期待作への不本意な気持ち
11月20日発売予定のビッグタイトル『カービィのエアライダー』2回目のNintendo Directがありました。
1回目の発表では「エアライド」「シティトライアル」といった人気コンテンツの発表に注力されたため、
「ウエライド」は収録されないのかな? と思っていたらまさかの収録。
それどころか前作(2003年)の全コースも収録。ストーリーモード、タイムアタック、画面酔い対策、
その他もろもろゲームを楽しむための配慮という配慮が詰め込まれているようです。
個人的に懸念していたオンラインのレート制については、
スマブラSPの「世界戦闘力」をさらに改善した「世界勝利力」を採用。
これはいわゆるレーティングのように負けたら下がるというものではなく、勝利数のみをカウントする方式のようです。
純粋な実力というよりはプレイ時間依存の指標にはなりますが、
形骸化するわけでもなく敗者にも配慮しつつレート的な何かを置くという点で絶妙だと思います。
桜井さんは「間違いなく前作の10倍以上の工数がかかっている」としながらも、
「これを実現できたのは長年のファンの熱い声があったからこそ」と断言しており、
その発言の瞬間のコメント欄では「こちらこそありがとう」の声で溢れかえっていました。
Nintendo Directのたびに新作を望まれた『カービィのエアライド』の完全新作はいよいよ来月発売となります。
間違いなく今年最大の期待作でしょう。ハマれば長期でやり込む可能性もありそうです。
「エアライド新作」に求められたすべてが入っていて、懸念点はひとつも無い。
世界一のゲームクリエイターが丹精込めて作ってくれている。それを疑う余地はまったくありません。
しかし、今の自分はだからこそ心のどこかがチクッと刺されるような感情を覚えてしまいます。
自分自身、こんな気持ちになること自体不本意なのですが、こういう気持ちになったことに嘘はつけない。
一瞬かつ不本意だったのでなぜこんな気持ちになったのかを事細かに言語化することは難しいのですが、
近年の自分のゲームとの付き合いを考えると、
やはりというかゲームの方がどれだけ完成度が高くても、
もう自分自身がそれを楽しむだけの精神力や体力が残っていない。
ゲームという娯楽を素直に十分に楽しめないことに対する自分に対する不甲斐なさなのではないかと思います。
そして心がチクッとするような感覚は、
新作ゲームに対して「期待できない」現実と、「本当は期待したい」本心の矛盾によるものなのではないかと。
果たして自分が本当にゲームを楽しめなくなってしまったのかどうかについてはまだ分かっていません。
つい3ヶ月前の『ドンキーコング バナンザ』は中盤以降時間を忘れて進めたので、
ゲームに夢中になるという実体験が近年皆無というわけではない……というより、Switch 2で復活しつつある。
今年最大の期待作である『カービィのエアライダー』はある意味試金石としての位置付けになるのかもしれません。