Chrononglyph

32bitスマートフォン

#7389

セキュリティの最終防衛線

レガシーなゲームを動かす専用の第3端末(第2のサブ機)、iPhone 5。
当初、これを使ってメイン機にも置けないような秘密の情報を保存できないか考えていました。
例えばオンラインに保存することがリスクになるような仮想通貨ウォレットのニーモニックフレーズなど。
いまのところ自分はこれを1Passwordに保管しているのですが、
パスワード管理ツールのクラウドサーバーに保管するなんてとんでもない、と言う意見もあるし、
自分もそれなりにリスキーだとは思っています。
ニーモニックフレーズはそれ単独で仮想通貨の口座にアクセスできてしまう超重要情報ですからね。
しかしそれを言い出したら1Passwordを使えないことになる。
このサービスは256bit暗号化によって運営すら複合できないデータとして保管されているため、
基本的には何を保管しようが安全だと思っています。
ただ、サービスが未来永劫続くのかと言われると怪しいですが……。
なので、遺書みたいなものをここに保管するのは適していないと思います。
そういうのは結局アナログが最適かと。


iPhone 5に保管するニーズがあるとしたら、まずその1Passwordの情報を復号するための秘密鍵。
そしてiPhoneに万が一のことがあった場合に復旧するためのリカバリーキーの2つです。
これらはメイン機を使えない状況でも参照できるようにするべき、
という点でiPhone 5に保存するのはある程度理にかなっています。
ただ、レガシー端末であるiPhone 5が本当に適当なのかと言われると若干微妙のような。


個人においてセキュリティの最終防衛線をどうするかというのは意外と難しく、
また考えていてなかなか楽しいテーマでもあります。
紙に書いて財布に潜ませていれば安全? 雨に濡れて解読できなくなってしまうかもしれない。
そもそも10年以上保管するなら紙という媒体自体が不安。
かといってデジタルの場合、ネットに接続するとそれだけで流出のリスクは否定できない。
iPhone 5のようなレガシー端末は故障のリスクがあり、故障したらどうにもならない……。
保存専用媒体であるUSBメモリやSDカードは保管に適しているように見えますが、
実は放置しているだけでデータが破損するリスクがあり、決してこの用途に向いているわけではありません。
磁気で保存するMOはこの用途に向いていますが、
全然普及しなかったということもあってそもそも対応ドライブがすでに希少という。


とりあえず言えるのは、どれも完璧な保管方法は存在しないので2種以上を使い分けるべきかなと。
バックアップのバックアップも作った上でiPhone 5に保管するのはアリなのかもしれない。
紙媒体はやはり経年劣化が不安なので、長期保存に耐えられる紙とペンを探した上で、
極力劣化しないかつ安全な環境で保存できる方法を探すべきですかね。究極的には銀行の貸金庫とか。


あとはトリッキーな方法として、
改ざん不可能なブロックチェーンインターネット上のプライベートメモアプリを使う手があります。
ブロックチェーンは個人の意思では止められずサーバーが止まるなどといったトラブルも無いし、
コントラクトアドレスなどとの紐付けが必須ならそれなりにセキュリティも強固なはず。
まあ、ホストしているサービスを信用できるかどうかが大きなネックになるため、
完璧を求めるならやはり手元に残す方法を採用するのが無難だとは思いますが。


ともあれ、スマホが財布より大切な貴重品になって久しい昨今、
セキュリティの最終防衛線についても今一度しっかり考えておきたいところです。
万が一の事態が起きてしまってからでは遅いですからね。


#7379

レガシー端末新調

秋葉原で5店舗巡っても見つからなかったiPhone 5ですが、メルカリであっさり手に入りました。
しかもわずか4,000円台なのにほぼ傷無しの超美品!!
出品者の方には頭が下がります。ただちょっとバッテリー最大容量が怪しいかな?
届いた本体で軽く動作確認後、今度はAmazonで画面保護ガラスとケースを注文。
10年前のモデルなのにガラスフィルムもケースも普通に売ってるんですね。すごい。
そしてさっそく32bit時代のアプリを337本入れてみました。


いまプレイしても楽しめる殿堂入りのアプリも決して少なくないですが、
やはり大半はめちゃくちゃ面白いというほどでもない小粒なゲームたち。
これからは長い時間をかけて1本ずつ動作確認しつつ遊んでいくことになると思います。
ちなみに337本の中にはモンハンもあります。そう、かつてMHP2ndのiOS版が存在していたんですよね。
これはちゃんと動きました。物理キー無しでのモンハンが楽しいかどうかはさておき、
こんなちっこい端末でモンハンができるというのは驚きです。


動かないアプリもちらほらあります。
ざっくりとした印象では、Retina Display対応以前にアプデを打ち切っているような
レガシーなアプリ群の中でもさらに古いアプリは厳しいようです。
Retina DisplayはiPhone 4ですでに対応しているので、iPhone 3GS以前となるとさすがに厳しそう。
かつてそれなりにプレイしたタイトルだと『Blockee』『Aztec Quest』が動きませんでした。
ただRetina Display非対応でも動くものもあり、何が違うのかは分かりません。


あと厄介なのが、かつて存在したゲームスコア管理プラットフォームの「OpenFeint」。
のちにApple謹製で同等機能を持つ「GameCenter」にお株を完全に奪われてしまい、
グリーに買収されて息の根を止められてしまった可哀想なサービスです。
超マイナーなゲームにも世界ランキングを実装できるという点では好きなサービスでした。
これに対応しているゲームはどうやら起動時やスコア記録時にOpenFeintのAPIへアクセスしているらしく、
ここでネットワークセキュリティの関係で弾かれて次に進めないアプリがかなりあります。
APIが配信停止しているせいなのか、CloudFlareのせいなのかはなんとも言えません。
これもOpenFeint対応でもちゃんと動くアプリもあれば進行不能になるアプリもあって謎が多いですが、
OpenFeintに対応したままアプデを打ち切ったアプリは結構多くあり、
現時点でもこれのせいで動作しないアプリは5つほど見つかっています。
OpenFeint対応アプリはそれなりにあるので、動作しないアプリは予想以上に多そう。
ちなみに、かつてOpenFeintで1位を取った『RuneTrails』は無事でした。


もしセキュリティの問題ならVPSを噛ませばワンチャン動くようになるかもしれませんが……
技術的なハードルはかなり高そうです。先駆者がいないと厳しいかも。
いまどき32bitゲームを集めてホクホクしてるような変な人はあまりいないと思うので望み薄かなと。
あと可能性があるとしたらAndroidの方に同等のアプリがあるのを祈るくらいですかね……。
Androidの方の事情はさっぱり分かりませんが。


ともあれiPhone 5の最終アプデ版はいままで使っていたiOS 8のiPhone 5sと違って
暗号化通信のバージョンが最近のネットにも対応しているので、
いざというときのサブ機としての運用も可能になり一気に幅が広がりました。
3.5mmイヤホンジャックもついているので
YouTubeアプリをDLしておいて寝落ちASMR視聴用スマホとしても良いかも。
そういえば寝落ち音源アプリの元祖「Ambiance」も動くんですよね。
しばらくは2台携行することになりそう。