iPadが映像入力に対応
なかなか定着の兆しが見えないiPadの立ち位置や運用方針について。
自分は2013年に初代iPad Airを買い、それがタブレットデビューになりました。
当時の主な使い道としては電子書籍(漫画)を読むのがメインで、
あとは『Clash of Clans』のようなタブレット向けゲームを少し遊ぶ程度と、
基本的にエンターテイメント用途全振りといった趣でした。
そのころと比べると、iPad Pro(第3世代11インチ)を持っているいまはできることが増えました。
電子書籍リーダーとしての役割はiPhoneが相当大型化したことで奪われつつありますが、
大画面とキーボードつきカバー、Apple Pencilを備えていることにより、
iPhoneにはできない長文執筆作業や手書きメモの用途としては取り回しも良く優秀なデバイスです。
ブログ執筆だけが目的ならMacbookを持ち歩く必要も無くiPadで完結するのは強いですね。
ちょっと立ち寄ったカフェとか新幹線の中とかで作業するにはうってつけです。
ただ、言ってしまえば現時点で明確に役割が確立しているのはそれくらいということでもあります。
去年、iPad単独でどうにかして開発作業ができないかいろいろ試しましたが、
Windowsをリモート操作する、クラウドIDEを使う、ネイティブアプリに頼る等々、
いろいろな方向性がありながらもいずれもイマイチな結果に終わりました。
AWSでのクラウド開発はできないわけではないけれどあまりにも手間がかかりすぎる。
ただ、最近「Splashtop」というリモートデスクトップアプリが致命的な不具合を解消し、
かなり使えるようになったのでWindows機をリモートする前提なら開発もできなくもないです。
もちろんそれでもMacbookに勝てないのは言うまでもないですが。
そんな中、今月リリースされると思われるiPadOS17では、ついにHDMI入力に対応するそうです。
そう、ついにディスプレイとして使えるようになるんです。
どこまで可能なのかはリリースされてみないとわかりませんが、
画面収録機能と組み合わせてゲームプレイの録画がPCレスでできるようになるなら大歓迎。
ま、まあそれもMacbookでできてしまうと言ってしまえばそうなんですが。
他にもステージマネージャ機能が大幅にアップグレードするようで、利便性向上に期待します。
ゆくゆくはmacOSにかなり寄せる形になると噂されていますが、
AppleはiPadを「ミニMac」のような立ち位置にすることを明確に否定したこともあり、
どうなるかはわかりません。
ただ個人的にはタブレット関連はいまだにキラーアプリが出てきていない感があるので、
今後の発展次第ではまだまだ使える可能性は残っていると思っています。
なんなら開発用途以外でも単に自分がキラーアプリを探し当てられていないだけかもしれないし。
いずれにしろ、まずはiPadOS17に期待ですかね。