漏電による停電
おそらく上京以来一番怖い思いをしました。
どうも最近トイレが臭いので調べてみたのですが、封水(トイレに溜まる水)が不足することによって
下水からの臭いが立ち上ってきて臭ってくる可能性があるそうです。
対処方法としては封水を増やすことで一時的にそれを回避できるということで、
まあ今度専門業者に見てもらわないとダメかもなあと思いつつも、
台所でバケツに水を入れてトイレにぶち込んでみたんですね。
そして2回目の水を入れようとしたその瞬間、突如としてブレーカーが落ちました。
23時過ぎという真夜中ということもあって目の前は真っ暗になり、家電製品はすべてが停止。
ゾワワーと鳥肌が立ち一瞬で寒気がしてきました。
夜の停電は十年以上経験していませんでしたが、久々なだけにものっすごい恐怖でした。
とりあえず一呼吸置き、スマホのライトを頼りにブレーカーを上げるのですが、
「バツンッ」という音とともにすぐまた下がってしまう。何度やっても同じです。
これは電気系統になんらかの不具合が生じたのだと思い、
暗がりの中検索して東京電力管内で停電トラブルを受け付けるカスタマーサービスに連絡。
確認してもらったところ地域には停電は発生しておらず、マンション内でも自分の部屋のみ。
何らかの問題が発生している可能性があるので、
最大90分後までにスタッフを派遣してくれることになりました。
電話後、もう一度ブレーカーを上げてみると今度はしばらく電気がついたままになりましたが、
それでも5分後にはまた落ちてしまいました。
どうしたものかと暗闇の中スマホで暇を潰していると、約70分後に東電のスタッフが到着。
その直前にもう一度ブレーカーを上げてみると、今度は問題なく上がりました。
スタッフによると、今回落ちているのは漏電を検知したことが原因とのこと。
つまり漏電の原因となっている家電製品を直す必要があると。
漏電と聞いて何か心当たりはありますかと聞かれ、すぐに思いついたのはシンクの脇にある電気ケトル。
電源プラグを抜いてみると明らかに濡れていました。
さきほどトイレの封水を足すときに水がシンクの脇にこぼれ、電源タップに水がかかったのでしょう。
そういえばブレーカーを上げたとき、電源タップが「ブチブチ」と音を発していたような……。
スタッフによると、各種検査を行うと異常が無かったとしても13,000円の請求をすることになり、
見たところブレーカーが上がってしばらく無事なら検査しても何も出てこない可能性が高いとのこと。
何か異常がある場合は最初にブレーカーを上げたときのように上げてもすぐ落ちるのだそうです。
漏電の心当たりがあるならそれを排除してみて様子見することをオススメしますと言われ、
深夜帯ということもあったので今回はその通りにすることにしました。
まあ……十中八九この電気ケトル周りが原因でしょうし。
費用が大家持ちになるならここまで来てもらったんだし検査してもらうのもアリかも……
とも思いましたが、原因である家電が自分の所有物だと負担は自分になるそうなのでやめておきました。
一人暮らしの停電はブログを遡ると黎明期にわりとよく経験していて、
中でも2008年にシャワーを浴びている最中に落ちたのが最大の恐怖体験でした。
それには及ばないですが今回もなかなか。
まあ、とりあえず原因が分かっただけ良かったかなと思います。
今回を機に少なくとも電気ケトルは配置を変えなければなりませんが、
長期停電が起きたときのことを考えると予備電源や電池で動くライトなどは必須かなと思いました。
あと、停電するとIoTが全部使えなくなるという脆さを考えると家電のスマート化もハードルは高いですね。
2021年にいくつか購入したスマート家電ですが、
これに依存した生活は方向転換を余儀なくされることになりそうです。