ライフステージを再定義する
先日、中年というライフステージから現状課題を改めて考えてみましたが(#07511 / 2024年07月10日)、
そういえばこれまでのライフステージはどう区分されるのだろうと少し気になりました。
こういう区分はどうも時代ごとに定義が揺れ動くため決まりきった物差しはなさそうです。
そこで、自分の経験則として実感できるライフステージの区切り目を整理しておきます。
基本的には15歳以降を青年期とするのはどこも共通しているようで、
それをどこまでとするかは政府・中央官庁の中でも統一された答えはなさそうです。
辞書的には青年期とは思春期に等しいのでアラサーを含むのはやや不適切という意味では25歳辺りが妥当そう。
ただ最近の価値観だと中年期の前まで、つまり39歳までとする説もかなり有力のように思います。
本当は青年期と中年期の間には「壮年期(働き盛りの意)」という区分がありますが、
昨今はこれを老齢期の直前のような意味で使われる誤用が浸透しており、これを使うこと自体あんまりしっくり来ません。
なお、青年期以前は0〜4歳を乳幼児期、5〜14歳を少年期(少女期)とする説が有力です。
ただこれは身体の成長に基づいた区分であり、これもまたやや文脈にそぐわない感じは否めません。
少年と言えば高校3年生、つまり18歳までと考えるのが自然であるように思います。
ちなみに2022年の民法改正で現在は18歳からが「成人」とされていますが、これもまだ違和感があります。
以上を踏まえて勝手に整理すると、当ブログでは18歳までが少年期、
19〜29歳までが青年前期、30〜39歳までが青年後期(壮年期)、40〜64歳までが中年期、
65歳以上が高齢期とする説を推したいと思います。
自分の履歴書ベースの区分では小中高校が少年期、大学・大学院と地元社会人時代が青年前期、
上京以降が青年後期という感じになりまあまあしっくり来ます。
前期が12年で後期が10年なので単純比較はできませんが、
後期6年目であるいまは前期で言うと
大学時代からの長いモラトリアムを抜けてちょうど例のブラック企業に入ろうとしているところです。
また14年ある少年期なら比率から考えて小学校時代を終えて中学時代に突入するところです。
各時代の後半にはたいてい修羅場があるのが気になりますね……。
そして、自分の人生に残されているのは青年後期の残り半分と2ステージしかないということです。
特に若者としての残り時間で言うといまはもう最終セットの後半戦のようなものです。
このことはもっと切迫感を持って捉えてもいいのかもしれない。