Chrononglyph

#7790

対話式イラスト生成

満を持してと言うべきか、生成AIでいわゆるオリキャラの生成を本格的にスタートしました。
もちろんこれまでにもStable Diffusionで似たようなことはやったことがありますが、うまくいきませんでした。
しかし、初期SDがキャラの特徴をプロンプトに込めてランダム出力するのがせいぜいだったのに対して、
今度契約したChatGPT Plusは生成した画像を踏まえた上で対話形式でのイラスト修正ができるため、
今回は一歩ずつ着実に頭の中に描いているキャラを描き込んでいけます。本当に革新的だと思います。
しかもCivitaiに落ちているようなモデルよりも格段にクオリティが高い。


巷で言われているようにどこかジブリを想起させるような没個性的な絵柄になりやすいというのはありますが、
それでも日本語の自然文を使って対話式でできるのは非常に強力です。
ただ、注意点としてちょっとでもアレな絵を出力しようとするとAIが即停止します。
ChatGPT本人に聞いたところ、直接的な指示でなくてもアレなイラストを出力するような誘導が見られた場合、
アカウントに対してBANなどのペナルティを課す可能性はないわけではないとのこと。
ここでいう「アレ」とは、性的なイラストは当然水着さえも許されないのですが、
その他倫理的に問題のある構図や「戦争」「薬物」を想起させるものはOpenAI基準で全部アウト。
そして著作物として判定されるもの全般もアウトなので結構厳しいです。
たとえば「ドラえもんを描いて」と指示すると速攻で停止するでしょう。
「青くて耳が無い、猫型のロボット」でもダメだと思います。
AIが停止されたら即ペナルティというわけではないものの、内容が直接的であれ間接的であれ、
意図的に何度も停止されるようなプロンプトを書くとヤバそうな気配です。


ただしその規制を掻い潜って無事に出力されたイラストの著作権は、原則としてユーザーに帰属します。
なので頑張れば作成したイラストをそのままサイトに掲載、なんていうこともできるわけです。
ただ、対話式とはいえなかなか地道な作業なのでそう簡単には行かないと思いますが……。


ためしに1人オリキャラを生成しようとしてみましたが、それで強く痛感したことがあります。
それは、自分は20年以上頭の中にオリキャラを住まわせていたと自負していたけれど、
実際にはちゃんと細部まで想像していたわけでは全然なかったんだなということ。
モデルになった女の子の断片的な記憶をオリキャラと称していたに過ぎないとさえ言えるかもしれません。
自分の中で確立していたはずのイメージが、実はちゃんと近づいて見たらモザイクだったというわけです。
なのでChatGPTが「それっぽい」イラストを出力しても絶妙にこれじゃない感を感じてしまう。
確実に特徴は押さえているのでそれっぽいはずなんだけど、
自分の中のイメージがあまりにも曖昧なので納得できるだけの材料が無いという……。


いちおう最初の1人はある程度それっぽさを感じるところまで行き着きましたが、
これはもはやモデルに基づいて二次元の見た目を初めて定義していると言ってもいいかもしれません。
ただ、「それっぽい」段階でも、複数人のキャラを組み合わせた構図にしてみたりすると、
自分が長年描きたかった風景そのものがポンと出てくるので結構衝撃的だったりします。
これをうまく活用すれば頭の中の世界観の解像度もかなり上がるんじゃないかと期待しています。


2018年当時はクラウドソーシングでやろうとしていた全キャラの具現化については、
ChatGPT Plusによってめちゃくちゃハードルが下がったという印象です。
もはや実費を払って文章ベースの案を元にイラストレーターに描いてもらう必要性は皆無。
プロトタイプで良ければ7年前の夢を叶えられる日はもう目前と言っていいでしょう。
ただ、このままだと具現化したとしても個性を出せないのは必至なので、それはこれからの課題になりそう。
個性的な「うちの子」をちゃんと作っている同人作家さんは羨ましいと改めて思います。



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