イラストコレクション整理
以前、絵師さんのイラストを収集する趣味があるということをカミングアウトしましたが、
その8,000枚あまりのコレクションを改めて整理する作業をしていました。
改めてAIじゃなく人間が描いた絵は素晴らしいと思うとともに、
これだけ膨大になってしまうとそう簡単に整理できないことを思い知ることになりました。
イラストコレクションは大前提として「写真」とは別に管理したいというニーズがあるため、
これが管理を非常に難しくしています。
まず、iPhoneの純正「写真」アプリでの管理はできない。
必然的にサードパーティ製の管理アプリに頼ることになるわけですが、これが意外と少ない。
一定のクオリティでマルチプラットフォーム展開しているアプリは皆無なのではないでしょうか。
昔はGoogleがPicasaというアプリを提供していたのでPCでの管理にはそれを使っていましたが、
それももはや過去の遺物となって久しいです。
最近だと「Eagle」というアプリが比較的柔軟に管理できるアプリとして有名のようで、
自分も有料ライセンスを購入して使っています。管理アプリの「ガワ」としてはこれで十分かと。
ただ、自分が長年できていないのがそれらをタグベースで管理するということです。
相当前に人力で全部のイラストにタグつけしようとしたこともありますが、
その当時からもうライブラリも3倍以上になっていて、当然人力での管理は不可能です。
かといってEagleにもさすがに自動タグ付与機能はついていない。
Stable Diffusionをいじっていると必ず見かける二次絵の転載サイト「Danbooru」は、
数百万枚のイラストに人力でタグ付与していることで有名です。
しかもAPIを配布していて、特定の画像のタグを取得するなんてことももちろんできる。
ただ、だからといってローカルの資産のタグつけが容易にできるわけではありません。
なにしろ目的のイラストは文字列で検索できないのですから。ここが非常に難しいところです。
Danbooruの膨大なデータベースを使って
手元のイラストから生成プロンプトを推測するアプリもあります。
ただ、それはAI生成を目的としているため画像にプロンプトを書き込むような機能は無い。
結局、惜しいところで自動タグ付与は実現していないのが現状です。
もう少し粘り強く調べれば出てくるかもしれないし、不足部分を自分で作るという手もあるけど……。
とりあえずこれについては様子見ですかね。
タグ管理ができればアーティストごとの作品の一覧化もしやすくなり、
ひいてはアーティストの魅力発掘に繋がりそうな気がしているのですが……。
ちなみにEagleは重複検出についてはかなりガバガバらしく、重複削除にめちゃくちゃ苦労しました。
実家帰省最終日の今日は、貴重な最終日の余暇のうち半分くらいこれに費やすことに。
その代わり分散していたライブラリを統合してマスターデータを作ることができたので良しとします。