無能な引き継ぎ要員
新しい現場での仕事が始まって5日目。
とりあえず今月内は引き継ぎ期間ということで自分はまだ本格的な稼働が始まっていないのですが、
今月末に去っていく先輩がなかなかヤバい奴だったので愚痴がてら書き残しておきます。
まあ、やっぱりこの業界は闇が深いなあという話です。
そもそも自分がこの現場を第2希望として受けたのは所属会社からの猛プッシュがあったからで、
向こうからのアプローチが無かったら面接も受けないつもりでした。
しかし「話だけでも聞いてほしい」と強く要望されて同じ会社所属である引き継ぎ元とオンライン面談をして、
そのまま話が自動的に進んで先方とも面談することになり、
そして第1希望が落ちたことによってまんまと会社の思惑通りにこっちへ行くことになったと。
もちろん最終的には自己責任で判断した結果ですが、他責的な書き方をすればこういう経緯になります。
ではなぜ会社はこの第2希望の現場に自分を入れたかったのかというと、
引き継ぎ元の社員が今月末で(現場ではなく会社自体)退職すると突然言い出したからなんですね。
それ自体は労働基準法に抵触しないので会社側は止めることができない。
しかし先方からしてみれば自分勝手な退場なので、会社はどうにかして代替を用意しなければなりません。
そうなれば必然的にちょうどいいタイミングで更改になった自分がその穴を埋める人員として抜擢されるのは当然です。
まあ、辞める側によほどやむを得ない事情があるならこういうことも仕方ないと思うのですが、
どうやらそうでもないらしいのが若干納得いかないところではあります。
というのも、その辞める人(以下、Sさん)が現場に入ったのはなんとわずか2ヶ月前なんですね。
そして話を聞いてみると2ヶ月間は閑散期でほぼ何もしていなかったという。
引き継ぎで業務に関することを質問しても全て「自分もぶっちゃけ分からない」しか答えません。
今月末で辞めるのは、今月末に支給される夏のボーナスを貰ってから辞めようという意図があるのでしょう。
こうなるとボーナスのためだけに退職を先延ばしにしたい意図があり、
その時間稼ぎのだけためにこの現場に3ヶ月居座ろうとしていると邪推されても仕方がありません。
これはさすがにいかがなものかと思って営業に連絡してみました。
04月の時点で退職の意向があったにも関わらずこの現場に入る契約をするのは信義則違反なのではないかと。
営業が言うには確かに転職活動をしてそうな気配はあったが確証も無く契約前に気づくことができなかったと。
そもそもSさんも03月末で辞める人の後釜として入ったらしく。
ここでも会社の都合が働いていたのかもしれません。
しかしまあ、こんな多方面に迷惑をかけるような立ち回りをしてもなおボーナス満額もらって退職できるのは、
もう制度がおかしいと言わざるを得ないですね。
しかもSさんは経験9年のベテランとして参画したというから驚き。
実態としてはプログラミング知識は自分と大差なく、
それどころかデグレーションという基本用語さえ知らないところをみるとベテランにはとても見えず、
これまでの現場もなあなあにやり過ごしてきたと思われます。
にも関わらず経験○年という数字だけでベテラン扱いされてしまうのもおかしな話ですよね……。
こういう無能な年上と遭遇するのは9つのプロジェクトのうち3回目なので、
業界的には経歴相応のスキルを持たない中年というのはありふれた存在なのでしょう。
そしてこの話を他者批判に終始できればいいんですが、まったく他人事ではないのが怖いところです。
自分もこのまま40代に突入すればSさんのような疎まれる存在にならざるを得ません。
なにしろ過去4年で真っ当な開発現場に行けたのはせいぜい9ヶ月くらいですからね。
時間は経っているのにスキルアップに関しては延々足踏みしている感じは否めない。
少し前まではコロナ禍だから仕方ない……と思っていましたが、
コロナや会社の制度に文句を言っているうちにどんどん経歴と実態の乖離が進んでしまった感があります。
Sさんを見ていると、このことはもっと真剣に考えるべきなのかもしれないと改めて思いました。
この業界は中間管理相当の年代がすっぽり抜け落ちているとよく言われますが、
それは就職氷河期世代云々は関係なく、単にスキルとスキルシートの実態乖離によって
年齢が上がるほど無能扱いされやすい構図になっているから離脱者が多いだけなのでは……と思ってしまいます。