恋愛観の整理
2020年からいまだに毎週続いている当時の同僚との毎週金曜日のゲーム会で、
ついに「恋バナ」が解禁となり長々と話していました。
1日では語りきれなかったので次週に持ち越し、そこでさらに本格的な議論になると思うので、
その前に自分は婚活・恋活についてどうありたいのかについて改めて整理しておくことにします。
年始に、今年は恋活の土壌がある意味社会人以降初めて整った年なので、
のち人生で後悔しないように行動したい1年にしようという話を書きました(#07323 / 2024年01月04日)。
思い返せば社会人になったのが2013年、初年度はそもそも非正規だったので論外として、
2014〜2019年はブラック企業でそれどころではなかったし(まあこれは言い訳ですが)、
それに付随して2018〜2022年は精神的に参っていたのでそれどころではなかったし、
2022〜2023年は仮想通貨の負けによる金銭的困窮によりそれどころではありませんでした。
2023年の終わりにボーナス満額支給と30年来の睡眠障害の寛解によって状況が改善し、
そこで満を持して迎えたのが今年というわけです。
この12年で対人関係の考え方もかなり進歩し、コミュニケーション能力もかなり良くなったと思います。
それらと引き換えにどうしようもなく歳を取ってしまったわけですが……。
2019年以降は、いわゆるチャットアプリ(匿名系SNS)によって手軽に異性と話す機会を手に入れ、
いろいろな年代とさまざまな話をしました。
そこでは異性と気が合うこともありましたが幻滅することもありました。
200人くらいと話したわけですが、結局チャットアプリからの恋活は不毛という結論に至っています。
と言うのもお互いに簡単に次の話し相手を手に入れられる=乗り換えられる以上、なかなか個々人を尊重しがたい。
何か少しでも認識のズレがあったら会話をやめて次の人へ、というパターンがよくあります。
そもそも真面目に相手を探そうとしている人が少数派で、変な人も多い界隈です。
最初の1発言以外すべて塩対応だったり、会話の引き出しが皆無な人はザラにいる。
場合によっては独身を装った既婚で不倫相手を探しているなんていうケースもあり油断できません。
独身同士話が通じても、それはそれで顔写真もプロフィールも無いので無条件に期待が高まりがち。
いざ会ってから幻滅するというパターンは顔を公開するマチアプですらあるので、
チャットアプリでも往々にしてあるでしょうし、自分も1人目がまさにそのパターンでした。
話が合う=恋人として適格というわけでもないということですね。
どうしても見た目の相性というものがあり、それは無視できないくらい大きな要素らしいのです。
またチャットアプリ自体はそもそも出会いを禁止しており、運営側にバレればBANされて音信不通になります。
2人目がおそらくそれによって連絡が途絶えてしまいました。
これらの事情から、チャットアプリは入り口は広いもののそれでも不毛と言わざるを得ません。
かといってマチアプもその構造的に非モテにはアンフェアすぎるのが実情であり(#07134 / 2023年06月29日)、
やはり間口が広い出会い系ツールには限界があると思っています。
だいたい、せっかくの恋人を作るのにそんな馴れ初めでいいのかと。
なので現状としては、会ってから交際するかどうかを決める
いわゆる街コンがほぼ唯一の選択肢と思っています。要は現代版お見合い。
昔は街コンも全否定していたけど、もはやこの年齢で負け組だとそれくらいしか拠り所がないわけです。
プロフィールベースで決める結婚相談所よりもこちらの方がまだ有望とさえ思っています。
ただ、こうなると見た目勝負になるのが難しいところ。
身だしなみを整えるために準備しなければならないことは多々あり、率直に面倒くさいです。
ただ年内に一度くらいはその面倒くささを乗り越えてチャレンジしたいところではある。
その上で考えなければならないのが、じゃあどういう相手でどういう交際が理想的なのかということ。
恋愛哲学みたいなことを考え出すとキリがなくなってしまうのですが、
「お互いにとって、お互いが道を踏み外さないためのプレッシャーになる」
というのが現時点での自分の考えです。
独身であれば自由奔放であるがゆえにいろいろなことができ、それに対して責任も伴いません。
だからこそ、人知れぬところで道を踏み外してしまうということがよくある。
自分は2022年に仮想通貨に手を出して失敗しましたが、
こういう愚かな行動は恋人がいたらやらないと思うんです。
見られていなくてもその存在自体が「この人の恋人としてこういう行動は相応しくないな」
というブレーキとして作用するわけですね。
このブレーキが良い効果をもたらすのは他にもテレワークや食生活、金銭感覚などたくさんあり、
それはこれまでの経験から独力で改善するのは非常に難しいという認識です。
一人暮らしの独身は誰も見てくれる人が居ないので、やはり誠実さからは遠ざかりがち。
それはある意味自由の対価ですが、自分のような人間にはその副作用があまりにも重すぎる。
仮想通貨のように明らかに道を踏み外したり、自堕落生活に慣れて非生産な日々が続いたり。
恋愛や結婚は、それを解決してくれるのではないかという期待はあります。
もちろんその対価としてある程度自由を差し出さなければならず、
結局それによってやりたいことができないというリスクもあるわけですが。
まあ要は、いままで散々自分の人生を悩ませてきた承認欲求の矛先になってくれるのが望ましいと。
「誰かにとっての自分」を磨き上げるために必要なのが恋人という認識です。
それが自分が恋人に求める唯一の条件と言ってもいいのかもしれません。
もちろん趣味やその他価値観が一致しているに越したことはないし、
趣味のいずれかひとつくらいは語り合えないと末永く付き合うのは難しい気がします。
ただ、いまの世の中ゲームなどのインドア系を趣味とする女子はそんなに珍しくないと思うんですよね。
それよりもこの承認欲求の問題を受け入れてくれる人と出会えるかどうかの方が優先度は高いです。
さらに自分がその人の承認欲求の矛先になれるかどうかという問題もあることを考えると、
これを求めることは結構ハードルが高いと思っています。
もちろん実際に街コンへ参加するたびにこのハードルは適宜修正することになるでしょう。
この辺の考えを同僚との議論によってまとめあげた上で、
街コンに参加するにあたって最低限必要なおめかしについて調べて実践して、
まあ春の終わりくらいまでに1回目の実戦に臨めればいいかなといった感じです。
長年のチャットアプリ経験によると、本当に気が合う人と巡り会えるのは20人に1人くらいの割合です。
学校のクラスに一人はいるという計算で、これは自分の学生時代の経験則にもおおむね一致しています。
2017年に街コンにちょっと参加した経験からすると時間内に話せるのは10人がせいぜいなので、
1回では望み薄で、まず2回は参加してみないと有望な人に出会うことすら難しいということに。
当然、付き合うなんて考えられない変な人とも話さなければならなくなり、
それもそれで不毛な活動ですが……それも逃げられないような段階に差し掛かってしまった以上、
どこかで向き合う覚悟が必要になってくるのかもしれません。