートにも対応しており、
かつてのEvernoteのようなメモ管理もできるようになっているもよう。
これなら純正の特権でコントロールセンターから速攻でメモを取ることもできるし、
利便性としてはかなり理想的のように思います。
ということで今日は純正メモアプリへの移住を試すべく、過去のメモをインポートする準備をしていました。
2010〜2021年分は以前移住作業をした際に全部mdファイル化していたため、
今回はそれに2022年秋まで一時的に着想メモ置き場として使っていたNotionのノートをエクスポートし、
これらを一緒くたにしてファイルの内容を純正メモアプリでも読み取れるように整形しました。
整形にあたっては条件を細かく書いてChatGPTにPythonコードを書いてもらって実行であっさり完了。
あとは少し厄介なDraftsのエクスポートファイルを整形できれば移住はできそうです。
ただ、どこまでを純正メモアプリに任せるのかどうかといった線引きについては答えが出ていません。
たとえば、メモをするといってもアイデアの種である着想メモもあれば、タスク管理に近いメモもあります。
現状、後者についてはNotionで管理していますがこれも純正メモアプリが吸収できるのかどうかとか。
たぶん純正メモアプリもチェックボックス機能があるのでできなくはないと思うんですよね。
かといってNotionのドキュメント全部を移設するのは現実的ではなさそう。
データベースなど、明らかにNotionでの管理に向いているものも少なからずあるためです。
あとはアーカイブを厳密に統合しようとするとCraft時代のメモをどうするかが厄介な問題になります。
Craftはデイリーノートベースで管理していたのでタスク管理周りのメモがやたらたくさんある。
これを移設するのはなかなかしんどそうですが、タスク周りも移設するならやっておきたいところ。
何もしないままCraftがサ終したら2022年秋〜2024年01月の記録が消滅してしまうと考えるとやらざるを得ない。
着想メモ環境が遠ざかったことでここ1年半くらいは明らかにアイデア産出の機会から遠ざかっていたので、
やはりいつでもメモができるという環境を整備することは重要だと思うとともに、
空白期間を作ってしまったことを反省しつつ今度こそ末長く運用できるメモ環境を整えたいところです。