ブログ活動と問題解決プロセス
ブログ20周年を迎える前に明確に越えておきたい壁が、ブログとその他活動の両立問題です。
この問題は直近のブログ非公開化の原因としてあるだけではなく、
そもそもブログ活動のモチベーションが下がるたびに浮上してくる長きにわたる問題でもあります。
これまでの運営歴のうち、この問題を本当の本当に意識せずに運営を存続できていたのは
ブログ以外のネット活動が存在していなかった2005年以前のごく最初期だけにかぎられるのではないかと。
基本的には2005年のおい森同盟以降、ブログは何かと並行して書くものであり続けてきました。
さらに言えば、そのネット活動自体がリアル活動と並行して行うものでもあります。
そしてしばしばバランスを崩してはブログが最初の犠牲になってきました。
これまでの経験則から言って、まず単純な両立は困難であるという事実は否定できません。
ブログ以外の何かに意識や興味関心が強く引き寄せられるほどブログはおざなりにならざるをえない。
たとえば仕事の繁忙期、何らかのイベント、新作ゲームの発売日、作業を伴うさまざまな規模の計画などなど。
オンオフ問わずある活動に意欲的でそれに注力したいときというのはたいてい当てはまります。
こういうときは余暇を捻出するのが難しいからです。
最近はどうにかして捻出するよう意識しつつもありますが、
そもそもブログ以外に強く意識が向いているときというのは執筆作業のモチベーションが低いことが多く、
時間を確保できたからといって書けるともかぎらないのが難しいところです。
では、逆にどういうときにブログが捗るのか。
これはぶっちゃけてしまえば、何もやる気が無く非生産的な生活を送っているとき、
気持ちが後ろ向きで生産的な活動をしようと思えないようなときです。
あくまで相対的に捗るときの気持ちの傾向であってブログを書くとき常にこうだと言っているわけではないですが、
これまでの傾向として後ろ向きな時期ほど執筆量が多くなるのは確かです。
非生産な日々に何もできなかったと言わないための予防線のような立ち位置なんだと思います。
他にもいろいろと思い当たる要因はありますが、いずれにしろ表の活動が停滞しているときの方が捗るのは確か。
だからこそ、改めて「1日1本書く」というのは人の性を無視したルールであると言わざるを得ず、
一歩引いて「7日で7本書く」というルールに改訂しようという方針に変わりはありません。
ただ、それで果たして妥当なのかどうかはなんとも言えない。
かなり細かい粒度で1週間の生活スタイルを見直し、実践する必要がありそうです。
ところでこれはブログにかぎらず生活全般に言えることですが、
そろそろ問題解決プロセスそのものを見直す時期に来ているのかなと思っています。
たとえば最近改めて趣味の浮気性についてよく考えてみたところ、「浮気先」の物事は泡沫的な興味関心に過ぎず、
決して元々の活動と対等ではないという気づきがありました(#07458 / 2024年05月18日)。
これをもう一歩踏み込んで考えてみると、YouTubeなどのキュレーションで上がってくるトピックスが
直近だとマイクラやテトリスといった泡沫的な興味関心のきっかけを作る要因になっていて、
そういったメディアに依存していることが興味散漫に陥りがちなそもそもの原因だと考えることができます。
ということはつまり、興味が散漫なことを悩んでいるならメディアの利用方法を考え直せばいいと言うわけです
(そこから先もまた考えるべきことが多く単純な話ではないですが)。
少なくとも先日書いた「対等であるかどうか」というのは
泡沫的な興味関心を既存の活動停滞の言い訳に使ってはならないとする教訓としては大事な視点だとは思いますが、
改善を目的とすることを念頭に置くとそれほど重要ではありません。
またこの場合、「メディアにすぐ感化される自分の性格」も原因だと言うことができるかもしれませんが、
変えることのできない人の性質や物事を否定するような結論に意義はないと改めて思います。
この辺は個人的なところでは上京前後、いや2023年辺りを境に大きく変わった考え方です。
結果に対する後付けの言い訳はいくらでも思いつくし書くことができる。
ただ、そもそも実効性のある改善を望むのならそういう思考自体あまり有意義とは言えない実情があるでしょう。
結果分析も理解を進めるのに必須なのでまるっきり無駄だと言いたいわけではありませんが、
それを踏まえて「実践可能な改善策」へと辿り着かないとあんまり意味がないのかなと。
もちろん、それがそうそう簡単ではないことは重々承知しているところですが……。
とにかく、長らく平行線のまま解決できない問題は捉え方がそもそもおかしい可能性がある、
と疑う習慣はいまからでも持っておきたいところです。
ブログもそうですが、長年並行線のまま改善できていない問題というのは山ほどあり、
これからはそういったことを片付けるのが人生の主な課題になってくるんじゃないかと予感しています。