便乗の罠
仮想通貨、アルトコイン抜きで15万円まであと少しという局面に来ており、
11月10日までの休止期間を通り過ぎたのでそろそろ取引を再開してもいいかなと思っていたところ、
アメリカ政府の閉鎖が解除されるとのニュースが飛び込んできました。
これは投資家には良いニュースで、伝統的に閉鎖解除後は株価が高騰する傾向にあります。
ならばそれに便乗して小銭を稼げるのではないか……と久々にロングポジションを入れました。
それが壮大な罠だったとも知らずに……。
ポジションを開けて直後は少しだけ値が上がり、微妙な利益は出ていました。
ここでは利確せずにしっかりと閉鎖解除による旨みを享受してから利確しようと思い保留していると、
自分が寝たあとのアメリカ市場時間でまさかの反転大転落。
あっという間に10000ドル近く値を下げ、大きな含み損を抱えることになってしまいました。
これはたまたまではなく、「寝る前利確」の原則を守らなかった自分が悪いです。
下落の要因について軽く調べてみると、まず米政府閉鎖解除はもう価格に織り込まれていたとの見方が強く、
今回はわずかな値上がりで終わってしまったとのこと。
それよりもむしろ、FRBメンバーが立て続けに12月の利下げに否定的な見解を示したことで、
市場から資産を退避する流れができてしまったとの見方が有望です。
一般に、利下げするほどリスク資産(株やビットコイン)に資金が流入しやすく、株価も上がりやすい傾向にあります。
これまでは「12月はまず利下げするだろう」という楽観的な見方が支配的だったので株価が上がり続けていたのですが、
どうやらそうではないらしいとのことで、楽観的な分のリバウンドが発生したということです。
実際には利下げの根拠になる雇用統計などの重要指標がどうなっているのかは誰も分かりません。
しかし政府閉鎖によってその発表が遅延したり欠落したりするという状況になったため、不透明感が漂っています。
この不透明な状況で利下げは断行できないというのがFRBの立場なのでしょう。
ただ、トランプ大統領陣営は利下げをしたいそうで、大統領の息がかかったメンバーは利下げに肯定的です。
いまのところ、実際に利下げされるかどうかは五分五分といったところのようです。
問題はこれにビットコインがあまりにも過剰反応している点。
ビットコインが伝統市場とある程度連動するというのは昔からですが、今回は下落幅が圧倒的です。
仮想通貨界隈に特有のネガティブなニュースが入るとこうした極端な下落もあり得ますが、
今回はそういうこともなくただただ雰囲気で下落率トップになってしまっている。
まぁリスク資産の筆頭なので、利下げが後退すれば真っ先に資金が抜かれるというのはそうなのかもしれませんが……。
「利下げしないかもしれない」という程度のニュースだけで10000ドルも下落されては困るわけですよ。
こんなことがちょっとしたことで起きるようでは、数千円程度の小遣い稼ぎに使うにはリスクが大きすぎる。
でもまぁ、これこそが仮想通貨界隈という感じもしますが……。
いくつかのコミュニティを観測するかぎり、「総悲観」と言っても差し支えない雰囲気にはなってきました。
希望があるとすれば、いまかつてないほどショートポジションが溜まっているはずなので、
一度明確に上向けば上昇幅はかなり大きいはず。
「利下げしないかもしれない」だけでここまで落ちているということは、
逆に言えば「やっぱり利下げするかもしれない」というニュースさえ入ってくれば高騰する可能性はあります。
まぁ、いずれにしろそういうポジティブなニュースが必須なのは間違いないでしょうが。
いま残っている買い手の地力だけで上に行けるような状況ではなさそうです……。
とりあえず自分は、ロスカされてもされなくてもこれを年内最後の取引にして、
ポジションを解消し次第現金化してしまうつもりです。
仮想通貨取引は本腰入れてやるもので軽率にポジるものではないと何度も戒めなければならない……。