30代後半をどう生きるか
自分は今年の冬で35歳、つまりアラフォーになります。
正直信じたくないし、受け入れられる自信もありません。
アラサーを受け入れられるようになったのもつい最近のように感じられるのに……。
また東京生活も来年で5年目に突入します。
5年というと実家時代に(バイトを除けば)働いていた期間と同じということになり、
現状は実家時代で言えば2018年、辞めよう辞めようと思い悩んでいたころです。
そして東京へのあこがれが強い時期でもありました。
現状、都内からさらにどこかへ転居する必要性は感じないので
6年目以降も同じような生活になっていると思います。ただ、それで本当に良いかと言われると……。
30代後半にやることとしてぼんやりと持っているイメージとしては、
39歳までにフリーランスとして通用するようになるという目標です。
それは30代前半にwebエンジニアとして積み上げた下地を使った第2のステップであり、
確立すれば脱サラリーマン生活が実現することになるため、いまより自由度が生まれると思います。
じゃあその自由な生活で何がしたいのかと言われると、そこはまだ明確な答えを持っていません。
ただ確かなのは、このまま受動的な生活を続けていると後人生で後悔しているであろうことです。
親族の説得を無視して生涯独身を貫く決心をする。それ自体は別に良いと思います。
しかし、じゃあ生涯独身になるとしてその死ぬまでの孤独な人生を何に費やすんだという話。
もうすぐ35歳という年齢になってその辺が確立していないのは非常に痛々しいと思います。
自分の可能性、社会的役割、その他諸々をひっくるめて俯瞰する機会が少なすぎたのでしょう。
結婚してしまえばそれは「家庭のため」と言い切ることができるのである意味楽ですが、
独身を貫く場合は人生の主軸となるものを自分なりに探していかなければなりません。
自分の場合、web制作がそれに相当するものだと思っていました。
しかし現状を冷静に考えてみると、実務シーンでバリバリ意欲的にやっていけているわけでもない。
ピクチャレ大会リメイクプロジェクトはリリースまでは順調でしたが、
その後のメンテナンスはやはりモチベーションとの戦いになってしまっている現状があります。
これではまだ長期的な活動として確立したとは言い難く、
一時的な自己満足の範疇から抜け出せていません。
その程度の活動を人生の主軸として今後も末永くやっていくのは難しいと思います。
10代〜20代はweb制作というよりもこのブログが人生全体の軸になることを期待していましたが、
オフライン運営になってしまったいまとなってはとてもそんなことは言えません。
そもそも人生の軸になるような活動を持っている人は相当に恵まれている人で、
多くの人はそんなものは持っていない、年齢問わず好きなことをやっていればそれでいい、
というような考え方もあると思います。刹那に生きる的な。
せっかくの一度きりの人生、もっと楽しまなければ損だというのは確かにそうです。
そういう意味においても、自分はただ単に好きなことをして過ごしているわけでもなく、
かといって社会的地位が確立しているわけでもなく中途半端なところを漂っている感があり、
それが巡り巡って歳を取ることへの不安につながっているのかもしれません。
30代後半をいかに過ごすかというのは、直近の大きな課題だと思います。
そういえば、ネタバレ厳禁の話題作『君たちはどう生きるか』には
その辺のヒントもあるのだろうか。なんかもっと若い人へのメッセージというイメージですが。