作曲家の重要性
2007年09月からずっとローカルのみで運用していたところ、
去年の12月でついに配信サービスとの融合を果たした音楽ライブラリ。
新曲のダウンロードし放題で明らかにお気に入り楽曲を発掘する機会も増加しています。
現時点で15,133曲あるライブラリのうち、★4以上は伝統的に合計150曲まで(約1%)と決めているのですが、
Apple Music契約以降の新曲で★4以上に該当する楽曲数はすでに17曲に達しています。
これは2019年12月〜2023年11月期までに出会った★4以上の楽曲総数(18曲)にほぼ匹敵しています。
つまり、単純に従来の4倍近くの頻度でお気に入り楽曲と出会っているということ。
新陳代謝が早いので音楽にマンネリ感を感じることも少なくなりました。
まあ、たまに脳死で同じプレイリストばかり聴いて耳が飽きるのを感じることはありますが。
全体としては間違いなく良い傾向だと思っています。
Apple MusicはSpotifyのDaily Mixに相当するプレイリストがジャンルの棲み分けができないため役立たずで、
基本的に既存楽曲との関連でしか新規楽曲を掘り起こせないという印象を持っています。
まだいろいろ試行錯誤している段階なので他にいろいろやりようはあると思いますが、
Apple Musicのみではチカラ不足でSpotifyを併用するのが間違いなく強いものの、
コスパ面から保留しているという状態です。現状ではまだまだ新曲探しのプロセスは不完全ということです。
ゆえに本当に好きな新規楽曲は結局能動的に探して見つけたものが多いのですが、
最近だとさくらみこの「DAI DAI DAI ファンタジスタ」もそのうちの1曲ですね。
これは先日のソロライブ発表配信でお披露目となった新曲のひとつですが、かなり完成度が高いので驚きました。
自分はさくらみこはVTuberとしては好きですが、彼女のオリジナルソングはさほど好きではありませんでした。
みこちの既存オリ曲は言ってしまえば作曲者の実力がキャラに負けてしまっているんですよね。
「Sakura Day's」「にゃっはろーわーるど!」くらいしか聴いてないけど、
これらに関しては率直に言うとありがちなコード進行、稚拙な歌詞、平凡な展開でこれといった個性も見当たらない。
キャラを活かす以前の問題で音楽としてグッと来るような要素が無いわけです。
キャラありきで聴いてしまうと、どうしてもその期待とのギャップで聞き劣りしてしまいます。
実はこういうことは音楽の世界ではありふれていて、作曲やプロデュースがいかに重要かということです。
ボーカルの良さを活かすも殺すもプロデューサーや作曲者の腕次第と言うべきか。
有名曲をきっかけに知って好きになったボーカルの他の楽曲を検索してみたら、
有名作曲家とのコラボ楽曲は光り輝いてるけれど単独名義のアルバムは聴くに耐えない……
なんていうことは結構よくあるのではないでしょうか。
自分も音ゲー界隈などで何度もガッカリした記憶があります。
声質など、作曲とは関係ない部分も明らかにクオリティが変わって聴こえてくるから不思議。
楽曲制作の背景やスタンスの違いが表れているということなんでしょうか。
ただ、作曲のクオリティでガッカリすることもあれば逆も然りで、楽曲としてのクオリティが良いと
もともと推しが歌っている分「できれば評価したい」というモチベーションはあるため個人評価が爆上がりします。
「DAI DAI DAI ファンタジスタ」がまさにそれでした。
改めて楽曲における付加価値は楽曲のクオリティに左右されるものということを実感します。
そしてその価値観も移り変わるものなので、いずれは手のひらを返して既存オリ曲もヘビロテしているかもしれません。
そう言う意味では直感的な印象だけで楽曲批判をするのは不毛だと言わざるを得ません。
まぁ、自分としては好きな楽曲をコンスタントに掘り起こせればそれで言うことはありません。
Apple Musicの使い方は引き続き模索する必要はあるものの、
現状でもすでに満足度が高い音楽生活を実現できているのは良いことだと思っています。