メルカリは近年最大の成功サービス
個人的に、国内特有のwebサービスで近年最大の成功は「メルカリ」だと思っています。
単なるサービスを越えてもはや社会インフラにすらなっている観。
最初こそ抵抗感が強くなかなか着手できずにいましたが、
郵便局などの物流大手との連携や梱包グッズの展開などによって着実にハードルが下がっていき、
いまだに類似サービスの追従を許していないというのもすごいです。
個人間取引といえば昔はヤフオクが覇権だったイメージですが、
ヤフオクとメルカリではさまざまな面でメルカリの方が優れているのではないでしょうか。
自分もロンチ直後は知らない人に荷物を送ることの抵抗感からずっと着手せずにいましたが、
その堤防が決壊したのは「ゆうゆうメルカリ便」等で匿名配送ができるようになってからですね。
いままでは買ったものは保管するか捨てるかの二択だったのが、
「保管状態が良ければ売ることができる」という3つ目の選択肢が加わることになりました。
そのゆうゆうメルカリ便の中でもとりわけ便利なものに、
郵便ポストに投函するだけで発送できる「ゆうパケットポスト」というものがあります。
ローソン等で売っている専用箱に売れたものを入れて投函するだけなので、
平日・休日問わず24時間いつでも発送処理ができるのが非常に便利。
通常のゆうゆうメルカリ便はあくまでも郵便局の営業時間内に対応しなければならないため、
平日の時間的自由が少ない社会人では対応が難しいというネックがありましたが、
ゆうパケットポストならそのデメリットもありません。
そして最近、2020〜2021年に大量購入した本のうち確実に要らないと思う本を断捨離すべく、
片っ端からメルカリに出品してすでに2冊売れたのですが、
これを梱包するためにローソンで都度都度買うのも面倒だと思い、
どこかでまとめ売りしていないかと他の店舗を探してみました。
どうやらダイソーとセリアでも取り扱いがあるようなので、最寄り駅にあるダイソーへ。
すると、なんと店の一角にメルカリ専用コーナーと言っても過言ではない
梱包グッズコーナーがありました。
どうやら、ゆうパケットポストは規定寸法内であれば
専用箱でなくとも専用シールを貼ることによってさまざまな梱包材で発送(投函)できるそうで、
ダイソーにはあらゆるサイズの梱包材がまとめ売りしていました。
専用箱は1個65円なのに対し、専用シールは20枚で110円+本専用梱包材が2個110円なので、
めちゃくちゃお得というわけではないですが、まあまとめて買っておくならダイソー一択でしょう。
専用箱に本を入れると隙間ができてしまって印象悪いですしね。
メルカリは確実に成功したサービスですが、
100円ショップもなにげにしっかりと時代に食らいついて成功を収めている部類だと思います。
梱包材の販売だって提携先としてはうってつけでしょうしね。
最寄り駅のダイソーは駅直結とはいえ5階にあり決して好立地というわけではないのですが、
それでもいつ行っても客入りは好調のように見えます。
なんとなく女子小学生に人気なイメージがあります。
ちなみに、ますます便利になったゆうパケットポストですが、ネックも1つあります。
それはどんなに小さくて軽い商品でも配送料が一律215円かかってくるというコストの問題。
古本は軒並み価値が低く、メルカリの販売下限額300円ですら売れないこともザラにあります。
仮に333円で売った場合、手数料33円+梱包費用60円+配送料215円が引かれるので純益は25円。
断捨離と割り切って出品するならともかく、これで利益を求めるのは現実的ではありません。
配送料215円はどうにかならないものかと思うのですが、
俗に2024年問題と言われているように物流業界は現状でもすでに破綻寸前のようなので、
値上がりすることはあっても値下がりすることは無いでしょうね……。
ちなみに、25円というのは実はまだマシな部類で、
ブックオフの買取は5円はザラ、0円というパターンも少なくありません。
持ち込み売却なら配送料がかからない分マシなイメージがありますが、実はそうでもないという。
まあこれは上京直前に『ONE PIECE』をまとめ売りした際の体験に基づいているので、
漫画以外の一般書籍ならもう少しマシかもしれませんが。
今回の断捨離もなかなか売れなかったら最終的にブックオフのお世話になると思います。
そもそも近辺にブックオフがあるのかわからないけど……。