ブログの保存先をGitHubへ
このブログは過去最大の存続危機の中でブログ執筆エディタをUlyssesからObsidianに移行し、
ある意味そのおかげでどうにか運営放棄には至らずに持ち直しました。
それからObsidianを活用することを念頭に4代目ブログとして再出発する見通しが立ち、
今日でそのリミットまであと1ヶ月ということになります。
そこで今回、再出発に先立ちブログの保管先をiCloudからGithubへ移行しました。
Evernote以降のあまたのメモ管理ツールと違って
Obsidianはクラウドサービスではなくあくまでもフロントエンドを提供するアプリであるため、
データの保存先は別に用意する必要があります。
自分の場合はこれまで、iOSアプリでも読み書きしたいのでiCloudを使ってきました。
iOS版Obsidianを使う場合は基本的にこれか公式同期サービスの「Obsidian Sync」を使う必要があり、
後者は有料サービスとなっているため無料の範囲では事実上他に選択肢がありません。
しかしiCloudはシステム上の制約でアプリ起動ごとに設定ファイルを再ダウンロードしているらしく、
その兼ね合いで不具合を起こしやすいのが非常に大きなネックになっていました。
起動にものすごい時間がかかることがあったり、編集中にいきなりエラーで落ちたり。
それにiCloudで管理するためにはiCloud Driveの指定ディレクトリに保存しなければならず、
これはブログとしての開発ディレクトリは別に管理したい自分としてもなかなかの悩みどころでした。
そこでこれらの問題をほとんど解決してくれたのがGithubです。
まずGithubにプライベートリポジトリを作り、それをブログアーカイブのマスタデータにします。
PC版Obsidianには自動でGitへアップロードするプラグインが存在するので執筆環境とクラウドの同期は問題なし。
この管理方法ならファイルの置き場は問わないので開発ディレクトリ配下に入れても良くなります。
スマホで読みたいというニーズについては「Working Copy」という使うことで
好きなリポジトリをダウンロードして随時最新化することもできるうえ、
Markdown書式にも対応していてプレビュー機能も備えているため
ほぼプレーンテキストのブログを読む分にはiOS版Obsidianが無くともこれでほぼ完結します。
まぁ、そもそも4代目を公開運営するなら自分もwebで読むことになるわけですが。
とりあえずこれでiCloud特有の不安定さは回避できます。
唯一最大の欠点はWorking Copyからgit push
(アップロード)することができないという点ですね。
これを克服したいならサブスク登録する必要があり、
それなら最初からObsidian Syncを使えば良いのでは、ということになってしまう。
スマホで読んでいて「ここの文言をちょっと修正したい」みたいなシーンはないわけではないので、
いまはとりあえず無料の範囲で解決しましたがゆくゆくは結局課金することになるかもしれません。
さて、これを皮切りにいよいよ20周年へのカウントダウンが始まったわけですが。
無事に走り切れるのかどうか、この1ヶ月は改めて踏ん張りどころです。