VTuberの卒業ラッシュ
VTuberグループのホロライブにて、「紫咲シオン」「がうる・ぐら」といった人気VTuberが相次いで卒業を発表。
特にぐらは450万人以上の登録者を誇るトップVTuberということもあり、大きな衝撃です。
そして卒業理由はやはりというか「会社との方向性の違い」。
これが建前なのか事実なのかは分かりませんが、この卒業ラッシュを考えると事実なんだろうなとは思います。
この点、ネットを掘り下げても闇しか出てこないと思うので詳しくは調べていませんが、
それでもホロライブ運営のカバー株式会社の悪評というのはたまに耳にします。
カバーは少数精鋭の人気VTuberが稼ぎ出す莫大な利益にぶら下がる形で存続してきた小さな会社ですが、
上場してから従業員数が1000人に迫る規模にまで急速に膨れ上がっているそうです。
一方、自分が知るかぎりJPホロメン(ホロライブ所属の日本人VTuber)は6期生を最後に増えていません。
ホロライブという箱単位で興味を持つようになってから気にはなっていたんですよね。
これだけVTuberとして人気のグループなのに、全然新人がデビューしないなと。
そうこうしているうちに初期に好きだったさくらみこがいつの間にかトップ級の人気になってしまった。
自分が認知したころは中の上くらいの立ち位置だったように思うんですけどね。
もし、カバーという会社がぺこらやみこちの人気に全面依存しているとしたらとんでもないことです。
そんな不健全な形で今後もやっていけるとは思えない。
なぜ、新人をデビューさせて分散させないんだろうか?
まぁ、それほどVTuberという仕事が難しく、なり手が少ないということなのかもしれません。
ゲームプレイ、トーク、歌唱、ダンス、SNSにおける発信など求められるスキルがあまりにも多いですからね。
当然、カバーとしてはこれらのスキルは向上してほしい。
ということでダンスレッスンやボイストレーニングなどはかなり過密なんだそうです。
卒業したホロメンも、そういった配信外の活動が多すぎて本来やりたかった配信ができない、
という嘆きをクチにしていたので、かなりの自由を奪っているんじゃないかと推測されます。
それがこの卒業ラッシュの要因だとしたら、カバーは湊あくあの卒業から何も学んでいないことになる……。
もしかして、もう歯止めが効かない段階に入っているのでしょうか。
一般的な会社でも社員が抜ければ残った人間に負荷が回るのは当然ですが、
VTuberの卒業はその負荷の度合いが桁違いです。
まして、がうる・ぐらは450万人超の登録者を抱えるトップ配信者。
この卒業によるダメージは半端ないと思うのですが、果たして残ったメンバーでどう穴埋めするのでしょうか。
それでさらに負荷が高まればまた一人卒業、という悪循環になると思います。
典型的なブラック企業の現場のそれですね。
そういうことが世間にも広く知れ渡れば、たとえ金の卵がいたとしてもホロライブに入ることは拒むでしょう。
結局、個人勢としてやっていく方がメリットが多いという話になるわけですからね。
この辺は配信自体は個人でもできてしまうという業界ならではの悩みなんだろうなと。
個人勢でありながらホロメンとも仲が良いしぐれういは本当に勝ち組だなとつくづく思います。
キズナアイから始まった日本の新しい文化であるVTuber。
いまや、VTuberのファンとしてイラスト制作や漫画、インディーズゲームなどの同人活動に勤しむ人もいて、
そういう意味でも大手タレントにのしかかるプレッシャーは大きいと思います。
トップ級の卒業という爆弾が爆発するだけで甚大な影響を与えかねないというのが現状。
このままずっと成功し続けて欲しいという気持ちは強くありますが、
裏方をカバーという会社に託すことができるのかちょっと不安になってきました。
にじさんじなどの二番手がいずれ規模の上で追い越すことになるんでしょうかねぇ……。