ローリスクの取引戦略
今月期の仮想通貨取引結果はプラス26万円でした。わーい。年初来最高記録です。
先々月の大負けをこれで完全に取り返しました。
自分の仮想通貨取引は「大きく負けると次は必ず負ける」と言うジンクスがあるので、
来月また大負けで質屋のお世話にならないよう今月の教訓を余すところなく書き残したいと思います。
まず銘柄(トークン)の選択。
これはまず出来高が減少してきているなら売り、出来高が上昇傾向なら買いのチャンスと考える。
特に出来高ランキングでいつもいないような位置にいる銘柄が狙い目です。
ただそれだけでは決められません。次にビットコイン建ての価格推移を見ます。
簡単に言えば、ビットコインの流れに逆らっている場合は買い(売り)支えが強いということ。
ビットコインなど他の銘柄が下げているのに単独で上げていたり。
そういう場合はさらに上がる可能性があると言えます。
ターゲット銘柄を決めたら次はポジションインのタイミング決め。これはMACDを見ます。
MACDが買いトレンドを指しているときの買いの勢いと、売りトレンド時の売りの勢いを見る。
勢いが強い方がざっくり言えば有利なので、次にそのトレンドになったときがチャンス。
大事なのは、銘柄を決めたからといってすぐにポジションを開かないことです。
自分は銘柄探しの結果見つけたお目当てはブックマークしておき、
必ず時間を置いて再確認してからポジションを開くようにしました。これが結構大事なのかなと。
あと見るMACDは当然さまざまなレンジです。
各レンジを比較してダイバージェンスが見当たらない場合はかなりのチャンスです。
銘柄とタイミングを決めたら次は証拠金額とレバレッジを決めます。
この辺はまだ手探り中ですが、自分は最大証拠金額は先物口座の50%までと決めています。
ただ勝ちが重なってくると50%も結構高額になってくるので、必ずしも50%が正解ではありません。
これは単なる肌感ですが、「勝ちを実感できる純益の最低金額と同額」くらいが妥当かなと。
今月、自分は証拠金額を150〜250ドルでひたすら150ドル程度の勝ちを積み重ねました。
去年までの自分だったら、これでは物足りなさを感じてどんどん倍プッシュしていったと思います。
しかし、それこそが大損の引き金になるんですよね。
単純に証拠金額を増やすということは損失時の額も大きくなるということです。
そしてそれが手元の資金で賄いきれなくなればロスカットとなり全財産を失う。
トレーダーがまず避けるべきなのはそれで、利益の金額は二の次なのだと思います。
安定して勝てないのに大勝ちを狙うのは無謀というもの。
証拠金額を少なくすると、ちょっと読みが外れても時間さえかければ最終的に勝つことがあります。
チャートは大抵波を描くように上下しており、広いレンジでも下がったらいつか上がるからです。
証拠金額が多いと「いつか上がる」前に損失が大きくなりすぎて強制退場となってしまいますが、
逆に言えばそれさえ避ければあとは放置していればいつかは救われるんですよね。
とはいえたかだか数千円を拾っても面白くないのも事実。
そこで自分は今回150ドル(約2万円)というラインを引いて挑んだわけです。
勝てばそのたびに2万円もらえると考えれば、まあ悪くないかなと。
純益があまりに少ないと真剣にやらなくなってしまいがちなのでここは難しいところです。
2万円勝つのが当たり前になってきたら徐々に証拠金額は上げざるを得ないでしょう。
その場合はロスカットされないように軍資金を十分に用意する必要があります。
150ドルから300ドルに基本証拠金を上げるなら用意する資産は2000ドルくらいは欲しいですね。
去年までの自分は軍資金1000ドルで証拠金800ドルとかやってよく玉砕していましたが、
いまになってみればそりゃあ玉砕して当然だよなあと。
ポジションを開けたら次は利益確定ですが、これは目標金額に達したら何も考えずに利確する。
これで特に悩むこともありません。
目標金額後も様子を見ていたら急激に暴落するケースもよくあるので、
ポジションクローズに関しては淡々とやるのが大事かなと。
そして利確したらその銘柄はすぐにブックマークから消す。チャートは見ない。
チャートを見てもし予想以上に高騰していたらガッカリするだけだからです。
目標金額を利確して物足りないなら目標設定が誤っているということになるわけですが、
だからと言って欲望のままに高く設定すればいいというものでもない。この辺は難しいところです。
チャートを見て「まあここまでは来るだろう」というラインを見つけるしかありません。
妥当な利確ラインの探し方についてはまだまだ模索中です。
あとストップロス注文ですが、今回はあえて設定しませんでした。
無闇にストップロス注文を設定してしまうと、
いずれ利益が出るのにその前にマイナスで利確してしまうケースが多くなるためです。
2022年夏頃にブログに書いた「勝率5%の取引」は過剰なストップロス注文設定のせいです。
大勝負で大損しないためにストップロス注文は重要ですが、
証拠金をグッと少なくしてセーフティな取引を心がけるならむしろ設定しない方がいいと思います。
ただ、ストップロス注文を設定しない取引では
クジラの悪戯によって価格がとんでもなく変化した場合にロスカットとなるリスクを避けられません。
その対処としてはとにかく軍資金をたくさん用意するしかないですかね……。
ただ、予想を遥かに上回る値動きだったらその軍資金も全部持っていかれる危険性があり、
必ずしも安全と言えるような策は無いのが難しいところです。
これについては少ない金額も大きく値が上下するような小規模の市場を避けることと、
経済指標となるイベントをチェックしておいてそのタイミングを避けることである程度回避できます。
以上を徹底することで今月に関しては非常に高い勝率を叩き出しました。
具体的には、負けたのはただ1回であとは全部100ドル以上の利益を出しています。
その積み重ねで26万円の利益となったわけです。
ただ、当然それ相応にチャートは頻繁にチェックしています。頻繁というかほぼ1日中です。
ゆるゆるな職場でしかもテレワークだからこそできる副業という感じはしますね……。
多忙な現場に放り込まれたらとてもじゃないけどできません。
2022年11月以降、平均月収10万円以上という目標は02月を除き順調に達成できているので、
来月も10万円以上を目指して頑張ろうと思っています。仮想通貨単独で年収100万円はもう堅そう。
いや、油断は禁物ですが……。