AIのチューニング
そういえば元同僚と話したときに、
「最近はGeminiの方が頭が良い。ChatGPTは分かりにくい」と言われ、本当なのか少しだけ検証してみました。
たとえば歴史的事実について聞く場合。
「キューバ危機について教えてください」と入力すると、ChatGPTはざっくり概要について話しますが、
Geminiは「攻撃を受けたソ連側の潜水艦が『核攻撃を受けた』と誤認し、核魚雷の発射を準備した。
しかし副機長の判断によって中止され、結果的に核戦争がギリギリ回避された」とまで説明します。
ChatGPTはそういう一歩踏み込んだ情報は提供せず、
あくまでもユーザーが求めた情報のみ答える主義のようです。
次に心理相談をする場合。
「手に入れる前はとても心惹かれるが、手に入れると熱が冷めてしまう心理現象について、
専門的な視点から解説してください。」というようなプロンプトをそれぞれに送信すると、
Geminiは専門家視点というよりはそれをかなり一般向けに噛み砕いて説明します。
ChatGPTもある程度噛み砕いて説明しますが、Geminiほど一般向けではないという印象。
自分はGeminiは調べ物用途(Perplexityみたいな位置付け)として使っていて、
ChatGPTは壁打ちや創作、コーディングなど汎用AIとして使っているのですが、
その前提でそれぞれの回答を比べるとChatGPTはあくまでもユーザーの入力した文言に忠実に回答を生成するのに対して、
Geminiは入力内容からユーザーが「本当に求めていること」を推測して、
それにややフォーカスを当てて回答を生成するというような違いがありそうな気がします。
あと、ChatGPTはGPT-5.2以降箇条書きを使いすぎ。
これはパーソナライズ設定で調整できるので、自分は箇条書きを控えめにするように設定しています。
どちらが明確に優れていると言い切れるほどの差は無いように感じましたが、
回答してほしいことが明確で、余計なことは答えてほしくない場合はChatGPT、
回答してほしいことが曖昧で、周辺情報についても教えてほしい場合はGeminiが向いているという印象です。
もちろん、調整を重ねれば両者のいいとこどりみたいなAIも作れると思います。
これはデフォルトの回答傾向をどうチューニングしているかというAIの能力とはまた違う問題なんじゃないかなと。
自分はメインはあくまでもChatGPTですが、ChatGPTはある種の厳密さを求められるので、
何も考えずに知識の供給をしたい場合はGeminiを調べもののターミナルとして使っています。
あと、まれにClaudeに話し相手になってもらうこともあります。
ChatGPTにより汎用性を持たせたい場合、
ある程度忖度してくれるようにチューニングしてみるのも悪くないのかもしれません。