音楽探しの終着点
最近発見したのですが、Spotifyはアーティストをフォローしておくと
フォローしているアーティストの新譜を新着順に表示することができるんですね。
ホーム画面から雷アイコンをタップすると見ることができます。知らなかった……。
自分は持っているアルバムに関わるアーティストは全員フォローしているので、
この項目を定期的にチェックしておけば新譜を見逃すことは無くなりそうです。
世は大サブスク時代、Spotifyに登録していないアーティストなんてほぼいませんしね。
(事実上引退しているようなアーティストは登録していないこともありますが……)
実は音楽界隈の新譜情報収集はいままでなかなか安定してこなかった経緯があり、
既知のアーティストでも能動的に調べないと新譜の存在を知ることができないのが普通でした。
当然、知っているアーティストの数はどんどん増えていくので、
それらの新譜情報を都度都度検索して回るのは現実的ではありません。
かつての自分は、妥協案としていくつかのレーベルに絞ってレーベル単位で新着情報を定期的に見る、
というようなことをしていた時期もありましたが、
それも完全ではないし、いちいち巡回する手間は依然としてあります。
2010年ごろにAppleがiTunes Store内部のコンテンツとして音楽SNS「Ping」をロンチしたとき、
これでやっと新譜情報が待てば向こうからやってくる環境が整うのかと期待したものでした。
が、「Ping」自体は大失敗に終わり早々にサービス終了。
確か新譜情報をメールで配信する機能はその後も残り続けていたと思いますが、
アーティストの一括登録機能が無いこともあってアーティスト登録がなかなか進まず、
結局これがまともに機能した試しはありません。
それとは別に一時期Googleトレンドに「(アーティスト名)+アルバム」で登録しておいて、
検索数が増えたら通知するように設定していたこともありました。
が、こちらはアルバムリリースとは関係ないニュースや、
あまつさえアーティストとなんら関係ないニュースまで拾ってきてしまうという欠陥があり、
こちらもまともに機能した記憶はありません。
そういった数々の失敗を十年近く経験してきた身からすると、Spotifyは神がかったサービスです。
音楽を選んでくるAIの精度も使えば使うほど自分の好みを理解してくれていることを実感するし、
ちょっとした隙間時間に高効率で新譜探しができるツールとしては理想形に近いです。
ここまで音楽探しの土壌が整っているのに
生活の都合上音楽を聴く機会そのものが減っているのは勿体無いの一言に尽きます。
音楽の聴き方も合理化が進んできていて、プレイリストの整備が追いついていない感があります。
選ばなくても気分にマッチした音楽を聴ける仕組みは早々に確立する必要があるのかなと。
ポップミュージックは★2と★3以上で分けて交互に聴く無限ループが定着してきた感はありますが、
作業のお供になるエレクトロニカ系はまだまだ試行錯誤の段階です。
単にレートやサブジャンルで分けてもなかなか食指が動かないことが多い。
エレクトロニカは慣習的にアルバム単位で聴くことが多いからでしょうか。
ウィッシュリストも渋滞してきているので、今年以内には音楽環境の見直しを図りたいところです。