音楽CDショップの代替としてのメルカリ
エレクトロニカみたいなマイナージャンルを取り扱う実店舗は年々減少傾向にあり、
自分が知る限りではそれはもはや絶滅寸前です。
渋谷タワレコが本当に最後の頼みの綱という感じ。
その中でも埼玉かどこかでいまだ個人が運営している実店舗があるらしく、
インスタアカウントをフォローしています。いつか行きたいとは思っているのですが……。
いずれにしろエレクトロニカをCDという媒体から探すのはどんどん難しい世の中になってきました。
今後はどんどんネットありきになっていくだろうし、
それはそれでCDをプレスしないような個人アーティストとの出会いもあるので良い面はあります。
ただ一方で、サブスク隆盛の前にアーティストが引退したような場合など、
少し古い音源はやはりCDでしか手に入らないことも多いです。
その範囲をカバーするために実店舗という存在が欠かせないのはいまも昔も変わらず、
これからも変わらないだろうと思うのですが、その実店舗が絶滅寸前というのは由々しき事態です。
しかし、昨今その実店舗の代替になりうるものを見つけました。
最近断捨離でお世話になっているメルカリです。
試しにそれなりにマイナーなアーティスト名で検索すると、結構出品していることが多い。
しかも、プレミア価格でもなく非常に割安で出品されています。
どうしてもCDが欲しい音源と出会ったら、今後はメルカリを検索してみるのもアリかも。
まあ中古販売を良しとするならAmazonでもなんとかなりそうな気もしますが。
結局、実店舗が無くなかったからといってモノが手に入らなくなるということはなく、
その代替もネットサービスでどうにかできるのが現代の良いところだったりするのでしょう。
ただ、それらの音源を手に入れる可能性が無くなったわけではないものの、
そういう存在を知る方法は相変わらず確立していません。
サブスクでAIがオススメしてくる音源は当然サブスクで配信しているものに限られるわけで、
その範囲外の音源を探そうと思ったら昔ながらの検索でどうにかするか、
あるいはその道に詳しい人から教えてもらうしかないのかもしれません。
その意味ではディスクガイドみたいな存在が深いところにある音源と初心者を繋げるものとして、
従来よりもさらに重要になってきているのかもしれません。
エレクトロニカ界隈としては2018年に『IDM Definitive』という書籍が発行されており、
買ったはいいものの電子版の出来があまりにも悪すぎてまともに読んでいませんでした
(シナノブックスという出版社が出している専用アプリでしか読めず、
そのアプリが非常に動作不安定だったと記憶しています)。
この機会に本腰入れてアルバム名を手打ちして視聴する作業に従事してみるのもアリかも。